創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   テレビが普及して(感)   すいす

読書は古くから伝わる娯楽であり、今でも沢山の人が続けていることである。私は、読書は人が生きていく上で必要なものだと思う。テレビの普及により読書をする人が減ったというのはあまり聞くことが無い。それだけ根強い文化なのだということが分かる。そして作者がいうように読書は読む側にも少し努力がいるが、テレビは見ていれば勝手に進んでいってくれる。しかし、難しい本というものも出てくる。これは自分の読書力を試す機会だとも考えられると思う。そして難しいものとは逆に、誰にでも分かる本というのもある。これは頭をフル回転させる必要がないのでテレビと同じような娯楽になれると思う。私はこの文章を読んで賛成できる部分とできない部分がある。
 賛成できるところは、テレビは受け身の娯楽で、読書は積極的な娯楽だという所だ。なぜなら私は読書をする前に気合いを入れたり、読むぞと思ったりしてから読むからである。本の種類にもよるが、読んでいて楽しい本と、楽しくない本がある。それによって読むか読まないかが決まってくる。したがって、本を読むこちら側が選択できる。そして読んでいても理解しようと努力しないと理解できない本もあるので、こちらが積極的になる。それに比べてテレビは開始時刻がきたら放送し、終了時刻がきたら終わる。こちらは選択することが出来ない。しかし、本を読むように理解しようと思わなくても、聞いているだけでも頭に入ってくる。同じ娯楽でも楽さが違うといえるだろう。そしてこちらは聞いているだけでいいので、受け身になってしまう。このことから作者の意見には賛成できる。
 けれども賛成できない部分もある。作者は読んでも分からない本は読まなくてもいい、と言っている。私は、難しい本は始めて読んだときに理解できなくても、何回も読んでいくうちにだんだん理解できると思う。それはまさに自分の「努力」しだいだと思う。現に私は以前に難しい本があった。しかし、二回、三回と読んでいくうちに段々理解していった。そして何年かして読んでみると、年を積んだせいか理解することが出来た。「諦めが肝心」ともいうが、「諦めないことも肝心」だと私は思う。作者が言うように難しい本が悪いわけでも読者が悪いわけでもない。だた、読むには若すぎる、又は何回も読めばいい、ということだろう。
 この文章を読んで思ったことは、この文章自体が難しいということだ。そして作者が難しい本は読まなくていいといっていたので「じゃあこの文章も読まなくていいのか」と思ったことが印象に残っている。この作者の言いたかったことを掴むのが難しかった。しかし、この文章を読んで、読書の良さを知ることが出来た。ただ、努力しすぎると、読書が「娯楽」と感じることが出来なくなってしまう。「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということわざがぴったりだろう。人間にとって読書は必要不可欠な娯楽で、想像力をつけることが出来る、まさに一石二鳥なものだ。きっと将来も沢山の人が読書を続けるだろう。

   講評   ogi

 すいすさん、こんにちは。初めての感想文はどうでしたか?

【第一段落】 要約は、自分の考えや意見などは入れずに、「元の文章を短くするもの」であることを意識してください。元の文章の中から3文か4文を選んで、ほんの少しだけ言葉を変えてつなげてみるとうまくいきますよ。
【第二段落】 「読書は積極的な娯楽である」という点について、作者への賛成意見が書けました。自分で読むものを選択できる読書は、テレビのように受け身的なものではありません。だからこそ、読書で得たものは自分の考えや生き方に大きな影響を与えるのでしょうね。テレビと対比させて、とても良く書けています。
【第三段落】 反対意見もじょうずに書けました。難しい本でも繰り返し読んだり、自分自身が成長したりすれば読めるようになるのですね。すいすさん自身の経験を踏まえた上での意見なので説得力があります。
【第四段落】 面白い意見ですね。難しい本を読まなくていいのならばこの文章にも価値がない、といったところでしょうか(笑)ことわざもぴったりなものが見つかりました。一般化の主題もとてもうまくまとまっていますよ。これからもたくさんの素晴らしい本に出会えるといいですね。

   

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