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　　　ごっことパソコン　　　アフロ軍曹

『チャランチャンチャン　チャンチャン』
やっとパソコンの電源が入った。早速インターネットを開こうとしてカーソルを動かした。
「塾の用意は終わったの？」
「あ、そうだった。」
私は席を立つと塾のかばんを取り出してまるで酔っ払いのように乱暴にかばんを置いた。私はパソコンをやる時、塾の用意が出来てないことがほとんどなのでそのことで怒られていることが多い。
私の遊び道具はパソコンだ。インターネットやCDのダビング、microsoft Excelで作図をしているときが一番楽しい。CDのダビングの仕方やインターネットの検索の仕方などを覚えてから＜＜表現・たとえ＞＞まるで中毒になったかのように暇さえあればパソコンを触っているようになった。インターネットでかわいいネコの動画を見たとき、自分のオリジナルのCDができたとき、自分で作った時間割表をランドセルにつけるときが幸せだ。パソコンは最近の情報についていくためのヘルパーでもあり、とても便利だ。私の家にはテレビがないので最近の流行のものが分からない。しかし流行言葉や人気の曲の歌詞や題名をインターネットで検索をすれば、少しは遅れるが最近の話についていける。CDを作るときは、CDに載せたい曲があるCDを友達に借りてそこからダビングするのだ。そうすればCD−Ｒ代を除けば無料で聴きたい曲を聴けるのだ。しかもCDのジャケットをMicrosoft Excelで作ればかっこよいCDが完成する。私はこの世にパソコンほど便利なものはないのじゃないかな、とパソコンの前に行くたびに思っている。
私はパソコンが大好きだ。しかし、昔の小学生はパソコンなんてもっていなかったからもっと違う遊びをしていたのだ。母は小学生のとき、近所の友達とごっこ遊びをしていたらしい。私は幼稚園のときはよくごっこ遊びをしていたが、小学校に入学してからはあまりしなくなった。ごっこは面白い遊びだな、と思うことがある。セリフを言うとき、練習や台本も無しなのでぶっつけ本番だ。だから次に相手のセリフの返事は自分以外誰も知らない。そのとき自分が言うせりふによってごっこの内容が変わってくる。例えば
「＜＜表現・ダジャレ表現＞＞ねぇ、早くねぇなさい（寝なさい）、ねぇんねぇん（年々）同じ事言わせないで。」
と相手が言って
「はい、ごめんなさい」
と
「うるさいな、わかってるよ」
とでも違ってくる。私はごっこは先が読めないので面白い遊びだな、と思った。
私は、現代と昔では遊び方が変わったなと思った。パソコンとごっこ遊びはそれぞれ違う意味で楽しい。だから私は両方の遊びを大切にしていこうと思う。私は遊びもパソコンも面白さは違うけど両方とも楽しいことが分かった。
私は気がつけばまたパソコンの電源を入れている。
『チャランチャンチャン　チャンチャン』

　　　講評　　　kiri

　

　こんにちは。新しい課題フォルダーになりました。今学期は「書き出しの結び」「ことわざの引用」をがんばりましょう。

＜構成＞　書き出しにパソコンを開いた時の音をつかったね。結びも、また、その音をつかったね。今学期の項目の「●書き出しの結び」が上手にできていました。こんなふうな結びをするとかっこいい作文に仕上がるね。
＜題材＞　アフロちゃんは、パソコンをおおいに利用しているね。そして、とても楽しそう。パソコンからどんどん世界が広がっていくのがよくわかったよ。今はゲームやパソコンなど、機械をつかっての遊びが多いけど、アフロちゃんのお母さんが子供のころは「ごっこ遊び」がはやっていたようだね。「ごっこ遊び」の面白さもわからないでもないね。
＜表現＞　今回も、たとえの表現やダジャレをうまくいれました。相変わらず、絶好調だね。それに加えて、今学期は、ことわざも入れるようにしてみよう。
＜主題＞　昔の遊びも今の遊びも、それぞれに良さがありそうだね。昔の遊びはなくなりつつあるけれど、そういう遊びも大切にしていけるといいね。