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　　　私の一日　　　みやひ

「私の一日」

　「起きてる？」うなずきながら
時計を見ると、いつもよりもやや遅かった。
ヤバいと思いながらも、着替えの制服をぼん
やりと見つめ、二度時計を見た。もう八時だ
った。
　急いで一階に行くと、母は妹を小学校に送
るために、いなかった。急いで朝ごはんのお
餅を食べ、ESOLの宿題の本読みを済ませ、
歯磨きをしに二階へ戻った。
　学校は始まる時刻が遅いから、家は八時四
十五分に出る。コミュニティーセンターでバ
スが来るのを待ち、押し合いながらも何とか
席に付くと、とても危ないアメリカ人の運転
で学校まで行く。ドライバーの人に「ありが
とう。」と言いながらバスを下りると、友達が
集まって話している。この集団はESOLと
いう、英語がまだ喋れない人達だ。キューバ
やブラジル、コロンビアなどから来ている人
画多く、逆にアジア人は私一人だけだ。だけ
ど、世間話をするのは、学校の中で一番楽し
い事だから、いつも楽しみにしている。
　画国が終わると急いで自分のバスがどこに
止まっているのかをさがさなければならない。
何故早くしなくてはならないのかというと、
最後の授業の科学の先生は意地悪で、中中私
達を解放してくれないからだ。
　無事、コミュニティーセンターに帰ってく
ると、いつもは迎えに来てくれない母が、珍
しく「暑いから。」という理由で来ていた。う
れしく思いながら車に乗って家まで帰ると、
早速パソコンに向かい、メールをチェック。
色々な日本の友達がメールしてくれるので楽
しみだ。今日は特別宿題が少なかったので、
コンピューターを沢山やれて、すごくうれし
かった。
　夕食を食べながらDVDを見た。
「Night at the Museum」は、
とても面白くて、笑わないではいられ
なかった。今日は、とても平和で楽しい一日
だった。毎日金曜だったら夢のようだ。

　　　講評　　　hutu

すてきな金曜日。次の日がお休みだと思う夜のゆったりした気持ちは最高ですね。
＜書き出しの工夫＞　朝はお母さんの声から始まることが多いのでしょうか？　朝に弱いなら「やばい」も「！！」　ではなく、「やばいなぁ〜。」　という感じかな（笑）。
＜体験実例＞　一日の出来事の中で心にのこることを中心にくわしく書くことができました。みやひさんにとっての毎日は、一定のリズムで過ぎる部分がたくさんあると思います。それは誰でもそうですね。でも、先生のように読み手からすると新鮮で驚きに満ちています。ほんの一日でもそうです。雅さんの感じたこと、体験を平凡でなんでもないものととらえずにどんどん表現してくださいね。

これから一緒に作文を書いていきましょう。よろしくお願いします。