元の記事:小6 フジの山 10.3週 「笑う門には福が来る」(感想文) (1038字)
いと(ito)
2012/10/16 16:07:50 334 11 第3週は、感想文課題。
「運が良い、悪い」ということの本質について、詳しく書かれています。
「運が良い」というと、つい何の努力も苦労もせずに、ものすごく得をすること……のように思いがちです。
確かに、何気なく買った宝くじを当てて大金持ちになるような、本当にラッキーな人も世の中にはいるでしょう。しかしそれはあくまでも、特殊中の特殊なケース。
幸運とは、「日頃の努力の積み重ねの結果」であると、本文にはあります。
たとえば宝くじだって、買わなければ当たりませんよね。
「お金持ちになりたいから宝くじを買いにいく」というのは、(他にもっと良い方法がありそうな気はしますが……)一つの立派な「努力」なのです。
宝くじ売り場に行きもせず、「運がよければお金持ちになれるのになあ」と考えているだけでは、当然、何の成果も得られないでしょう。
もう少し、皆さんに身近な言い方をするならば……
「全部の科目が得意で、成績が良ければ、勉強する気が起きるのになあ。」
といったところでしょうか。
勉強しないで突然、苦手な科目ができるようになったり、成績が上がるはずはありません。(笑)
「努力と忍耐なくして幸運はありえない。」と、本文の中でも断言されています。
日々の勉強という努力と忍耐あってこそ、得意な科目ができ、成績が良くなるという「幸運」……望む結果が得られるということなのです。
★項目は、
構成【要約】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【一般化の主題】
の四つ。
“似た話”、【前の話聞いた話】としては、身近にいる「運の良い人、あるいは悪い人」のことを書いてみるといいでしょう。
勉強でもスポーツでも、いつも良い結果を出し、活躍していてすごいなあと思える人がいませんか?
そうした人も、今回の話を踏まえて考えると、そういえばこんな努力をしていた……と気付くことがあるかもしれません。
また、歴史に名を残す偉人たちも、当然その成功の裏に、さまざまな努力や忍耐があったはず。伝記などを読めば、必ずそういったエピソードが書かれています。
この機会に改めて、一冊手にとり、実例として引用するのも良い勉強になるでしょう。
とんとん拍子に成功してハッピーエンド、というのを「まるでおとぎ話のよう」……と言いますが、そんなおとぎ話のシンデレラでさえ、魔法使いのおばあさんに会うまでは耐え忍ぶ日々でした。
現実に生きる我々が、ただ魔法のような幸運と手助けを待っているだけではいけませんよね。