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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾が必要!!   チェリー

 いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。どうも、矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾、良いものを除外して考えているようである。同じ平面の上を、反対方向から進んで来た二つの同じ力がぶつかれば、両者は互いに相殺し合って、運動のエネルギーは消滅してしまう。プラス5とマイナス5を加えるとゼロになる。無為無能の状態である。しかし、これでない矛盾は大切でもある。(要約)私は、矛盾は良いものだと思う。(是非の主題)
 第一の理由は、矛盾がないとつまらないからだ。矛盾があると、様々な意見などを聞くことができるが、矛盾がないと、みんな同じになってしまう。私は日本に帰ってきて、久しぶりに○○さんと会った。その人は、人の顔をうかがいながら、話す人で、私と姉の顔を見ながら色々な事柄を決めていた。例えば、○○さんに「何の色が好きか」と聞くと、初めは「オレンジが好きだ」と答える。しかし、私が「私はピンク色が好きなんだ」というと、とってもあせった顔になる。そこで、今度会った時には、「私はピンク色が好きだよ」と言う。その他にもいろいろなことをまねする。だから、私は聞いていてつまらないな〜と思い、時には、同じだから私の好きな色などを違うのに変えようかなと思う。時には、腹が立ってしまうこともある。(笑)(ユーモア表現)(複数の理由一)(体験実例)
 第二の理由は、矛盾があると、いろいろな面で考えることができるからである。例えば、「災害はこわい」または「人間にとって迷惑なものの一つ」と考える人がいるとする。もし、矛盾がないと、みんなが「そうだ、そうだ!!」と賛成して一つの考えしか持てない。もっと「災害は地球が動いていることの証明」や「災害は人間にとって一種の訓練」などと考えるべきでもある。もちろん、災害によってたくさんの人の尊い命が失われる。私もそれには、とても心が痛む。でも、災害=怖いというふうに一方的は良くないと思う。しかし、たくさんの想像や気持ちがあると、楽しくもなるはずだ。(複数の理由二)
 確かに意見を一致させるのも大切だ。しかし、「できあがった規則をなんとか守ろうとするよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である」という名言がある。だから、毎回決まった皆の同じ意見を考えようとするよりも、自分の意見を他の人の中に吹き込むべきである。だから、私はこれらの理由から、矛盾は人にとって大事なものだと考える。(反対意見への理解)(名言引用)(是非の主題)
 「矛盾があると、楽しいね〜〜!!」

   講評   unagi

 <構成><題材>複数の理由が挙げられました。その1「同じではつまらない」:チェリーさんとお姉さんに好みの色を合わせる人、という例が書けました。チェリーさんがピンクを好きなら、それでいいじゃない。偶然かもしれないし、そうではないかもしれないけれど、自分の好みを大事にすればいいと思います。チェリーさん自身の好みが変わるのもまたありです。

 その2「考えが広がる」:災害についてのとらえ方を挙げ、矛盾肯定の説明が上手にできました。
 <表現>「腹が立ってしまう」ユーモアが書けました。矛盾を肯定するのに適切な名言が引用できましたね。
                   
 <主題>反対意見が入りました。状況によっては一致が必要なこともありますね。是非の主題「矛盾は大事」がしっかりと書けました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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