対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
精神力 すいーとぽてと
ふつう死は、心臓が停止して血流が途絶え、それに続く生命活動の停止として起こる。ところが脳が先に機能停止に陥ることがある。これは、人工呼吸の力でしばらく脳死状態の身体を「生かして」おくことができる。このように、医療のテクノロジーがもたらしたのは、人間の全く「非人間的」な可能性なのだ。現代のテクノロジーはもはや人間の道具に納まる範囲を超えて進んでいる。人間はテクノロジーの主人ではなく、テクノロジーが変えてゆく世界の中で、いつの間にか一緒に変えられているのだ。私達は、科学技術を超える人間の精神力を持つべきだ。
そのための第一の方法として、様々な人と関わるようにすることだ。現代人は色々な人と関わろうとしない傾向があるように思う。例えば、電車の中では皆寝るか、音楽を聞くか、携帯電話をいじっている。無表情で、無言で、皆が同じ場にいながらも誰とも関わろうとしていない。これは、現代人は忙しいからという理由もあるが、科学技術の発展も原因の一つだと思う。テレビやゲームなど、一人でも十分楽しめるものがどんどん開発されていったので、コミュニケーションの能力が下がってしまったのだ。友達の中には、家に帰ってもほとんど家族と話さないという人もいる。私達は機械ではなく人間なので、もっと人とのつながりを大切にしなければならないと思う。
そのための方法として第二に、人間の生死の問題を軽く考えるのを改めることだ。最近、私と同じくらいの年齢の人が何人も自殺してしまっている。今の社会は核家族化してしまっている為、死というものとの関わりから遠ざかっている。また、医療技術が進んでいるため、死への恐れの気持ちが薄くなってしまっているのだろう。何度もやり直しの利くゲームの存在も大きいと思う。今この環境の中で、死に対しての考えを改めることは簡単ではないが、もう一度命の大切さについて考えてみるべきだと思う。
確かに、私達が快適な暮らしを送ることができているのは、科学の力も大きい。しかし、科学とは、人間が従うものではなく、上手く活用するものである。だから、人間の精神力を高めていくべきだ。
講評 kira
すいーとぽてとちゃん、こんにちは。連休は、普段やれないことをじっくり消化できますね。
五月も頑張ろう。4日は「休み宿題」になります。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |