15分ぐらいで作文の練習をするには 森川林
2013/03/20 13:18:11 103
みなさん、こんにちは。中根です。
やっと新学期からの教材作成が完了。今週は、発送作業をしているところです。
さて、学習教室を開いている方から、15~20分で作文指導ができないかという相談がありました。
同じような相談をお持ちの方もいると思いますので、その方へのお返事に追加して紹介します。
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15分ぐらいで作文の練習をするには
ドイツでは、小学校低学年のころは算数の時間の2~3倍(最初は5倍ぐらい)国語の時間があるそうですから、国語が基本というのはどこの国でも共通しているのだと思います。
言葉の森では、作文を通して国語を勉強するという考えで、作文の勉強が中心ですが、通常の国語指導の教室では作文の時間はなかなか取れないと思います。
そこで、15~20分の時間内の勉強ですが、次のようにやっていくといいと思います。
1、通常の課題フォルダを生徒に渡して、課題と項目を教える。(これは一斉指導でできると思います)
2、その課題に合わせて、自宅でお母さんやお父さんに取材をしてくるように言う。(小3からは題名課題ですが、小2までは自由な題名なので、先生が一斉に指示をしてもいいと思います。今だったら、「お花見の思い出」とか何とか。)
3、子供は家庭でお父さんやお母さんに聞いてきて(メモしてきてもよい)、教室では、ノート1枚に、散らし書き風にその話を書く。
この散らし書きを構成図と言っていますが、こんな感じです。
http://www.youtube.com/embed/ZEulS-HRGxc
4、添削や講評は書かずに、花丸をつけておしまい。
作文でいちばん大事なのは、書くことよりも、読むことと聞くことで日本語を豊かにしていくことです。
だから、お父さんやお母さんには、子供にとってちょっと難しい言葉なども入れながら話していくように頼んでおくといいと思います。
家庭での対話の学習というのは、勉強的な感じがないので、親子とも楽しくできると思います。
作文というと、原稿用紙のマス目にきちんと文字を埋めるもののように考えてしまいがちですが、そうすると教える方も、教わる方も負担が大きくなります。
事前の準備としての読むこと、聞くことに力を入れ、実際の文章は散らし書きでよいとすれば、気楽に勉強ができると思います。
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