国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   挑戦の意義   ビーバー

 私は昔は結構内向的な性格で、挑戦にあまり気が向くほうではなかった。小学校の頃に挑戦したことはと聞かれても、何をやったか全く覚えていない。今でこそ挑戦するようなものが自分の中にあるが、小学校の頃の私にはそれがなかった。受験前は特に、学校でも寝てばかりで、学校での活動時間は体育と給食と掃除だけだった。これがいわゆる「無気力」なのだと今は思う。今若者に無気力な人間が増えているらしいが、それの原因はやはり挑戦対象がないことにあるだろう。効力感は、挑戦するものがあり、それを達成することで初めて進んでいくものだと思う。今の無気力社会には、挑戦する積極性が必要だと思う。私は、人間には挑戦するという行為によって効力感を持たせるべきだと思う。
 まずそうするための第一の方法は、子供のうちから挑戦を積極的にすることである。私は最近は暇がなくて実行できることは少ないが、よく自転車で遠出をしている。挑戦目的で出ることは少ないが、現在行こうと計画している中には半分挑戦を含めたものがある。我ながらその数は尋常ではない。今までの走行距離で一番長かったのは130km超で、挑戦目的を含めていてかつ走行距離が上回りそうなものは4、5個計画している。こういうことをしていると体力はもちろん精神力もわりと鍛えられる。挑戦することを続けることによって、それを成し遂げる力も自然に付いてくるのだと思う。
 確かに、自分の力量の限界を知る必要もあるし、無謀なことをするは避けたい。だが、挑戦は間違いなく大切なものである。覆水盆に帰らずということわざがあるが、そんなことでは失敗をおそれて何もできない。盆上の水はこぼれて当然、挑戦は失敗することにも意味があるのだ。おそらく挑戦をしない人は、この失敗を恐れているのだろう。しかし「挑戦」である以上、失敗を恐れてはいけない。挑戦に積極的にならなければ、自分はいつまでたっても成長しないまま、人生無気力に押されつまらないまま終わってしまう。だから私は、挑戦は積極的にすべきだと思う、いや、積極的にしなければならないと思う。

   講評   nane

 「覆水盆に……」の加工が、文章になじんでいるね。
 世の中は取り返しのつかないことばかりだから(笑)、いちいち不安に思ったり後悔したりしていては身が持たない。どんどんお盆をひっくり返す勢いでこれからもがんばろう。
 自転車の体験実例は個性的だったから残せばよかったと思うなあ。
 字数は1200字ぐらいでいいんだよ。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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