- ● 小4 テイカカズラ 3.1週 「初めてできたこと」 (465字) すずめ miri 2013年02月28日 17時28分
411 (小4オープン資料室)
今年度最後の進級テストです。800字を目標にがんばりましょう。
まだ、9、10年しか生きていない4年生には、「初めてできたこと」がたくさんあると思います。大人から見るとできてあたりまえのことも、初めてできた瞬間の喜びは一生覚えているかもしれませんね。
...
おうちの方からも、「初めて自転車に乗れた」「25メートル泳げた」というような今まさに子どもたちが挑戦していることを話してあげるのが最も書きやすいでしょう。「僕のほうがお父さんより2ヶ月と3日、早くできるようになったぞ!」などと競うのも一興。
または、大人ならではの「初めて」もなかなか興味深いかもしれません。人間いくつになっても、挑戦だ! ということを学ぶチャンスとなるでしょう。
おじいちゃんおばあちゃんが、誕生日に初めてパソコンでメールを送ってくれたなどという話もぴったりですね。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=te&tuki=03&syuu=1
- ● 小4 テイカカズラ 2.3週 「カもハエと同じ二枚翅の」(感想文) (719字) いと ito 2013年02月16日 09時46分
409 (小4オープン資料室)
2.3週は感想文の授業。
みなさんもよく知っている虫、「カ(蚊)」について書かれた内容です。
この長文を読んで、びっくりした人も多いのではないでしょうか?
「カは血を吸うとき、特殊な液を出して血を飲みやすくしている」
「カにさされてかゆくなるのは、その液のせいなので、カをたたいたりしない方が液が広がらず、かゆみが少ない」
「血を吸うのはメスのカだけで、種類によってはまったく血を吸わないカもいる」
……などなど、これまで持っていたカの印象が変わるような、意外な事実がたくさん書かれていましたね。
【三文ぬきがき】の後には、自分の“似た話”を書いていきましょう。
シンプルに「カにさされてかゆかった話」でもいいですが、(私は子供のころ、テストの最中にさされてまったく集中できなかった思い出があります……)カの話だけでは、思いつけることが少ないはず。
カに限らず、「虫について調べたこと」や、「自分の好きな虫・きらいな虫」について書くのもいいでしょう。
なるべく自分にとって長く、くわしく書ける話を思い出すことが大切。
そうした話を通じて、作文に「自分だけの個性」が現れるようになってきますよ!
★項目は
構成【三文ぬきがき】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ダジャレ表現】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
あの独特の羽音で仲間を呼び寄せたり、血を吸うのは生んだ卵をくっつけるためだったりと、子孫を残すためにカも一生懸命、工夫をしているという話でした。
「いつもうるさいカだけれど、今年の夏はなるべくたたかないようにしてやろうと心の中で思った」
「他の虫にも、私の知らない秘密があるのかなあと、心がわくわくした」
などと感想を書けたらいいですね!
- ● 小4 テイカカズラの山 1.3週 「いまから三十七年あまり前(感)」 (1666字) すずめ miri 2013年01月15日 15時59分
387 (小4オープン資料室)
1.3週 「いまから三十七年あまり前(感)」
この長文に書かれているようなお話あたりから、環境問題に目覚めることもあるかもしれません。長文をいっしょに読みながら、そこまで話が進んだら素晴らしいですね。
おうちの方からの話としては……と言う前に、このような科学読み物の場合は、いつもの題名課題のように体験話だけですと、なかなか話が膨らまない場合があります。そのようなことに備えて、ちょっとマメ知識を仕入れておくのがよいでしょう。
また、いっしょに写真を見て、どんなものなのかを把握しておくのもよいかも!
<<参考>>
けむしの会 アメリカンシロヒトリ
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/1899/ameshiro.html
似た話は、「カイコや蝶などの幼虫を飼育した話」「毛虫に刺された話」「シロアリ・ゴキブリなどの害虫の駆除の話」あたりが出やすいところでしょうか。
例1
母「うわーっ。いやだなあ。今週の課題は。」
子「そんなこと言わないで~。」
母「お母さん、幼虫とか毛虫の類は苦手なんだから~。知ってるでしょう!」
子「どうしてそんなに……。あ、そうだ、苦手になったわけを教えて!」
母「えっ、そんなの生まれつきよ。そもそも好きな人なんかいないんじゃないかしら。全く、言葉の森ったらこんな長文載せて……。あ、そうだわ。チャドクガの話なんかどう?」
子「チャドクガ!?」
母「そう。一昨年だったかしら、5月の連休におばあちゃんちに行って、庭仕事を手伝ったときね。ツバキの木にいたチャドクガに刺されたのよ!」
子「えっ! 刺されたの!?」
母「うん。正確には、チャドクガの幼虫というか、毛虫に刺されたんだけどね! 刺されたというか、毒針に触ったというか……。」
子「えーっ、幼虫に触ってみたの?」
母「そうじゃないのよ。全然気づかずにツバキの木のそばで草むしりか何かしていて、終わってうちに入ったら、猛烈にかゆくなってね。一体何かしらって思っておばあちゃんに聞いたの。そうしたら、一発で、それはチャドクガよ! って。」
母「1週間くらいかゆくて、ほんとうに参ったわ。」
子「そんなに! どんな虫なんだろう。調べてみる。……お母さん、見てみて!」
母「ぎゃー!!!」
<<参考>>
ウィキペディア チャドクガ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%AC
例2
父「害虫駆除というと、シロアリが有名だね。よくチラシなどでも見かけるだろう。」
子「ああ、怖い顔のアリの絵が描いてあるよね。」
父「ははは、そうだね。でもシロアリと言っても、アリの仲間じゃないんだよ。」
子「そうなの!?」
父「うん。シロアリは、木造の家の柱などの木を食い荒らすんだ。」
子「うわーそうなのか。」
父「うん。何でも食べるという話だからね。知らないうちに床下にいて、家に大きな被害が出ることもあるんだ。」
子「それは大変だあ。駆除って薬をまくの?」
父「うん。専門の業者がいてね……。」
<<参考>>ウィキペディア シロアリ (なんとゴキブリ目!?)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AA
「害虫」という概念は、「人間からみた場合」のもの。虫たちは、人間を困らせてやろうと思って存在したり、悪さをしたりするわけではないのです。
「共存」まではいかないにしても、そのあたりの視点が持てると、非常にレベルの高い話し合いができそうですね!
