国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   まさかソフィーは感想文   おそほ

 あなたは、世界をわかりきったものだと思っている仲間では。しかし、この世界そのものはどうなっているんだろう。こんな世界はありかな。世界は宇宙空間のようにふわふわと漂っているのではないだろうか。残念なことに私達は子どものうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。それによって、私達は大切な何かを失う。
 私は、小さい頃、不思議だと思ったことがある。今、思い返すと何故そう思ったのだろうと、思う。残念なことに、月日がたち過ぎてもう、思いだせない。せめて、覚えていることを書こうと思う。年は、幼稚園の年少の時ぐらいだった。不思議と思ったものは、雪だ。私は、
「わぁ、部屋に雪が降ってる。」
と、言った。部屋に雪が降るなどありえない。小さい私は、まるで雪のようなものと、雪をかんちがいしたのだ。かんちがいしたものとは、舞っているホコリ。舞っている時に光がさしこみ、キラキラしている時は、もっと雪に見えた。しかも不思議なことにたまっているホコリは、ちゃんとホコリとわかっていた。また、思い返すと粒が雪よりものすごく小さいのに雪だとおもっていた。舞っているホコリが、雪ではないことがわかったのは、幼稚園の年中の時だった。その日も小さい私は、舞っているホコリを見て、
「雪が降っている。」
と、はしゃいでいた。場所は、子ども部屋で近くにいた父にそういったのだ。多分、父はびっくりしただろう。そして、小さい私に
「それは、ホコリだよ。」
と、真実を言ってくれた。小さい私も、びっくりして、そして、はずかしかった。不幸中の幸いで、人前で言ったのはその時だけで、父にしかはずかしい思いをしなかった。
 母が恐いと思ったのは、大人らしい。母によると昔の大人は、問答無用・理不尽だったらしい。私もそう思う。私のおばあちゃん、つまり母の母がそうだ。私も恐いと思ったことがある。ほかにも、母の父や先生も恐かったらしい。私はそのことを想像することが恐い。もし、私だったら到底耐えられない。
 人間にとって不思議とは、ドキドキ、ワクワクするものだと思う。私達の好奇心を満たすものそれが不思議だと思う。不思議が無ければこの世界はものすごくたいくつだと思う。しかし、大人になるにつれ、不思議が常識になってしまう。大人になると、無くしてしまうものそれは、不思議だと思う。どんな小さな不思議でもいいから不思議を無くさないことが大切だと思う。

   講評   hira

 ステキな幼い頃の出来事ですね。小さい頃の透明な気持ちが伝わる物語のようです。
構成 ●要約
 今回はいつもと文体が異なる内容だったので書きにくかったと思いますが、ひるむことなくサッとできました。「習慣」の言葉を入れると完璧です。
題材 ● 前の話聞いた話 ◎ 体験実例
 種明かしをしないで、後で「ホコリ」とする書き方は上手いね。三段落目は「母が不思議に思っていたのは、大人の怖さらしい。」とするとよりわかりやすくなるよ。
表現 ● たとえ ● ことわざの引用◎ ユーモア表現
 ことわざは「初心忘るべからず」あたりが使えそう。
主題 ● 一般化の主題
 長文を消化して、体得したからこそ書けるまとめです!


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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