対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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節分の時に… ゆきんこ
「キャー、おにだー。」
私が通っていた保育園では豆まきをする。全員(保育園に通っている子ども、先生方)が園庭に集まる。しかし、先生の中でも見当たらない人が二、三人いる。なぜだろう。このことはまず後にして。子どもたちは、自分たちで作っておいたおりがみの箱の中に豆を入れてもらう。みんなの胸はドキドキし始めた。半分ぐらいの子どもは友達としゃべり始めていた。しかし私はそれどころではなかったので周りがざわざわし始めたのが分からなかった。
「ドンドンドドーン。」
たいこの音が聞こえた。すると、保育園のげん関の方から赤おにと青おにが現れた、すると、今まで楽しそうにしゃべっていた子たちがまるで火がついたように泣きだした。私も一、二分すると
「ワー。」
と泣き始めた。小さければ小さいほど早く泣き始めた。本当は豆をまきおにを追いはらわなければならないのにみんな泣いているのでおにを追いはらうのがなかなかできない。先生も、あやすのが大変そうだ。しかし十分ほどするとおにがまた保育園のげん関の方ににげた。
「ヤッター。」
「勝ったぞー。」
と声が聞こえた。私は、泣いていたので、すぐには声が出せない。
「ワー。」
いきなり声がしたのでびっくりした。ふと顔をあげると、白くてやさしそうな顔をした女の人がいた。そう、福の神だ。そして、みんなが泣きやんだころに福の神もいなくなった。一番初めに書いた、なぞ。その答えは、二、三人はおにと福の神を演じていたのだ。ほっとしてから気づいた。今思うとおに役の先生、二人はかわいそうだ。そう思いながら豆を食べた。
「いいな。うちより一つ多い。」
二月生まれの子と三月生まれの子は、豆を食べる数が一つ少ない。少しかわいそうだった。
母に、節分の話をきいた。母が節分の行事を初めてやったのは幼ち園のころで、うるう年だったそうだ。なので節分の日は二月四日。母は二月四日に初めてやったので節分は二月四日とかんちがいしてしまった。次の年は二月三日。
「今日、節分だよね。」
「えー、二月四日でしょ。」
「ちがうよ。二月三日だよ。」
このような会話をし、母は不思議に思ったそうだ。
節分の行事の伝統は、「禍を転じて福となす」ということわざと同じような意味だということが分かった。
「豆、年の数食べちゃった。」
ちょっと不満なまま教室へもどっていった。
講評 suzuyo
ゆきんこさん、こんにちは。今月も暗唱も作文もよく頑張りました^^来週は進級テストです。もう一度項目と字数を確認しておいてくださいね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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