<<授業の渚>> 「アメシロ」とも呼ばれているんだって。 by Billy
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=te&tuki=01&syuu=3&banngou=5
- ● Re: 小4 テイカカズラの山 1.3週 「いまから三十七年あまり前(感)」 (1055字) すずめ 2016年10月06日 15時37分
8305 (小4オープン資料室)
<<参考>>
テイカカズラ 1.3週
いまから三十七年あまり前(感)
外来種の昆虫、世界で約7.9兆円の被害
10.05 15:37AFPBB News
【AFP】侵略的外来種の昆虫がもたらす被害は、毎年少なくとも770億ドル(約7兆9000億円)に上ることが、4日に発表された研究論文で明らかになった。論文は、この数字が氷山の一角であり「かなりの過小評価」されていることも指摘している。
英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載の研究論文は、最近の論文700件以上を調べ、外来種による、商品、サービス、保健、農業生産に与える影響を調査したもので、気候変動によって影響を受ける地域が、2050年までに20%近く拡大するだろうとしている。
論文の執筆者らは、研究の大半は北米と欧州を対象としており、その他地域での食害や病気の媒介といった大きな損害については十分に考慮されていないとしている。
最も破壊的なのはイエシロアリで、巨大コロニーに住み、木造構造物や生きた木を食い荒らす。米国の幅広い地域にまん延しており、駆逐するのは不可能とされている。
外来昆虫に起因する保健コストは、世界で60億ドル(約6200億円)を上回る。その大部分は蚊が媒介する熱帯病のデング熱に起因するものだ。
地球の温暖化により、動植物が南北極、特に北方に押しやられつつあるなか、新たなテリトリーに移動し大惨事をもたらしているのは、世界約250万の昆虫種のうち、たった2200種。そして、他所に移る昆虫種の10%のみが定着し、さらにその10%だけが侵略的な存在となる。
研究を率いたフランス国立科学研究センター(CNRS)のフランク・コーチャンプ(Franck Courchamp)氏は、解決策を「バイオセキュリティー」と指摘。「これには特定の地域からの船舶・航空貨物の検査、高リスク輸入物資の処理義務付けを確保する法制度、新たな侵入種の迅速な根絶が含まれる」と説明した。コーチャンプ氏は、さらなる農薬の使用や遺伝子操作などの技術には否定的な見方を示している。
在来種を含むすべての昆虫は、農業に大きな損害をもたらし、世界の収穫30~40%に影響を与える。これは、10億人の食べ物に相当するという。
国際自然保護連合(IUCN)は、侵略的外来種のデータベースを整備しており、現在では植物と動物、細菌、菌類を含むほぼ900種がリストに含まれている。【翻訳編集】AFPBB News
- ● 小4 テイカカズラの山 1.2週 「寒い朝」 (601字) いと ito 2013年01月09日 14時21分
382 (小4オープン資料室)
1.2週の課題は「寒い朝」。
「学校からの帰り道」は、書いたことがある人もいると思うので、なるべく「寒い朝」の方で考えてみましょう。
今の季節、まさに毎朝、寒くてたまりませんよね。ふとんから出ることができず、学校にも遅刻ぎりぎり……という人もいるのではとないでしょうか。
思わず寝すごしてしまったり、あまりにぐずぐずしすぎて朝からお父さんお母さんの雷が落ちた、という話があれば、ぜひ書いてみてください。(笑)
北海道や東北といった、とくに寒い地方に住んでいる人は、そんなのん気なことは言っていられないかもしれません。朝からしっかり雪かきをしないと、玄関が開かない……などという苦労もあるでしょう。
そうした「寒さに負けずがんばった」ことや、「寒い朝はむしろ好き」という人もいると思います。
朝の空気は確かに冷たいけれど、とても澄んでいて身が引きしまる感じがしますね。
朝早くに起きてランニングや乾布まさつ(!)、あるいは自習にはげんだことなどが書ければ、個性が表れた非常に良い実例となるでしょう。
★項目は今回も、
構成【動作情景の結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
「『今朝も寒いなぁ。』とはき出した息が、白く流れていきました。」
「何枚も上着を着込んでいるのに、ぶるっとふるえてしまいました。」
など、やはり「寒さ」が伝わる結びにできるといいですね!
- ● 小4 テイカカズラの山 1.1週 「休み時間」 (682字) いと ito 2013年01月09日 14時12分
379 (小4オープン資料室)
みなさん、明けましておめでとうございます!
2013年が幕を開けました。
四年生ももうすぐ終わり、春からはいよいよ高学年ですね。いっそうはりきって、勉強に取り組んでいきましょう。
1.1週の課題は、「休み時間」。
学校の休み時間をどうすごしているかについて、書いていきましょう。
やはり休み時間といえば、友達みんなでにぎやかに遊ぶのが楽しいですね!
お昼休みには校庭や体育館のスペースを取り合って、ドッジボールやバスケット、大なわなどに燃える人が多いでしょう。
そんな時の自分の活躍(かつやく)や、びっくりするようなハプニングついて書いてみてください。
キックベースで特大のシュートを打った! と思ったら、教室のガラスに当たってしまい<大変なことになった……などという話も、力いっぱい自由に遊べる休み時間ならではと言えるかもしれません。
また、「外遊びには行かず、本を読んだり、絵を描いたりするのが好き」という人や、「遊びに行きたいががまんして、委員会や係の仕事をがんばっている」という人もいるでしょう。
そうした話にこそ、他の人とは違った“自分らしさ”が出ます!
きっと素晴らしい作文になると思いますから、読書の面白さや仕事の大変さについて、ぜひくわしく書いていってください。
さて、★印の項目は、前学期までと変わりません。
構成【動作情景の結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
「チャイムの音が鳴るのと同時に、ぼくたちは教室を飛び出しました。」
など、動きや場面が目に浮かぶような、印象的な結びを考えましょう!
- ● 小4 テイカカズラの山 1,2週 「寒い朝」 (1044字) すずめ miri 2013年01月08日 14時12分
375 (小4オープン資料室)
1.2週 「寒い朝」
毎日、寒いですね! 子どもは風の子、とは言いますが、子どもだって寒い! 特に朝はつらい! 早くこたつから出て、したくしなさいって言われても~。
おうちの方からは、こんなお話をいかがでしょう?
例1
母「お母さんね、今でも寒がりだけれど、子どもの時、本当に冬が嫌いでね。」
子「うんうん、ぼくもそう!」
母「特に朝が辛くって。」
子「わかるー!」
母「一度なんか、寝ぼけながら石油ストーブで背中をあぶっていてね、近づきすぎておしりをヤケドしちゃったのよ!」
子「えええーっ!」
母「熱いし、痛いし、叱られるし、で散々だったわ。しばらくあとが残っちゃったし。」
子「ぼ、ぼくも気を付けよう~!!」
例2
父「お父さんの裏技を教えてしんぜよう。」
子「えっ、なになに?」
父「朝起きたら、着替えを持ってすかさず、炬燵にもぐる。」
子「着替えを持って!?」
父「そうそう。そして、だ。」
子「?」
父「炬燵の中で着替えるんだよ。そうすれば全然寒くないんだ。」
子「それ名案!」
妹「でも……。」
子「なあに?」
妹「パパは一人っ子だからいいけど、私たちは三人兄弟だから……。」
子「時間差でやるしかない!」
例3
父「この辺は、あまり霜柱なんか見かけないねえ。」
子「うん、でも見たことはあるよ。」
父「そうか。踏んだことはある?」
子「えっ、ないよ?」
父「あれは楽しいぞ。今度みつけたら踏んでごらん。」
子「うん。」
父「氷が張っているのは見たことあるかな?」
子「あるけど、うすーい氷で触ったらすぐ割れちゃったよ。」
父「そうか。お父さんはこーんな厚い氷を見たことがあるぞ。」
子「うわーすごい。」
父「さすが東北地方だろ? じゃあつららは?」
子「えっ、つららって?」
父「そうか、知らないよなあ。氷の柱って書くんだけどね。どこかに画像ないかなあ?」
母「ほら、田舎で撮った写真があったじゃない?」
父「そうだった。ちょっと待ってろ。」
昔はもっともっと寒かった! おじいちゃんやおばあちゃんのお話が聞けるとさらによいでしょう。
この他、寒い朝を乗り切るためのあたたかい朝食、手袋、マフラー、その土地ならではの防寒対策に言及すると話がぐんと広がりますね!
<<授業の渚>> えっ! Billyのおじいちゃんは雪かきを手伝ってから登校していた!? えらい、偉すぎる!!
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=te&tuki=01&syuu=2
- ● 小4 テイカカズラの山 1.1週 「休み時間」 (1239字) すずめ miri 2013年01月04日 16時45分
371 (小4オープン資料室)
1.1週 「休み時間」
今学期の4年生の課題は、テイカカズラです。「テイカ」とは、あの藤原定家のことだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9
まだ冬休みの生徒も多いと思いますが、学校での休み時間を思い出して書きましょう。おうちの方からは、休み時間によくやっていたこと、印象的だった休み時間のできこと、休み時間の失敗談などをおもしろく話してあげましょう。
子どものころの休み時間のことなんて、何にも覚えていない~という場合は、職場での過ごし方についてでも。興味深く思うと思います。
例1
母「お母さんね、今でもそうだけれど、読書が好きでしょう。小学生のときも、ヒマさえあれば本を読みたくって。友だちにドッヂボールしようとか、外行こうよって言われて泣く泣く本をおいて出たって感じだったなあ。」
子「へえ、ぼくと反対だなあ。」
母「そうね。」
子「ぼくなんか雨の日は、先生に教室で静かに読書をしましょうといわれても、昇降口で野球しちゃうもんなあ。」
母「いたいた、そういう男子!」
例2
父「小学校の時はね。休み時間はきまって、サッカーだったよ。」
子「ほんと!」
父「うん、毎日毎日ね。」
子「試合してたの?」
父「そうだよ。昼休みは、給食を一瞬で食べ終わって、走って外に出てたなあ。」
子「ほんとー!」
父「うん、時々、先生が入れてくれって言うから、いっしょにやったんだ。」
子「どんな先生だったの?」
父「うーんとね、30くらいの男の先生でね。すごくうまかったもんだから、どちらのチームに先生が入るかいつももめてた。」
子「わあ、いいなあ。楽しそうだなあ。」
例3
母「一度ね。中休みにね、友だちの探し物をしていて、時間に遅れたことがあったわ。」
子「ええー何を探してたの?」
母「それがね、次の図工の時間に使うトカゲ!」
子「えええっ!」
母「好きなものを写生して、それを版画にするという授業だったと思うんだけど、なんとその子、生き物を持ってきちゃったのよ。」
子「おっもしろーい!」
母「廊下で他のクラスの子に見せているうちにいなくなっちゃってね。」
子「それ最高!」
母「その子、先生にこってりしぼられてたわ。」
子「かわいそうー。で、みつかったの?」
母「なんと、いっしょに見ていた女の子の服にしがみついていたのよ!」
その他、宿題が間に合わなくて必死にやった休み時間、隣のクラスのかっこいい転校生を見に行った休み時間、授業中に終わらなかったことをしなければならなくて辛かった休み時間など、話しているうち、いろいろ思い出すかもしれませんね。なつかしい~。
授業の渚 寒さに弱いコブタのBillyは、外遊びが苦手!?
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=te&tuki=01&syuu=1
- ● 小4 ツゲの山 12.3週 「日本の大地に(感)」 (976字) すずめ miri 2012年12月14日 14時11分
367 (小4オープン資料室)
今週は感想文ですね。このお米に関するお話は10月からずっと連載されています。もう一度通してお読みになってから、対話するとさらに理解が深まることでしょう。
「農業は文明の母である」という言葉。
...
協力することで、大きなことを成し遂げられるということ。
このあたりをおさえて、いざ、対話!
例1
父「ふだん当たり前に食べているご飯だけど、この長文を読むと、すごいものなんだなとあらためて思うね。」
子「うん、ほんとうだ。もうおなかいっぱい、ご飯残す~なんて言わないよ。お米は偉大なものだもんね。」
父「そうだな。日本の文明の成り立ちとお米の関係なんて、今まで考えたこともなかったが……。」
子「お米がとれるようになって、それを保存したり運んだりする方法をみんなが考えたことが文明の進化なの?」
父「そうだ、よくわかったね。今では、それに加えて加工する技術まであるからね。」
子「そうかあ。そうやってつながっているんだね。」
父「うんうん。」
子「みんなできたお米をどうするか知恵を絞ったんだろうなあ。」
父「そうだね。そういえば、お父さんの田舎にある農業の博物館で、前にね……。」
例2
母「協力っていう言葉もキーワードなんじゃない? 今週は。」
子「ああーっ、私も今それを考えていたのにー。」
母「ふふふ、あなたが学校に行っている間にしっかり長文を読んでおいたからね~。」
子「やられた! で、協力っていうと、どんな似た話があるかなあ。」
母「いとこの○○兄ちゃんが震災の後、被災地にお手伝いに行った話は?」
子「ああ、そうだね。」
母「おおぜい人が、そう、若い子もたくさん来ていたそうよ。」
子「ほんと、お兄ちゃんに電話してお話聞いてみていい?」
母「そうね、それがいいわね。」
その他、地域や会社で、協力してひとつのことを作り上げた経験、みんなで難を乗り切った経験など、具体的に話してあげましょう。
「もし~だったら」を使って、「お米というものがなかったら、日本は今ごろ……」という視点で考えてみるのも興味深いですね。
<<授業の渚>> Billyは、協力したことの実例が入ったようですよ。
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=12&syuu=3&banngou=5
- ● 小4 ツゲの山 12.2週 「わたしのしているスポーツ」 (1289字) すずめ miri 2012年12月06日 18時32分
363 (小4オープン資料室)
水泳、サッカー、野球、空手、少林寺、剣道、柔道、テニス……。人気のあるスポーツの習いごと。とても小さい頃から続けている子も多いでしょう。
一方、インドア派でスポーツはちょっと、というお友だちもいますね。そういう場合は、学校でやった体育の授業で楽しかったものや、がんばったもののお話でもよいでしょう。
おうちの方からのお話は……。学生時代、チャンピオンで鳴らしたお父さん、たくさんの賞状やトロフィーを持っているお母さん、出番ですよ~。そうした華々しい活躍はなかったけれど、コツコツと練習を続けた思い出、試合にでられなくて唇を噛んだ思い出をお持ちの方も!
また、子ども時代・学生時代、特定のスポーツをしてこなかった場合も、大人になってから誘われて始めたサーフィン、接待がらみのゴルフ、ママさんバレーやテニススクールなど、現在のスポーツ体験でもかまいません。
それから……子どもたちは、じまん話や成功体験よりも、実は……失敗談、ドジ話が大好きということをお忘れなく!!
例1
母「もちろん、この前の〇〇マラソンよ! ダイエットになると思って始めたジョギングにこんなにハマるなんてねえ。」
子「今回は完走したもんね!」
母「そうよ! 自分でも信じられなかった。フルマラソン完走できるなんてね!」
子「お母さん、毎朝欠かさずに走ってるもん。」
母「継続は力なりってほんとうねえ。」
子「やめたくなったことはないの?」
母「ふふふ、実はね……。」
例2
父「小学生の時は、サッカー三昧だったよ。」
子「サッカーでの失敗ってある?」
父「ええっ、優勝した話とか、ハットトリックの話とかもあるのに~」
子「それは後で教えて! まずは失敗談。」
父「うへ~。そうか。一番の失敗は校長室の窓割り事件かな。」
子「それって、そのまま!」
父「う、うん。サッカーの練習を終えて、校庭でボールを片付けている時にね。友だちが、俺の方が今日はシュートきめたぜなんて言ってきたから、ここからでも入れられるぞッと言って、そこにあったボールを……。」
子「……。それが校長室直撃だったんだね……。」
父「う……ん。ゴールを大きく超えて……。校長先生は留守で怪我はなかったんだけど、練習時以外にシュートしちゃいけないことになっていたから、それはこってりと……。」
子「あーあ。」
父「じゃあ、次は地区大会で優勝した……。」
例3
祖母「おばあちゃんはね、高校ではバレーの選手でね。名アタッカーだったのよ!」
子「ええええっ、そうなの。聞かせて! その話!」
その他、いま家族でブームとなっているスポーツの話、旅先でゴルフやテニス、卓球をみんなでやった話などもよいでしょう。ひそかに親を超えるべく闘志を燃やしているかもしれませんね。
スキー・スケートなど冬のスポーツの時期でもありますね。その思い出もよいかも!
<<授業の渚>> Billyのパパは、バスケの得点王!?
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=12&syuu=2&banngou=3
- ● 小4 ツゲの山 12.1週 「小さいころから大切にしているもの」 (951字) いと ito 2012年11月28日 17時01分
358 (小4オープン資料室)
12月になりました!
第1週は、三学期の“進級試験”。前回の試験から、あっという間ですね。^^;
「決められた課題で書く」「★項目をすべて入れる」「目標字数(今学期は700字)以上書く」の三つが、合格のための条件です。
気合いを入れてクリアしていきましょう!
課題は「小さいころから大切にしているもの」。
ずっと前からお気に入りのオモチャや、アクセサリー。思い出のつまった自分の「宝物」について思い出し、書いていきましょう。
どうしても思い浮かばない人は、もう一つの「ないしょの話」を選んで書いてもよいです。ただし、三年生の時にも書いているという人は、なるべく新しい課題にチャレンジしてください。
誕生日プレゼントでもらったものや、海外旅行で手に入れたもの、自分で作った工作品など……。その時に体験したことを、くわしく書けるといいでしょう。
小さい時から大好きで今でも読み続けている本、やり続けているゲームの話なども書きやすそうですね。
いつも着ていたオシャレな服……は、さすがに体が大きくなって、もう着られないでしょうか。(笑) その服をおとなりの小さい子にゆずってあげた、というようなこともあるかな?
もちろん、物ではなく「人」のことでもかまいません。
お父さんお母さん、兄弟姉妹を大切にしている……ということでもいいですし、小さいころからずっと仲が良い「親友」もいると思います。そんな人たちとの思い出は、とくに楽しく書けるでしょう。
また、ぬいぐるみや人形を大切にしていると、友達のような感覚がわいてくることもありますよね。
自分のことでは長く書けない……という場合には、お父さんお母さんへの“取材”が生きてきます!
お父さんお母さんが子供だったころの品物は、さすがに残っていないかもしれません。ただ、そのぶん思い出は深まっているはず。
今でも印象に残っている、宝物のことを聞いてみましょう!
★項目は、
構成【動作情景の結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
「友達にもらった手作りの模型が、今も僕の机の上に飾られています。」
「ふいに読み返したくなって、私はその本を本棚から取り出しました。」
など、印象的な【動作情景の結び】を考えてみてください!
- ● 小4 12.1週 「小さいころから大切にしているもの」 (1280字) すずめ miri 2012年11月28日 14時39分
354 (小4オープン資料室)
「小さいころから大切にしているもの」 ★☆進級テスト☆★
700字が目標字数です。やはり自分の体験だけでは、ちょっと届かないかもしれません。さあ、おうちの方の出番です。
ポイントは、大切にしている「もの」をただ羅列して紹介するのではなく、いくつかに絞って、そのものに関するお話をたっぷり書くということです。
...
おうちの方からの「子どものころから持っているもの」「なかなか捨てられないもの」「シークレットなもの」などの話は、きっと子どもが興味津津で聞き入ることでしょう。エピソードはなるべく具体的に、わかりやすく話してあげましょう。
例1
父「これはね、お父さんが初めて買ってもらったグローブだぞ。」
子「うわっ、古っ!」
父「もう30年以上も前のものだ。小学校2年か3年のころだったから。」
子「結び目なんか触ったら切れそうだね。」
父「うん、すごく年季が入っているだろ。」
子「これずうっと持ってたんだ。」
父「そうだよ。大学でうちを出たときも、寮の本棚に飾ってたんだ。野球の試合の前にはいつも願掛けもしたよ。」
子「へええ、お守りみたいなものなんだね。」
父「うんうん、うまいこと言うなあ。まさにそんな感じ。」
子「これで、キャッチボールしてみたいなあ。」
例2
子「にんぎょひめ?」
母「ええ、そうよ。これはねえ、お母さんが初めて自分で読んだ本なの。幼稚園の年長さんの時の誕生日プレゼント。」
子「うわあ、そうなんだ。もう色が変わってるね。」
母「そうねえ。何ヶ所も破けてセロテープで直してあるし。」
子「かわいい落書きもあるね。」
母「ほんとねえ。この本をもらったころ、ちょうど下に弟が生まれてね、あまりかまってもらえなくてさびしかった時、いつも読んでいたのよ。」
子「じゃあ、もしかして、すっかり暗唱しちゃったんじゃない?」
母「そうね。覚えてるわよ。今でも。……ふかいふかいうみのそこに……。」
例3
母2「うーん。何かなあ。けっこうなんでも捨てちゃうから、あんまり残ってないのよねえ。引っ越しもしたし。」
子2「えー。何にもないの?」
母2「うーん……。あ、そうだ、ものではないけど、いいかな?」
子2「なになに?」
母2「……友だち。」
子2「えっ!」
母2「ほら、○○ちゃんていうおばちゃんいるでしょう。」
子2「うんうん。」
母2「あの人、幼稚園の頃からの友だち。」
子2「そうだったのかー。ずううっと?」
母2「そうよ。小学校から大学までいっしょだったしね。他の友だちは途切れてしまった人もいるけれど、○○ちゃんだけはいまだにね。」
子2「へえ、すごいなあ。よっぽど気が合うんだね。」
母2「そうね、でもね、最初は幼稚園の庭でね……。」
思い出の品を介して、タイムスリップ。昔の話をわが子にするというのは特別な感じがありますね。大いに盛り上がってください!
授業の渚 Billyは、イチローのサインボールをもっているらしいですよ!!
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=12&syuu=1
- ● 小4 ツゲの山 11.3週 「第四にお米は(感)」 (778字) すずめ miri 2012年11月14日 17時37分
347 (小4オープン資料室)
この富山和子さんの米にまつわるお話は、今学期、ずっと続いています。(10.2週、10.3週、11.1週、11.2週……。このあとも続きます。)
できれば、お子さんといっしょに全編お読みになると、より理解が深まることでしょう。
... 今週は、お米が二千年もの間、作られ続け、食べられ続けた理由が明かされます。
さて、おうちでの対話ですが……。お米に関する実例は先月も使ってしまったので、さてどうするか?
いっしょにお米に関するさまざまなことを調べるのもよいし、前に書いた話をさらに煮詰めていくのもおもしろいですね。
例
父「そうそう、お米の話と言えばいつだったか、米不足があったな。あの話はどうかな?」
子「えっ、ほんと? それはいいね。いつだったの?」
父「えーと、1990……うーん、はっきりしないな。検索してみよう。」
……
父「1993年だな。『1993年米騒動』だって!」
子「米騒動……。すごい、歴史って感じ!」
父「そんなネーミングだったとは! あの時、初めてタイ米を食べたんだ。」
子「タイ米って、この長文のインディカ米だよね?」
父「そうそう!」
子「味は? やっぱり、いつものお米の方がおいしかった?」
父「そうなんだよ、長細い形でちょっとパさついてたな。ピラフやカレーにしたらまあまあだったけどね。」
子「へえ、僕食べてみたいな。」
父「米不足の原因についても調べてみよう!」
☆検索ワード 「米不足」「米騒動」「インディカ米」「タイ米」
<<参考 10.3週>>
https://www.mori7.com/okajg/index.php?id=310
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=11&syuu=3&banngou=5
- ● 小4 ツゲの山 11.3週 「第四に、お米は」(感想文) (908字) いと ito 2012年11月14日 16時41分
344 (小4オープン資料室)
第3週は感想文!
課題長文が、いきなり「第四に」から始まっていますね。(笑)
第一から第三のことは、前週11.2週の長文に書かれています。
ほとんどの人は、毎週の長文音読をしていて分かると思いますが、もし「感想文の時だけしか長文は読まない」というような人がいたら、注意してそちらも読んでみてください。
ただし、2週めを読んでいないと感想文を書けない、というわけではもちろんありません。
「お米(稲)という食品の優れているところ」について続けて書かれていますが、今回説明されているのは、「お米が毎年、たくさん作れること」と「お米がとてもおいしい」ということ。
この二点から“似た話”を考えて、書いていければいいでしょう。
先月の感想文と重なってしまうかもしれませんが、「田植えや、稲刈りをしたこと」。「去年すっかり刈りとったのに、今年も元気にのびていて驚いた(また刈るのかとちょっとうんざりした、でも・笑)」という経験はありませんか?
そしてもちろん、「お米をおいしく食べたこと」があったら、ぜひ書きましょう!
毎日おうちで食べるごはんは元より、キャンプに行って「はんごうすいさん」(たき火でお米をたくこと)をした時のごはんはおいしかった……などという【前の話】が書けたらいいですね。
ちなみに、「米」という漢字を分解すると「八」「十」「八」になりますね。
そこから「お米は一つぶ作るのに“八十八”日かかる。そんな農家の人たちの働きを思って、一つぶも残さず食べなさい」……という話を聞いたことがあります。(「漢字の糸」
https://www.mori7.com/okakj/index.php?id=25)
こういった、お米について聞いたり調べたりして、知っていることがあれば、それも書いてみてください。
★項目は、
構成【三文ぬきがき】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つです。
まずは本文を読み返しながら、【三文ぬきがき】する箇所を選びましょう。
全体を「はじめ」「中」「おわり」に分けて、そこから一文ずつぬきがきするようにすると、自然とうまく要約された内容になりますよ。
- ● 小4 ツゲの山 11.2週 「バスや電車にのったこと」 (993字) すずめ miri 2012年11月06日 16時32分
340 (小4オープン資料室)
最近は、遠い学校まで小1の時から電車で通っているという子も多いかもしれませんね。朝から通勤ラッシュにもまれて、いろいろな体験をしていることでしょう。
一方、徒歩圏内の学校に通っている場合は、乗り物ででかけるのはちょっとした冒険になり得る場合もあるでしょう。
その子のライフスタイルに応じてたくさんの物語がありそうですね!
