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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   疑問とは   アルエ

今日の社会では、指示待ち社員などと言って、与えられたマニュアルに疑問を持たずに「自分のやるべきことをやっているだけですけど何か?」というような人が多い。派遣社員などはとくにそうだと思う。私たちは、ただノルマをこなすだけの働き方ではなく、もっと個人的に疑問を持ってその疑問を他の社員などに提案して自ら先導して行動するためにももっと疑問を持つべきだ。
 そのための方法の一つ目は、あらゆることを一度自分なりに考え直してみることである。私は、小学生の時にテニススクールのコーチに言われたグリップの持ち方で小学生の間ずっとテニスをしていた。しかし、「どうも上手く打てないなぁ」といった時に、「フォームが悪いのかなぁ?それともグリップが悪いのかなぁ?」などと考えてみて自分なりにグリップやフォームを改良し続けてみると、「実は小学生の時に教えてもらったグリップがいけなかった」なんて事がわかったりするものだ。
 また二つ目の方法は、学校教育でも一人ひとりの生徒が疑問を述べ合うことができるような余裕のある運営をしていくことである。現在の日本の学校教育は教師が黒板に書いたことをただひたすら生徒が書き写すというようなもので、質問をするのも前の席に座っているわずかな人たちだけでその質問は結局前の席の人たちだけで解決してしまって他の人たちは疑問が出来てもそれを公表しないまま自分の中で無理矢理解決させてしまっているのだ。よって、何かクラスや部署全体で話し合うための時間を設けるべきだと思う。
 確かに、素直にものごとを受け入れる姿勢というものは大事である。しかし、「疑問とは恥ではなく宝である」押しつぶされるほどの疑問を持つくらいがちょうどいいのだ。

   講評   nane

 第一段落の「派遣社員などは特にそうだ」というのは、当たっていなくもないとは思うけど、一般化のしすぎの危険がある。よく「外国では」などと書くことがあるけど、それと同じ。誤解を避けるためには、この部分は、もう少し表現上の工夫が必要。
 自分なりに考え直してみるということの体験実例はいいね。この話は、ほかのテーマでも使える。自分が主体的にやったことは、いろいろなところで応用が利くからね。
 学校教育の例もいいね。日本人は、どうしても質問を遠慮するところがあるのかもしれない。それが、奥ゆかしいところでもあるのだろうけど。(笑)
 「疑問とは恥ではなく宝である」は名言。ただ、高校生の文章で比喩を使うと、ちょっと幼稚になる可能性もあるので、別の表現で名言を書くといいかも。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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