国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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コトバは忠実に。 少年A
科学は記述から始まる。ある現象とあるコトバが厳密に一対一に対応しているならば、誰が現象を記述しても同じ記述になるはずだ。ところが、コトバの表記はいい加減である。イヌのことをイヌというのは適当に決まったのであって、別にさしたる理由があるわけではない。別の表記でもよかったのだ。それが証拠に英語ではイヌのことをdogという。これを言葉の恣意性という。イヌと金子とかの実態が、あらかじめ世界に合って、それに対してイヌとかネコとかの名前を付けているのではなく、イヌとかネコとかの名前をつけられて、初めて、実態があるかのように見えるのだ。科学は、できることならばコトバを厳密に定義できるものにするべきだ。そして、そのコトバは、忠実に使うべきだ。
その理由として第一に、コミュニケーションの中で物事ははっきり言うべきであるからだ。たとえば、クラスの中で「鈴木」という人の噂をしている時など、どの「鈴木」であるかを明確に伝えなければお互いに違う「鈴木」のことを言っている可能性があるのだ。意味が正確に伝わらないからである。
第二に、ある地方では、「なげる」という言葉がある。この言葉は普通、ボールを「なげる」などに使うが、この地方ではごみを「捨てる」という意味になる。仮に他の地方で「そのガム、ちゃんと投げて。」などと容易に使おうものなら、それこそ自分めがけて思いっきり投げてくるであろう。また、二〇〇三年度の外来語の定着度調査における理解度というデータにおいて、定着度の低い、「アーカイブ」という言葉を年配の人に使うと相手は何のことか分からず、結局誤解を招いていしまう。
しかし、ときには相手を気づつけないためにもあいまいな表現は必要である。だが、「鋭い刃物ほど安全である」という名言からも、遠回しにもの語を戸を言うよりも、鋭く忠実に言った方が相手には逆によ言うのである。
講評 mae
がんばって清書することができました!
3月も頑張りましょう!!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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