おうちの方からは、ご自身の初めて一人で乗り物ででかけた話や、現在の通勤事情、生徒さんの小さいころのお話しなどをユーモアたっぷりにお願いします。
例1
父「お父さんの田舎では、電車は一時間に一本だし、バスもあんまり来なかったよ。だからみんなほとんど車か自転車だったなあ。」
子「そうなんだ。じゃあ初めて電車に乗ったのはいつ? 一人で。」
父「えーと、一人で、は中学にあがってからかなあ。」
子「えっ、そんなに大きくなってから?」
父「うん、だって必要がなかったからなあ。」
子「そうかあ。そんなに大きかったらあまり緊張もしなかったよね。ぼくはね、去年初めて……。」
例2
母「このあいだね、会社に行く電車の中で、とってもいい子がいたのよ。黄色いカバーのランドセルをしょっていたから一年生じゃないかと思うんだけど……。混雑する電車の中で、ちょっと先に立っていたおばあさんをみつけて、すっくと席を立って、おばあさんの手を引いて、どうぞって。そのすきに座ろうとしていた若い男性、バツが悪そうだったな。」
例3
祖母「●●ちゃんが2年生の時、初めて一人でおばあちゃんちに来たでしょう?今考えると、バス停までお母さんが送ってきて、こっちのバス停ではおばあちゃんが待っていて、だから、ほんの15分くらいのことなんだけどね。緊張した顔して降りてきたわねえ。」
子「あー! そうだったね! すごくドキドキしたのを覚えてるよ。おばあちゃんがいなかったらどうしようとか思って。」
祖母「今じゃ一人で電車で遠くまで行くんだものねえ。成長したねえ。」
もちろん、飛行機や船でもかまいません。乗り物に乗って、非日常的体験をしたことをいろいろ思い出してみてください。
場所が移動するだけでなく、気持ちにも変化がありますよね!
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=11&syuu=2
- ● 小4 ツゲの山 11.1週 「わたしの好きな食べ物」 (1464字) すずめ miri 2012年11月01日 14時49分
336 (小4オープン資料室)
現代日本は飽食の時代、多種多様な食材と料理が巷にあふれています。世界各国の料理がお店や自宅で味わえます。子どもたちの嗜好もさぞやバラエティに富んでいることと思いきや……。
給食メニューの人気度ランキングを見ても……。
http://www2.azaq.net/vote/vote.cgi?tomo1 きゅうしょくはかせのランチ☆ルーム(
http://www.geocities.jp/hakase949/ )
http://www.garbagenews.net/archives/1992357.html 日本スポーツ振興センター調査
お父さんやお母さんの懐かしいメニューがランクインしているではありませんか。ここにあがっているあげパン、カレー、ソフト麺というのは、おかわり争奪戦の主役ではなかったでしょうか?
ということで、親子で話が合いそうですね!
また、おうちでの「おふくろの味」「パパの料理」で好きなもの、その方が書きやすければ、好きなお菓子についてでもよいでしょう。
おうちの方からのお話としては、ご自身の現在または子どもの頃の好物についてとか、生徒さんの小さかった頃の好きな食べ物にまつわる話などができそうですね。
「こういうきっかけで好きになった」「どういうところが好きか」「どのくらい好きか」などという話が加わるとぐっと内容が濃くなりますね。
例1
父「○子は、赤ちゃんの時から、バナナが好きだったね。まだ小さいのに一本食べると言って聞かなくてね。お母さんはおなかをこわすといっていつも心配してたよ。」
子「赤ちゃんの時からだったんだ。今も大好物だもん。」
父「バナナを手に持った写真がいっぱいあるんじゃないか?」
母(ごそごそ)「あったわよ、これこれ。ほら、ここにも。」
子「やだー、なにこれ! おさるさんみたいな○子、なんて書いてある!」
例2
母「お母さんの4年生ごろの好物と言えば!! いくらです! いくらのおすしが大好物で。一人で20個も食べた記録があるわよ。」
子「いくらばっかりー?」
母「そうよ! もうおじいちゃんなんか、目を丸くしておなかのなかで卵が孵化するぞ! なんて脅かしたのよ。」
子「きゃー。気持ち悪い~。」
母「でも、最近はコレステロールがどうとかパパが言うから、なんだかあまり食べたくなくなっちゃった。」
子「ふうん。そんなに好きだったのにね。」
例3
母「△彦が好きなものと言えば?」
子「もちろん、フライドポテト!」
母「そうよね! 幼稚園の頃は、お誕生プレゼント何がいい? と聞いたらフライドポテトって言っていたのよ。」
子「えっそうだっけ!」
母「小1の時は、給食のフライドポテト、3回もおかわりして、気分が悪くなって保健室行きだったわよねえ。」
子「それも忘れてた!」
母「去年は、うちで揚げていたフライドポテト、わしづかみにしてヤケド!」
子「ぎえええっ、それ覚えてるよ!!」
食の話題ってどうしてこんなに楽しいのでしょう。各学年の課題にところどころでてきますが、その時はおうちでの予習の会話もさぞ盛り上がることでしょう。もし、予習はむずかしい、対話はたいへんだとお感じになっているようでしたら、今回のような話題で慣れるとよいかもしれませんね。
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=11&syuu=1
(こぶたのBillyの好物がとんかつ!?)
- ● 小4 ツゲの山 10.3週 「みなさんは江戸時代の」(感想文) (749字) いと ito 2012年10月16日 16時01分
332 (小4オープン資料室)
10.3週は感想文課題。
「お米」と、それを育てる「水田」について書かれた長文になっています。
みなさんも、ほとんど毎日お米を食べていると思います。お米は、日本人の大切な“主食”(しゅしょく)ですよね。
パンやラーメンがなかった昔の日本においては、今よりもさらに価値がありました。
本文中にもある通り、江戸時代の武士たちは、お米を給料としてもらっていたのです。つまり当時のお米は、今でいうお金と同じくらい大事なものだったということですね。
「もし、自分のおこづかいがお米だったら……?」などと想像してみるといいかもしれません。
(ちなみに江戸時代にも、お金はちゃんとありましたし、それで買い物をすることも普通にできました。お金がないほどの昔だから……というわけではないので、注意してください。)
もう一つ、そんなお米を作り出すのが「田んぼ」。
これも日本人にとって欠かせない、重要なものであることが書かれています。
食べ物であるお米を作れるだけでなく、飲み物である水もたくわえてくれる「緑のダム」だと、本文では説明されていますね。
みなさんも、校外学習などで、田植えや稲刈りを体験したことがあるかもしれません。
あるいは、米作りとは関係なく田んぼでどろんこ遊びをしたり、カエルを捕まえたりした……という楽しい思い出もあるでしょうか?
ぜひ、そういった【前の話】を書いてみましょう。
もし、自分で思いつくことがなくても、お父さんお母さんからは田舎の話が聞けるかもしれません。
江戸時代や戦国時代の本をよく読んでいて、くわしい人は、そこから得た知識を【調べた話】として書くのもいいですね!
