総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。 ＡＩ時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。 ▶ 創造発表クラスのご案内

昨日3224 今日628 合計56188□

　　　少年のころの桜はの感想文　　　実乃介★

　ところが、散り初めのころのある日、枝を離れた花びらを見ていて、これが地面に達するまでのあいだの状態を、ぴたりと表す言葉がないのに気がついた。
　花便りのいろいろの言葉を作り出し、育ててきた日本語だから、私のまだ知らないところに、あの美しさを表す言葉があるかもしれない。
　もし日本語にそれがなければ、それは日本語の語彙の貧弱を意味すると、二十年前と同じことを考えさせられた、日本語になくてはならない言葉のように思えてくるのだが。

　言葉では表せない気持ち。
私もこの気持ちがよく分かる。
私の大好きなタッキー。
この前の土曜日に横浜アリーナへ観に行った。
本物のタッキーはやっぱりあまりにもカッコ良すぎて、言葉にならなくなった。
まるで王子様の様なオーラがたくさん出てきていた。
「カッコ良い！」とか「可愛い！」とかではなく、もっと大きな気持ちなのだがこの気持ちにピッタリな言葉がない。
もちろん、「カッコ良い！」とか「可愛い！」とかも思うのだが何か違うのだ。
「可愛い」だと少し子供っぽい言葉で「美しい」だと少し大人っぽい言葉になってしまう。
帯に短し、たすきに長しということわざがピッタリだ。
母からも聞いたが、
「もうホントに言葉では表せないくらい、翼の可愛さはありえないよ！！」
・・・らしい。私には分からないが。（笑）　

↑こういう時に、新しい言葉が欲しくなる。
言葉に表せないくらい、カッコ良い時に使うとっておきの言葉。
いつか自分で新しく作りたいなぁと思う。
　人にとって、言葉で表せないということはあまりにも衝撃を受けたときに使う言葉ではないのかと思った。
早く、新しい言葉を作って欲しい。

　　　講評　　　miri

　ぴったりな体験実例が入りましたね。「もっと大きな気持ち」とは言い得て妙（実にうまく言い表したものだ）。
　一般化の主題もよく考えましたね。人間というのは、言葉ではとうてい表しきれないような感情を抱くことがあるものなのですね。
　それを超えて自分なりの表現方法を考えるのも楽しいかもしれませんね。おもしろいのを考えたら教えてね。