国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然との触れ合い   ミスターカービィ

「先生が子供の頃は、ゲームなんか無かったんよ。ほとんど、外で遊んでたんやで。」
と、先生が教えてくれた。ぼくは、耳を傾け聞いていた。
 今から、ぼくの両親の子供の頃の話をしよう。
 まず、父の小学生時代についてだ。父は、昔、木の上などに秘密基地を作ったそうだ。木で出来た秘密基地だ。父達は、その中で本を読んだり、日光に当たって昼寝をしたそうだ。ぼくは、秘密基地を作ったことがある。ぼくは、友達のR君の家に行ったときの出来事だ。ぼくと、その他呼ばれた人は、近所の空き地にダンボールで秘密基地を作った。ガチャポンの漫画の爆弾のように丸いケースを引っ付けたり、折り紙を貼ったり、と色々と工夫を凝らして、作品を完成させた。
 次は、母の少女時代についてだ。わんぱく少女の母は、大好きな父(母の父)と、共に亀の産卵で有名な王子が浜の松林にセミを採りに行ったそうだ。家に帰ると、それを網戸に引っ付け、泣き声を楽しんだり、糸を巻きつけて飛ばしたりしていたそうだ。ぼくだったら、家にもって帰る前に泣き声がうるさくて、逃がしているだろう。母は、今でも興味があるのか、生き物の採集に協力してくれる。カエルやチョウチョの採集も一緒にしてくれた。
 父と母が自然とたくさん触れ合えたのは、自然がたくさんあったからだ。現代の世の中は、人間が原因の「地球温暖化」が発生しているため、自然が少ない。けれど、昔は技術もそんなに発展していなかったから自然と多く触れ合うことが出来たんだ、と思う。しかも、最近は、ゲームと言う出現し始めた。これの力によって、ゲームを面白いからと言って自然と触れ合う機会が少なくなったのだ。ぼくが通っている学校の先生も言っていた。
「先生が子供の時は、ゲームなんか無いから外で遊んでたんやで。」
と。
 ぼくは、父、母、先生の話を聞いて自然と触れ合うことは大切だ、と分かった。

   講評   kira

 カービィくん、こんにちは。やはり、自然は少なくなる一方なんだね。
● 書き出しの工夫/作文
 この先生の言葉が、やがておおきな発見になるのですね。キーワードですね。
● 体験実例
 お父さんの秘密基地は木で出来ていて居心地がよかったのね。似たようなことをカービィくんもやってみたことがあるのね。その時の感想はどんなものだったかな。
 お母さんは活発で自然を楽しむことができる少女でしたね。自分が興味を持ったことをカービィくんに伝えてくれるのは、すてきなことですね。自然の仲間みたいです。
● たとえ● ダジャレ表現
 「漫画の爆弾のように」と、ガチャポンのケースのつかいかたをたとえました。カラフルな爆弾ですね。秘密基地の材料にガチャポンが登場するのは、やはり今風ですね。
● わかったこと
 まとめがたくさん書けていますね。自然がたくさんあった昔に対して、今は温暖化のような問題が自然を遠ざけています。そしてもうひとつ「ゲーム」の登場がじゃまをしているんだね。
 最後にキーワードの先生の言葉をもってきたのは、とても巧みです。そのあとに「今後どうすべきか」という結論も述べることができたね。先生の言葉の引用で、身近なものを見るレンズにしておいて、ラストにそのレンズのしぼりを世界がみえるくらい広くしたわけです。その効果は、ばつぐんです。
 「分かった」という言葉をつかうのがしっくりこないようなら(  )書きにしてもいのですよ。
……「先生が子供の時は、ゲームなんか無いから外で遊んでたんやで。」
と。私たち人間にとって、自然と触れ合うことは大切だ。(分かったこと)

★「泣き声」(涙が出る泣き方)→「鳴き声」
★「ゲームと言う出現し始めた」→「ゲームというものも出現し始めた」

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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