★項目は、
構成【三文ぬきがき】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つです。
- ● 小4 ツゲの山 10.3週 「みなさんは江戸時代の(感)」 (1272字) すずめ miri 2012年10月12日 15時47分
328 (小4オープン資料室)
今週は感想文です。これは10.2週から続いているお話なので、あわせてお読みになったあとで対話をいたしましょう。
著者の富山和子さんは環境問題評論家で、いろいろなところで発言されていますのでご存じの方もあるでしょう。自然食品の宅配の機関紙や自然問題のサイトなどで何度も見かけました。
4年生にとっての「お米」は、「ごはん」でしょう。コメ問題、食糧自給問題などに発展する場合もあるかもしれませんが、さしあたっては「お米」「ごはん」の話、ということで話してみてください。
多くの小学校で5年生になると、バケツでの田植えを体験するようなので、上に兄弟のいるおうちではそこからの「似た話」も望めそうですね。
また、米どころにご親戚があったり、旅行したり、ということもあるでしょう。外食で、各地方、各国のお米料理を食べた経験もあるでしょう。さまざまな「お米に関する話」をいっしょに集めてみましょう。
実例1
子「お米の話かあ。私はパンやパスタの方が好きなんだけどなあ」
母「でも、お米ってね、ただの主食じゃないのよ。お赤飯やちらしずしみたいにお祝いの席や、お正月のおもちや、お彼岸の御萩や牡丹餅みたいに行事も欠かせないものなんだから」
子「あ、確かにそうだね!」
母「それにね、栄養的にもね、糖質、タンパク質、ビタミンB1と……」
子「ママ~! もしかして、お米について下調べした?」
母「ふふふ。ばれちゃった?」
子「今回は気合入ってるなあ」
母「ちょっと! 他人事みたいに言って!!」
実例2
父「……そうだよ、子どもの頃はね、田植えの時期と、稲刈りの時期にはそれぞれ学校が休みになったんだ。子どもも重要な人手だったからな。」
子「そうなんだ。いいなあ。」
父「いいなあって、農作業は大変なんだぞ。夕方にはくたくただったよ。」
子「ひゃー。でも、豊作のお祭りが楽しかったんでしょう? 」
父「そうそう、その祭りは……。」
実例3
兄(18)「米の話? うーん……。あ、去年短期留学した時さあ、マジでご飯恋しくなったわ。」
子「えっ、ほんと。お兄ちゃん、ふだんは『俺は麺ズだ』とか言ってるのに?」
兄「うん、自分でも意外だったんだけど、1週間目くらいから、みそ汁とご飯が無性に……。夢にも出てきたよ。」
子「えーっ! 夢にまで?」
姉(14)「そういう話、よく聞くよ。私なんかご飯大好きだから、とても外国には行けないよ~」
子「……他の食べ物ではそこまでのことはないよなあ。お米って何か特別な食べ物なのかな?」
その他、長文にでてきたことをテーマに。「石高」「給料もお米!?」「配給のこと」「身分証の話」そして最後の川の話なども話し合うのによいテーマですね。
身近な、お茶碗一杯のお米の話から、環境問題にまで話が及ぶかもしれませんね。こういうのも「生きた勉強」と言えるのではないでしょうか。
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=10&syuu=3&banngou=5
- ● 小4 ツゲの山 10.2週 「ゆるしてあげたこと」 (791字) いと ito 2012年10月09日 15時21分
324 (小4オープン資料室)
10.2週の課題は、「ゆるしてあげたこと」。
誰かとけんかをしたり、いやなことをされたりしたけれども、ぐっとこらえて許してあげた……そんな話を書いていきましょう。
「大事なものを壊された、貸したものをなくされた」「傷つくような悪口を言われた」など、友達や兄弟とは、いつも仲良しというわけにはいかないと思います。しかし、逆にずっとけんかをしたまま、ということもありませんね。
そんな時の仲直りのきっかけを思い出していけば、「許してあげたこと」が見つけられるでしょう。
相手が謝ってくれたので自分も許せた、あるいは自分にも悪いところがあったと認めて、相手に謝ることができた……といった話が書けそうです。
もちろん、人間同士のことでなくても構いません。
「犬と遊んでいたらガブリとやられて、痛かった」
「せっかく描いた絵を、猫に引っかかれてボロボロになってしまった」
など、ペットが起こした事件もあるのではないでしょうか?
それらについても、「力加減が分からなかったのだろうから」、「届くところに置いておいた自分が悪いので」許してあげた……などとまとめられたらいいですね。
★項目は、
構成【動作情景の結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
ぜひ、お父さんお母さんにも【前の話】を聞いてみましょう。
自分が小さい頃にしてしまったいたずらを、「許してもらったこと」があるかもしれませんよ。
そしてもう一つ、今学期重要な★項目が【動作情景の結び】です。
今までのように「思ったこと」「感じたこと」ではなく、“動き”や“見た景色”を書き、作文をしめくくります。
「仲直りした僕と○○くんは、今日も笑顔で学校に歩き出しました。」
「セロテープで修復された絵が、今でも私の部屋に飾られています。」
など、場面が想像できるような“結び”を考えてみてくださいね。
- ● 小4 ツゲの山 10.2週 「ゆるしてあげたこと」 (1007字) すずめ miri 2012年10月05日 19時52分
322 (小4オープン資料室)
「えーっ、むずかしい、書くことないよー。」
「ゆるしてあげたこと、あるでしょう?」
「ないない、全然ない」
こんな会話になりがちな、漠然とした課題です。しかし、よく考えてみると、「ゆるす」「ゆるされる」場面は、日常的に非常に多いと思います。
大きなものから、小さなものまで、いろいろなシーンでの「ゆるし」を出し合ってみましょう。
さらに「その時どんな気持ちがしたか」というような心情についての語り合いができたら、とても素晴らしいですね。
例1
子「うーん、ゆるしてあげたこと、あるかなあ?」
母「あら、毎日のように、お兄ちゃんらしく、何かされても弟をゆるしてあげているじゃない?」
子「そんなことでいいの? だって弟はまだ小さくてわからないんだもん。仕方がないと思ってさ。」
母「お母さんは自分が末っ子だったから、いつもゆるしてもらうばかりだったなあ。それを考えると、あなたは偉いわよ!」
子「えっ、そ、そう?」
例2
父「ちょうどぴったりな話があるぞ。この間、パパの部下の@@君が、大失敗をしたんだよ。客先にもえらい迷惑をかけてね。不注意が原因だったから、どうして細心の注意を払わなかったんだよっ、何度も言ったのに! って怒鳴りたかったけれど……。」
子「えっ、怒鳴らなかったの?」
父「うん、ぐっとこらえて、いいんだ、失敗は誰にでもある、人間なんだからなって言ったんだ。そうしたら、@@のやつ、てっきり大目玉をくらうと覚悟していたらしく、きょとんとした顔をしていたよ。でも、そのあと、今度からこうやって二重にチェックすることにしました、これでミスはなくなります、と言って改善案を持ってきたんだ。怒鳴っていたら、そんなふうにくふうしようなんて思わなかったかもしれないなと思ってね。」
子「そうなんだ、怒鳴るより効果があったんだね。さすが、パパ! (だから、ぼくのことも怒らないでよー)」
その他、大きな話として国同士の争いについてとか、交通事故の示談とか、見回してみるとかなり出てきそうですね。
ゆるしてあげる側だったことだけでなく、ゆるしてもらった側の話も入れるとさらに範囲が広がりますね!
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=10&syuu=2
(Billyも妹をゆるしてあげたようです!)
- ● 小4 ツゲの山 10.1週 「お父さん、お母さんの仕事」 (437字) いと ito 2012年10月01日 16時10分
316 (小4オープン資料室)
秋の新学期がスタートしました!
