創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
いつから世の中が矛盾を かいかい
いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。白が黒であって、空腹のときはものを食わない、などという話が横行してもはた迷惑であろうが、雨が振れば天気が悪いといった理に合いすぎた命題でいっぱいになってもことである。どうも、矛盾には、良いものと悪いものがあって嫌われる、いわいる矛盾は、よいものを除外して考えているようである。同じ面の上を、反対方向から進んできた二つの同じ力がぶつかれば、両者は互いに相殺しあって、運動のエネルギーは消滅してしまう。避けなくてはならない矛盾とは相殺の論理のことであろう。数学的に言えば、プラスとマイナスの和である。プラス5とマイナス5を加えるとゼロになる。無為能力の状態である。こういう結果を招くような対立と矛盾がつまらぬものであるのははっきりしている。でも芸術ではこの当たり前のことを嫌っている。このことなどから、ぼくは、矛盾は良いと思う。
一つ目の理由は、矛盾がないと、お笑いとかも面白くなくなってしまうからである。損なのはみんな困ってしまうだろう。
二つ目の理由は、矛盾があった方が、替え歌などもできて面白いからだ。これも、できないと、授業がとてつもなくつまらなくなったりする。
でも、確かに授業中などに、あまりふざけすぎるのはいけないけれども、それらを気をつければ、矛盾はとても良いものである。
講評 koni
第一段落の要約は、頑張ってまとめましたね。要約は、200〜300字にまとめるといいですね。「白が黒であって・・・・・・」の文を省くといいかな。是非の主題は、はっきり書いていて、いいですね。
第二段落では、一つ目の理由を書くことができました。理由の文の「お笑いとかも」のところは、省いて、実例としてお笑いの話を書くといいよ。理由は、できるだけ端的なほうがいいからね。実例を書くと、意見に説得力がでるよ。「ある日、ぼくは、テレビで漫才をみていた。〜」というように具体的に書くといいよ。
第三段落では、二つ目の理由を書くことができました。ここでもつまらない授業と面白い授業を比較してくわしく説明してごらん。
第四段落の反対意見の理解は、よくできています。是非の主題を最後に書いて結ぶこともできましたね。
「矛盾」というテーマを自分の身近なところで考えているところがいいね。実例の詳しい説明ができるとさらによくなるよ。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |