創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一人しか切れないゴールテープ   おもそ

「位置について、よ〜い どん」
 私は五月の、一年に一度の運動会で一位をとりました。首が悪い私は、五年生の棒体操などであまり活躍できませんでした。そして徒競争の番がきました。私は十四番目第一コースでした。
「位置について」
「よ〜い」
あごをあげて、前をむいて
「どん」
走る。。走ったと思ったらもうぬかされてしまった。でも私は先生に、曲がるところができれば勝てると教わった。ついに曲がるところ。ぬかせた。でもまた、友だちにぬかれた。でも自信がわいてきた。最後の五メートルくらい、ゴールは目の前。ぬかした。最後の最後にぬかせた。ゴールテープを最初に走りぬけられた。
でも、作戦どおりにはいけなかった。最初は、少しおそめでみんなを油断させるつもりだった。曲がるところは、少し速めにします。速めといっても、少しペースを速めるだけですが。最後は、速めでつっぱしるというようにしようと思っていました。だけど最初からぬかれてしまったので作戦は無理でした。
 父にも聞いてみたら、
「う〜ん いちばんか〜」
「あんまり思いだせないな〜」
と言っていたので、すぐには思いつかないもんなんだなと思いました。その後
「高二のとき体育祭の剣道で三人で優勝したことあるな〜」
と言ってくれました。
私は、一番はかんたんに思いだせないほど多くないことだなと思いました。いろいろなことで一番があるから、一つくらいはあると思ったけど、あたらめて一番はまるで宝ものをあつめるようだと思いました。

   講評   souyo



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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