10月からの課題フォルダは“ツゲ”。キリンの表紙を目印にしてください。
第1週の課題は「お父さん、お母さんの仕事」。
お父さんがどんな会社に勤めて、どんな仕事をしているか、くわしく知っていますか? この機会にいろいろ取材してみてください。
また、お母さんは働きに出てはいないかもしれませんが、毎日の掃除やみなさんの食事作りなど、家の中のことも大切な「仕事」ですよね。
多くの苦労や、難しい作業のやり方などを聞くことができれば、お父さん・お母さんへの感謝や尊敬の気持ちが深まることでしょう。
今学期からは★項目も変わり、
構成【動作情景の結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つとなります。
上でも説明していますが、今回の課題は【前の話聞いた話】を書いていくにはもってこい。
話を聞いて感じたことを、「毎日こんな大変な仕事をしているなんてすごいな」など、【心の中で思ったこと】としてまとめましょう。
- ● 小4 ツゲの山 10.1週 「お父さん、お母さんの仕事」 (1258字) すずめ miri 2012年09月28日 14時28分
310 (小4オープン資料室)
4年生も後半になりました。低学年の時と違い、自分以外の人にも目が向けられるようになりますね。一番身近なお父さん、お母さんについても、「どんな仕事をしているか」「どんなたいへんなことがあるか」「自分のためにどんなふうにがんばってくれているのか」などがだんだんわかってくると思います。
おうちの方も、具体的な内容や、いろいろなエピソードを通じて、仕事について、家庭生活や子育てについての考えを少しでも伝えられるとよいですね。
対話によって、わが子とこんな話ができるようになったのだなあという感慨にふけることでしょう。
対話のコツとしては、単なる職業紹介や、家事についての話というよりは、その子との関わりにおいて、話を進めるとよいでしょう。
例1
「お父さんの仕事? うーん、子どもには難しくてうまく説明できないなあ。」
「えーっ、困るよ、作文に書くんだから。」
「作文に!? そうか、よしよし。お父さんは、とてもカッコイイです、って路線で書いてくれよ。」
「わかった。だから詳しく教えてね。」
「うんうん、お父さんの仕事は、簡単に言うと、ユーザー向けのセキュリティシステムの構築……、あっ、えーとね。わかりやすく言うとね。そうだ、ちょっとこの画面を見てごらん。パソコンを使うとき、まず、こうするでしょう?」
「うん、いつもこの画面が出るよ。」
「この画面を作ったのが……」
例2
「ママは、うちにいて、うちの仕事をしてくれているんだよね?」
「そうよ。」
「料理、掃除、洗濯、えーと、ニャン太郎の世話、それから……。」
「うちの中のことだけでなく、あなたたちの学校へ出向く用事や、買い物、クリーニング、庭の手入れ、ご近所づきあい、おばあちゃんの病院通い、生協の共同購入、銀行回り、それから……。」
「おけいこごとの付き添いや送り迎えもだ! 」
「そうそう。こうしてあげてみるとけっこう忙しいのよねえ。」
「ほんとうだね。たいへんだなあ。」
「うん、でもね、家族のみんなが健康で楽しく毎日を送るためには欠かせないことばかりね。だから、がんばっちゃうわよ。」
「ママ、ありがとう! 今度からぼくもお手伝いをする……あっ! 今日約束してるんだ、公園行ってきまーす!」
「あ……。」
例3
「お母さん、だいじょうぶ?」
「うん、今日は残業でちょっと疲れたわ。」
「先月も今頃、こうだったね。」
「そうなのよ。会社ってね、月末になるとね……」
子どもたちが、最初に「仕事」「職業」というものについて考えるのは、おうちの方の話を聞いた時が多いと思います。正直にとても大変だ、という話をするのは大事なことですが、「大変だけれど、やりがいがある」「辛い時もあるけれど、達成感がある」「家族が喜んでくれるので報われる」とか、「自分にしかできない仕事だと思うと誇らしい」というような前向きな結びを忘れずに!
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=tu&tuki=10&syuu=1
- ● 小4 チカラシバの山 09.3週 「くッくッくッ(感)」 (822字) すずめ miri 2012年09月13日 16時22分
301 (小4オープン資料室)
9.3週 「くッくッくッ(感)」
作者は新美南吉、あの「ごんぎつね」の作者です。心を打つ美しい話をたくさん残しています。
さて、今週はどのようなテーマで対話をしましょうか?
●「(私なんか)どうせ~だもん」と思ってしまった話
●誰かに頼りにされた話
●誰かに信頼された話
●ほめられてやる気が出た話
このあたりでしょうか。
子「このあいだ、教室のドアに大きな落書きがしてあったんだ。みんな、だれがやったんだ、と大騒ぎ。そのときね、休み時間にドアのそばで遊んでいた子が怪しいという話になっちゃって……。ぼくらもその中にいたんだよ。そうしたら、先生がね、そんなふうに人を疑っちゃいけない、
この中にそんなことをする子がいるはずないでしょう、って。」
母「お母さんね、子どもの頃、よその人に電話の応対がとてもじょうずだってほめられたことがあったのね。すごくうれしくて、それまでは、人と話すのが苦手だったんだけれど、全然平気になったのよ。」
父「小学生の時は、何でも兄さんと自分を比べて、どうせぼくは、って言ってたんだ。ある時、おじいちゃんがね、兄さんは兄さんだ、お前は、クラスの誰よりも野球がうまいそうじゃないか、それがお前だろう? って言ってくれてね。それ以来、ますます野球をがんばって、大学まで野球を続けたんだよ。」
子(妹)「うちのキャンディ(犬)は、私のこと、一番頼りにしてるよ。何かあると私の方に来るし、私のそばだと安心して眠るもん。」
人に頼りにされるということは、自分の存在価値を見出す、もっともわかりやすい形なのかもしれませんね。
そういう意味では、お父さん、お母さんが初めて親になった頃の話などもぴったりですね!
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ti&tuki=09&syuu=3&banngou=5
- ● 小4 チカラシバの山 9.2週 「わたしの好きな勉強」 (667字) すずめ miri 2012年09月07日 15時58分
297 (小4オープン資料室)
算数や国語でなくても、よいのです。体育、図工の好きな子はそれを書きましょう。学活や給食だって、広い意味では勉強と言えますよね。
おうちの方は、今回も大活躍! 子どものころを思い出して、楽しいエピソードを披露してあげましょう。
...
「お父さんはね、小学校の頃から算数が好きだったんだよ。それはなぜかというとね……。」
「ママはね、小4の時は、図工が一番好きだったなあ。秋の写生会で描いた風景画が市のコンクールに出品されたのよ。好きこそもののじょうずなれだねって校長先生に褒められたのよ~」
「ぼくは、子どもの頃からずっと動物が好きだったから、理科の生き物の勉強の時だけは元気いっぱい、よく手をあげたよ。夏の自由研究も……。(獣医学部志望の兄)」
「パパの好きだった勉強? うーんと、えーっと……。まいったなあ。勉強は嫌いだったんだよなあ。あ、なに、体育でもいいの? 体育の話ならまかせとけ! 4年の頃はなあ(イキイキ)……。」
子供たちは、どちらかというと、「過去の栄光話」より、「オトナの失敗談」が好きです。説教臭く、「……というように、パパのようにしっかり勉強して……」という話より、「こんなドジなこともあったけれど、今ではしっかりお父さんになってるゾ。」という人間味あふれる話のほうがどんなにか魅力的でしょう。
楽しく盛り上がってくださいね!
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ti&tuki=09&syuu=2
- ● 小4 チカラシバの山 9.1週「秋の虫」 (516字) いと ito 2012年09月01日 12時50分
294 (小4オープン資料室)
9月1週、いよいよ二学期の“進級試験”がやってきました。
「★印の決まった課題で」「四つの★項目をすべて使って」「目標字数500字以上書く」の三つが、合格の条件となります。
気合いを入れて、がんばっていきましょう!
課題は「秋の虫」。
秋……を考えるには、まだまだ暑い日が続いていますが、去年の秋のことなども思い出してみてください。
夏のセミとは違い、涼しさを感じさせる「秋の虫」の声。コオロギやスズムシ、マツムシ、クツワムシなどが代表的ですね。
そうした虫を捕まえたことや、飼って観察したことを書いていけるといいでしょう。
そんな経験がない……という人は、いっそ秋ではなく、「夏の虫」の話にしてしまってもいいです。(笑)
「秋の虫もいいが、僕は夏のセミの方が元気が良くて好きだ。」という書き方です。
どちらにせよ、図鑑に載っているような虫の“説明”ではなく、自分の体験を中心に書いていけるよう、心がけていってくださいね。
★項目は、
構成【書き出しの工夫】
題材【自分だけがしたこと】
表現【たとえ/ダジャレ表現】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
やはり書き出しは、「リーリー」「コロコロコロ……」など、虫の声から始めるのがいいかな?
