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　　　島に住む動物と大陸の感想文　　　実乃介★

　島に隔離された動物に見られる、このような体のサイズの変化の方向性が「島の法則」と呼ばれるものだ。
獰猛な捕食者に比せられる様々な思想と戦い、きたえぬかれた大思想を、大陸の人々は生み出していた。
動物に無理のない体のサイズがあるように、思想も人類に似合いのサイズがあるのではないか。
　私のクラスにも、この長文がお似合いの人がいます。通称・ＨＢＭという男子です。ＨＢＭは、頭が良くてテストの成績もすごく良い、天才少年です。しかし、ＨＢＭは「頭が良いからって・・・」と、周りの人達から言われていて嫌われている存在です。
今日も、算数の時間に大活躍！何回も何回も手を挙げて「ここは、こうなるから式は何たらかんたら・・・」と、先生に説明していました。男子達は、「おぉ〜、すげぇ！」と、ＨＢＭをほめます。すると、ＨＢＭはいい気になりながら
「フン、こんなの超楽勝なんだけど。出来ない方が馬鹿なんだよ。」と、自慢してきます。でも、やっぱり文句が言えません。
何の教科でも必ずトップをとっている人に文句言ったって、言い返されるに決まっています。言い返されて、こっちだって何にも言えなくなってしまいます。でも、ＨＢＭは体育がそんなに大得意ではないのです。５０ｍ走のタイムを計ったとき、私は９秒とちょっとぐらいの最悪なタイムでした。ＨＢＭに、タイムを聞いてみたら「ん？俺かよ、俺は９秒とちょっと。」と、言っていました。
えぇっ！ほとんど、ＨＢＭと自分、タイム一緒じゃん！私は、飛び跳ねました。「わぁ〜い♪何だぁ、ＨＢＭって意外に体育苦手なんだぁ〜。出来るのは、勉強だけなんだねぇ」
　他にも、私のクラスに絵がすごく上手い女の子がいます。その子は、○○と言う可愛くて大人っぽい子です。
今日、○○の自由帳を読ましてもらって中をペラペラとめくっていくと、いきなり可愛い女の子の絵が目に飛び込んできました。
「わぁ〜っ！可愛いねぇ、○○上手いよ〜」私が言うと、○○は笑顔で笑いながら、
「そんなことないよぉ〜、実乃だって上手いじゃないかぁ」と、照れます。可愛い絵から怖いホラーイラストまで上手に書ける○○。
しかし、○○にも苦手なものがありました。「算数」・・・。
今日の算数で割合の勉強をやって、授業がおわったあと、「あぁ〜っ、疲れたぁ！算数、大っ嫌い！ってゆーか、苦手なんだけどぉ」と、プリプリ怒りながら言います。
ＨＢＭも得意なこと有り、苦手なもの有り。○○にも得意なこと有り、苦手なもの有り。どんぐりの背くらべのようです。
まるで、追いかけっこをするように。
前、お母さんから聞いた話だと私は小さい頃からしゃべることは大好きで、毎日口が減らなかったらしいのですが体力だけはなかったそうです。少しでも、歩けば「疲れたぁ〜」と、グズグズ言っていたそうです。得意なこと有り、苦手なこと有り。
　このように、誰にでも得意なことや苦手なことがあるとわかった。不似合いも似合いも誰にでもある。
私も、かなり苦手なことがあるのでなるべく苦手なことを無くしていきたいと思っています。（笑）
これからは、「○○○は、どうだから良いよなぁ」という考えはやめていこうと思います。

　　　講評　　　miri

　感想文のまとめ方が非常にうまくなりましたね。豊富な体験実例をじょうずに長文の内容に合わせた形で書くことができました。
　今の時代は、努力すれば個人それぞれの長所にあった道が開ける世の中です。お互いに長所を認め合って、自分に「似合った」生き方ができるとよいですね。