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　　　「今日の都市生活に」を読んで　　　さくら

今日の都会の暮らしで、なくしてはいけない「大勢の人が並んで列を作る」という共同生活を営む人間の集団がある。でもたとえ、入り用することに際立って目に付くようなバランスが取れていないことがあったとしても、位などに関係なく先に来た人を優先させるという決まりが無ければ、誰一人として行列を作って順繰りに代わって、そのことを待つという風にはしないだろう。デモクラミーと言うものには、それなりに均等であることが求められているが、大勢の人が前後にならんで列を作るのを見ていると工業化社会が今の時代のデモクラミーを生み出すもととなる物だということが分かる。だから、やはり行列
は必要なものだと思う。
　第一の理由に、「行列があると、物事がスムーズに進む」からだ。私は前にこんな経験をしたことがある。友達と一緒に大好きなメロンパンを売っていうお店を見つけ、そこに行こうとすると、そこには長い行列ができていた。でも、わたし達はどうしてもメロンパンが食べたかったので、そこに並ぼうと思い、行列の最後尾に着いた。長い行列で待っているのはとても、長い時間がかかり退屈だったが、そんなときこんなことを考えてみた。
「行列が出来るっていいことなんだ。」
確かに、考えてみればいいことだと思う。行列があることで、一人ひとりが順番と言うものを守ることが出来るし物事が何でもスムーズに進むと思う。スムーズに進めばもちろん時間も短縮できるし、皆の不満もそんなに募らない。一石二鳥だと思う。私も、いつも行列と聞くと「長い」というイメージがあったけど、これからは、行列に並んでも行列があることはいいことなんだと思って過ごしていきたいと思う。
　第二の理由に行列と言うルールを守らないと混乱してしまうからだ。例えば、ディズニーランドのホームページを見てみると、
「ディズニーランドの年間の利用客数は二千万人を突破した」
と、書いてある。年間でこんなに沢山の人が入ったら、確かにディズニーランドの人たちは嬉しいかも知れないが、二千万人もの人と対応するのはとても大変なことだと思う。例えば、その二千万人の人たちが皆ばらばらに、勝手に入っていったら他の人には迷惑だと思うし、店員さんも混乱してしまうと思う。このように、ルールを守らない人が一人でも出てきてしまうと、それから次々にまねをしてルールを守らない人たちが出てくるしがやがやしてしまって、結局、いいことは一つも起こらないのだ。日本の人たちは、「行列」というルールを守って毎日を過ごしている。行列と言うものはあちこちで使われていて、どんな場面でもとても重要な役目を果たしている。だからこそ、これからもその重要な役目も毎日欠かさないようにしていきたいと思う。だから、ルールを守るということはいいことだと思う。
　確かに、個々の事情を考慮しないことには問題があるが、
「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。」
という名言があるように、行列がもともともっている本当のいいところを生かしていくべきであると思う。だから、わたし達もこれからの毎日もルールを守って行列が出来ることをいいと思うべきだと思う。

　　　講評　　　sarada

「今日の都市生活に」　を読んで+メロンパンの行列に並んだことを【体験実例】に書いてくれました。行列は一番公平なやり方だとは思うけれど、待っている間は、まだかなあ…、なくなっちゃわないかなあ…、なんて心配したり、イライラしたり…。けれど、行列のよさをさくらちゃんのように見直してみると、やっぱり行列の方法だよね？！　
ディズニーランドの年間利用客数の【データ】を自分でちゃんと調べてくれました。本当にこの人数をさばくのは、「行列」　だね。
結びは、じょうずに【名言】を利用して、自分自身の意見につなげました。