創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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何を読むかという前に まじめさん
一度読む楽しさを知った人は、読書の本能ともいうべきものによって、自分にぴったりした本をもとめてゆくものだ。読書の楽しさを知るということが、最初に体験しなければならない事である。読書の楽しさの中で最大のものは、この自由感だということだ。私たちの人生とは別の人生が始まっている。一冊の本を読み終えたとき、別人になったように思えることがある。こうした経験は、読書以外には絶対に味わえない。読書は単なる楽しさから、深いもっと複雑なものに変わってゆくことになる。僕は、本を没頭して生きたい。
本を没頭していく方法として第一に、何でも本に興味が沸いたら手に取って読んでみる事である。僕は、図書館でお勧めランキングにあった「好奇心」という本を借りて読んでみた。作者は、中村雄二郎が書いた本を時間がある時に読む。この本に書いてあった「好奇心」とは、何かについて語っていた。作者は、「好奇心」の事を、情熱は人間の心の平静を乱し、人間を真理から遠ざける見方は、極めて一面的なものではないと書いてあった。僕にとっての好奇心とは、週に二回は必ず歯に時間かけてきれいにすることである。寝る前に二十分かけて歯石取りをする。普通に赤い液体を歯につけ水で洗い、赤く染色しているところを歯ブラシできれいにしていくという簡単な作業をしている。する理由は、虫歯予防のためである。虫歯になると、歯を抜いたり痛い思いをしなければらないのでしている。これをする事で百パーセントのうち八十パーセントは絶対に虫歯にならない。自分では磨けていたつもりでも歯を染める事で自分がどれだけ磨き不足だったかが分かる。これが僕の好奇心ではないかと思う。
本を没頭するための方法として第二に、読書をするための時間を作る事である。ゲームの時間やテレビの時間をいつよりも減らし、代わりに読書の方へまわすのが良い。僕はゲームはしない。周りの子たちは、ゲームをたくさんしているが、ゲームをしたいとは思わない。ただ単に、『したい』とは思ったことがない。周りからゲームは面白いよと言われても、あっ、そうなん。っていう感じで対応している。テレビは、夜のドラマ少しと昼にやっている『ひるおび(ニュース)』というのしか見ない。テレビもバラエティ番組もあまり好きではない。だから、周りの人と話しが合わない事がたくさんある。だから、本を読む時間はたくさんある。僕が本を読むとしたら、乗り物(移動中)に読むのが基本である。
確かに、没頭してばかりいるのは、良くない。しかし、[二兎追う者は一兎をも得ず]という名言があるように、二つを同時にすると、両方とも失敗する僕は本に没頭して生きたい。
講評 utiwa
こんにちは、まじめちゃん。
第二段落の歯をていねいにみがく話はとてもおもしろいです。まじめちゃんは、何かを綺麗にしたり片づけることが好きなようですね。
大人になると、子どものときよりもやることが増えて、読書に没頭するという時間がとりにくいように思います。でもまじめちゃんのいう第二の方法のように、時間を作りだすことが大切ですね。ここでは、ゲームもやらずテレビも見ずに作りだした時間に本を読んでいる、という説明にすれば、友達との会話のくだりがいきてきます。
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