小3 サツキの山 4.3週 「たびをする草や木のみ」(感) すずめ
2013/04/15 16:28:08 422
3年生になったばかりの人は、感想文は初めてですね。言葉の森の感想文は、長文をよく読んで、そこに書いてある話に似た話をみつけて構成します。
似た話は、自分の経験はもちろん、おうちの方と対話して、聞いた話を使います。
今回は、とても身近な植物が登場するお話なので、楽しく対話できると思います。
<実例1>
母「そういえば、子どもの頃、たんぽぽの綿毛が耳に入ると聞こえなくなるから気をつけなさいって言われたのよ。」
子「えっ! それほんとなの!?」
母「うーん。たぶん迷信だとおもけど。」
妹「でも、お耳に綿毛が入ると、そこからたんぽぽが生えてくるって、パパが言ってたよ~」
母・子「えっ!!」
<実例2>
祖母「〇〇ちゃん、カタバミって知ってる?」
子「ううん、知らない。」
祖母「じゃあ、ちょっとお庭に降りてごらん。」
子「えっ、おもしろい。種がはじけて飛んでくるよ。」
祖母「ほら、こっちのも触ってごらん。」
子「ぷっくりしているのが、よく飛ぶなあ。」
祖母「そうね。熟した種が入っているからね。」
カタバミ ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%9F%E5%B1%9E
<実例3>
父「種と言えば、オナモミもおもしろいよ。」
子「オナ……?」
父「ほら、毛糸の服なんかにくっつくトゲトゲの……。」
子「あー、知ってる!」
父「あれはどうしてくっつくか知ってる?」
子「どうしてかなあ。」
父「あれはね、けものの体にくっついて種を運んでもらうためなんだってさ。」
子「えっ! すごいなあ。そうなのか。じゃ、ぼくも運んだわけだね!」
オナモミ ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%A2%E3%83%9F
似た話と言っても、長文の内容にぴったりなものでなくてもよいのです。
出てくるものや人に関連することを話題にできれば十分です。
また、おうちの方からもなかなかちょうどよい話が出ない場合、いっしょに百科事典やインターネットで調べ学習をして書くのもよいでしょう。
さらに、「題材」の項目にある「もし~だったら」を使っていっしょに想像の翼を広げてみるのも楽しいものです。出てくるものになりきったり、現実にはありえないシチュエーションを思い描いたり。ふだんはあまり聞けない、大人の「もし~だったら」を子どもたちは興味深く聞くことでしょう。
<<授業の渚>>
http://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=sa&tuki=04&syuu=3