国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   さようなら 友達の皆   みやひ

『さようなら 友達の皆』

 「また遊びに来てよ。」日本の学校、最後の
日に友達は何回も私に言ってくれた。昨年の
お正月に東京の家を出発して空港に向かった。
前日は、明日本当にアメリカに行く、という
ことが信じられなった。寝る前は学校の行
事や祭りなど、沢山の楽しかった思い出や淋し
い気持ちが込み上がってきた。
 別れてしまった親友の子とは、大変な出来
事が起こった。それは、私と親友が「あと三
週間」というプレッシャーがかかっていてケ
ンカになってしまって、夜中に電話で話し合
いながら大泣きした事だった。ケンカ中はど
うなるかと思ったけれど、電話が終わった後
はホッとした気持ちになった。まるでリレー
で一位になった時のように嬉しかった。
 今思えば、何で皆と別れる時に泣いてしま
ったのか、と思う。他の所に行くというのは、
「友達を増やす」のと同じ事だから、これか
らは友達と別れる時は泣かないで、進んで友
達も増やそうと思った。


   講評   hutu

大切な人との別れは寂しいですね。新しい土地での生活に慣れ、心に少し余裕を持てるようになると受け入れられる思いも直面した時には心乱されます。
<書き出しの工夫> 作文の書き始めに工夫することができました。みんなが別れを惜しんでくれたのですね。
<体験実例> 親友との夜中の大げんか。お互いに時間に押しつぶされそうな焦りがあったのでしょう。大切な友人ともう一歩踏み込んで分かり合えるきっかけになって良かったですね。
<たとえ> 友だちは離れていても、また会ったときにそこから始められるすてきな関係です。すっきりした気持ちのあらわれているたとえを考えることができました。
<一般化の主題> 「他の所に行くというのは、「友達を増やす」のと同じ事だ」
とてもすてきな言葉ですね。大きな別れを経験して、そこから何かを得た人にしか言えない言葉です。身をもって経験したことから得た教訓をうまく言葉にすることができました。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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