国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日1197 合計53533
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   本当の価値とは   オッサー

 たとえば製作工場を訪ねても、スギやヒノキなどの国産材をひく工場と、輸入材をひく工場とでは、雰囲気がずいぶん違う。国産材は、どこにノコギリの刃をあてるかで木目の出方も変わり、木の価値も商品価値も変わってくるから、木目の出具合を読む職人の経験やカン、コツが工場を支えている。ところが、輸入材は木目も一定のものが多く、しかも大壁工法などの柱のない家の部材になることが多いから、部品をつくる自動化工場のようである。最近では労働力不足に対応して、コンピューター製材が関心を高めているけれど、それも職人の腕を必要としなくなった輸入材専門工場での話にすぎない。国産材の工場はいまも職人の世界である。私は、物の価値を人に伝えようとすることは良いと思う。
第一の理由として、そのものの価値がわかるからである。私は今、広報委員会の役員として活動をしている。先日まで広報通信5月号を発刊した。発刊までにはいろいろな努力があった。インタビューなどの協力者などたくさんの人の協力を受けてできたものである。そして、この努力の結晶を全校に配るのである。このとき、物を作る人が「伝えたい」という気持ちを持ってやっていれば見る人もその価値をわかってくれるからだ。
第二の理由として、そのものの良さがわかるからである。現代社会で必要不可欠になりつつある『100円ショプ』。この店は全ての商品が100円ということである。この店が必要不可欠であるにはいろいろな理由がある。手頃な価格で欲しい商品が買えるなどや、近くにありすぐに行けるなどである。しかし、このような商品は自動化された海外の工場で大量生産されるものである。はたして本当の良さが見つけられるのか、という問題でもある。
たしかに、大量生産で多くの人に持ってもらうことも良いかもしれない。けれども「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある」という名言があるように職人がつくしてつくったものはそれなりの価値があるのである。価値のあるものを作ろうという気持ちさえあればものの良さがわかるのである。

   講評   itoyu


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)