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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自学の大切さ   オッサー

 ある学者は、研究報告書のなかで、人間が最もすばらしい学習能力を発揮するのは生まれてからの数年間であるとのべている。なにしろ、子供は、言葉という、ホモ=サピエンスがつくりあげたもののうちでもっとも複雑なものを、わずかな期間で習得してしまう。言うまでもなく、赤ん坊は決して本能によって言葉をしゃべるのではなく、学習して覚えていくのであり、置かれた状態しだいで、世界中のどこの言語でも覚えてしまうのである。とあるように、人間は自ら学習することが自分にとって最も効率が良い勉強法なのである。
 第一の理由として、自ら物事を始めるということは自分にとって楽しみができることである。私は今、硬式庭球部に所属している。そこでは、テニスのことについていろいろ学んだ。テニスをやり始めたところ、今までまったく興味のなかったプロ選手の試合をテレビで見たり、雑誌を見ていろいろなことを得たりし始めた。自分の意思で部活に入ったことにより、自分にとっての楽しみができたといえる。今、私にとって部活というものは楽しみでもあり、ストレスの発散方法でもあるのだ。
第二の理由として、自ら物事を始めるということでやる気がでてくるからである。自ら進んで勉強をするのと、親に言われて・先生に言われて、勉強するとではとても差がある。私の場合、親に言われると『絶対、やるものか!』という反発の気持ちがあり、せっかくやろうとおもっていてもやる気を失ってしまう。それと違って、自ら勉強すると気持ちが軽く、やる気が起きてどんどん勉強をし始めるのだ。
 たしかに、自らやろうとすると自分に甘えてしまいうからやらなかったりしてしまうかもしれない。けれども、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、人から言われて物事をするよりかは、自ら進んでやったほうが作業がうまくいったり、勉強ならしっかりと覚える事ができるのである。人間は人からいわれりよりも自分から進んで物事をすること、『自学』という学習方法を使って生きているのである。

   講評   itoyu

添削:20行目 「人からいわれりよりも」→「人から言われるよりも」
講評:4つの項目と字数をクリアしています。テストの締め切り間際のラストスパートで、バッチリ合格できましたね!
 生まれたばかりの赤ちゃんは、本能によってしゃべるのではなく、必要に迫られて自ら学習して言葉を習得していきます。人間にとって、この自ら学習することが1番効率の良い勉強法であるというのが、紘典くんの意見ですね。
 第1の理由の実例として、テニス部の部活に入部して、今まで興味のなかった世界にも楽しみを見いだすことができたことを書けました。部活を始めたことで、新しい世界が広がって良かったですね。
 第2の理由の実例は、先生であり母である私にとって、耳の痛い話でした。生徒も子供も、こちらが頑張れば頑張るほど冷めていくという傾向にあるようです。本人のやる気が出るのをじっと待つ忍耐力が必要なのだということがよくわかりました。
 《反対意見の理解》
 人間の弱さや甘さについて考えることができました。
 《名言の引用》
「名言集」を活用してくれているという話を聞いて、とてもうれしかったです。昔の人が言った含蓄のある言葉は、共感したり、励まされたり、慰められたりすることがありますね。今回使った名言も、「自学の大切さ」を表すのにぴったりでした。
                   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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