- ● 小4 チカラシバの山 9.1週 「秋の虫」 (645字) すずめ miri 2012年08月24日 17時13分
285 (小4オープン資料室)
猛暑を増幅させるようなセミの大合唱! 少しなら風物詩と言えそうですが、ひっきりなしの大声にはまいりますね。秋の到来が待ち遠しいところです。
セミにかわって登場するのは、涼やかな鳴き声の秋の虫たちです。
スズムシ、コオロギ、クツワムシ、マツムシ……。鳴かないけれど赤トンボも! どのくらいあげられるかお子さんと競争してみましょう。音色を聞かせてくれるサイトもありますよ。
さて、もう4年生なので、「きれいな鳴き声だな」というだけでは物足りない。今回はぜひ、「秋の訪れを感じさせる」「季節の変わり目を告げる」秋の虫、という視点を取り入れましょう。
冒頭に述べたセミとの違いに着目してもよいですね。
対話の材料としては……。
●虫の登場で、秋を感じた思い出
●虫のこえ・赤トンボの歌に感じること
●音色の違いに言及
●最近、都会ではなかなか聞けなくなった秋の虫の声。おうちの方の子供時代、田舎での体験など。
今回は、とても感覚的なことを話し合える機会です。なかなかふだんできませんね。十分に楽しんでみてください。
それから、進級テストなので、忘れずに「自分だけがしたこと」を入れましょう。去年の秋のことや夏休みの田舎での体験を書くか、「今年も毎晩、耳をすましているけれどまだ聞こえない」という報告でもかまいません。
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ti&tuki=09&syuu=1
- ● 小4 チカラシバの山 8.3週 「次の朝 早く (感)」 (598字) すずめ miri 2012年08月24日 11時41分
284 (小4オープン資料室)
チ 8.3週
海蔵さんにしても、老人にしても、こういうところは誰にでもあるという部分がクローズアップされています。
...
似た話として話し合うには、「素直に謝れなかったこと」をテーマにするとスムーズでしょう。失敗したり迷惑をかけてしまったり、そのほか、さまざまな過ちを繰り返しながら私たちは毎日生きています。その過ちに気付いた時、すぐに「ごめんなさい」の一言が出ればよいのですが……。状況によって、または変な意地を張ってしまって言えないことも多いですね。
●友だちや家族とケンカして、明らかに自分が悪いとわかっているのに、謝れなかった。
●先生やおうちの方に叱られて、思わず言い訳や反抗をしてしまい、謝る機会を逸してしまった。
●誰かのものを壊したり、大事なものをなくしたり……。重大な過失を犯してしまったのに、あまりのことにうまく謝ることができなかった。
おうちの方も、子ども時代のこと、現在のこと、いろいろ思い当たることがあるかもしれません。
また、すぐには謝れなかったけれど、海蔵さんのようにあとでよく反省して、勇気を出して謝ることができたパターンもいいですね! その時、どんな気持ちがしたでしょうか。
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ti&tuki=08&syuu=3
- ● 小4 チラカシバの山 8.2週 「つまみ食いをしたこと」 (492字) いと ito 2012年08月09日 13時33分
273 (小4オープン資料室)
8.2週の課題は「つまみ食いをしたこと」。
これは、そのものズバリの作文ですね。お菓子やご飯がとてもおいしそうなので、ついつい……ということがありませんか?
つまみ食いなどしたことがない、というお行儀の良い人もいると思いますが、ぜひ試してみるといいでしょう(いいのか)。
自分のものでなく、兄弟のおやつや友達のお弁当をつまみ食いしてしまったという話でも(かわいそうですが……)面白く書けそうです。
お弁当なら、みんなでワイワイとおかずの取り合いをした、なんていう場面などが書けたら楽しいですね!
もちろん、ばれないようにひっそりと食べた楽しさ、緊張感など、自分の気持ちもくわしく書いていけると思います。
★項目は
構成【書き出しの工夫】
題材【自分だけがしたこと】
表現【たとえ/ダジャレ表現】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
「つまみ食いは、普通に食べるより数倍おいしいな、と心の中で思いました」という人もいるでしょうし、逆に「びくびくしながら食べたので、まるで夢の中にいるみたいに味が分かりませんでした」という人もいるかもしれません。
自分らしさが表れた作文を目指していきましょう!
- ● 小4 チカラシバ 8.2週 「つまみ食い」 (666字) すずめ miri 2012年08月08日 17時17分
271 (小4オープン資料室)
チ8.2週
「こら!」
フライドポテトを揚げながら振り向くと、外から帰った汚い手で、できたてのポテトをつまんで逃げる息子!!
お宅でもありますでしょうか? お行儀悪いわ……と顔をしかめる方も多いでしょうが、子どもにとってはつまみ食いも「非日常的営み」の一つ。子どもはほんとうにふだんと違ったことが好きなのです。
お子さんとの対話では、その子の小さいころのつまみ食いの思い出(?)や、お父さん・お母さんの子どもの頃のつまみ食い失敗談! などがよいでしょう。
ふつうに食べるよりなぜかおいしいつまみ食い。経験のない人は、「好きな食べもの」について書いてもよいでしょう。
<こんな場面、ありませんか?>
●個数の決まったものの場合、つまみ食いされると非常に困る!
●おばあちゃんのコロッケはほんとうにおいしいので、(お母さんは)小学生の頃はつまみ食いをしまくっていたが、ある時、揚げたてで指先を大やけど!!
●妹は「つまみ食いしてない」と言ったが、口のまわりに……。
●お父さんは、給食の時大好物の△△が出たので、思わずいつもの調子で、つまみ食い、みんなから非難轟々。
●つまみ食いを「味見」と言っている。
などなど。他に、つまみ食いされやすい料理などについて「傾向と対策」を話し合うのもgood!
授業の渚
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- ● 小4 チカラシバの山 8.1週 「虫をつかまえたこと」 (447字) すずめ miri 2012年08月01日 16時14分
264 (小4オープン資料室)
男女問わず、虫の話は好き嫌いがわかれるところです。クワガタ・カブトムシ・トンボなどの虫とりの話から、蚊やハエをやっつけた話まで、どんなものでもよいでしょう。
おうちの方からは……
●小学生の頃、早朝、山にカブト虫を捕りにいった時のこと
●草むらでたくさんバッタを捕まえたこと
●赤とんぼがなかなかつかまらなかったこと
●寝ている時、蚊をつかまえるのに苦労したこと
●ゴキブリとの戦い
●ハチに襲われそうになって逆襲したこと
●小さいころ、ありをたくさんびんに集めたこと
などいろいろあると思います。
いずれもそのとき工夫したことや、苦労したこと、その時の気持ちなどをいっしょに話してあげると、書きやすく、内容も濃くなると思います。
そして、「昔はたくさん虫がいたけれど、今では……」という比較ができるとさらによいですね。
授業の渚
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- ● 小4 チカラシバの山 8.1週 「虫をつかまえたこと」 (448字) いと ito 2012年08月01日 14時06分
261 (小4オープン資料室)
8月第1週の課題は、「虫をつかまえたこと」。
夏真っ盛りのこの季節、毎日うるさいくらいに鳴いているセミを筆頭に、本当にたくさんの虫や生き物が活発に動いています。
虫捕り網を突き出しても、すんでのところで素早く飛び去ってしまうセミ。
緑に光りながらひらひらと飛んで、人懐っこく寄ってきたりするホタル。
夜中のうちに仕掛けをして、樹液に集ったところを採るカブトムシ、クワガタムシ……
種類によってその捕まえ方もさまざまですね。
捕まえるためにどんな工夫や苦労をしたか、一緒にいた両親や友達との会話なども交えて、くわしく書いていけるといいでしょう。
森よりも川で遊ぶのが好き、という人は、虫ではなく魚やカエルを捕まえた話を書いてもいいですね。
★項目は
構成【書き出しの工夫】
題材【自分だけがしたこと】
表現【たとえ/ダジャレ表現】
主題【心の中で思ったこと】
の四つです。
「そこにいる虫を無視することはできない。虫捕りは昆虫と人間の対決だと、僕は心の中で思った」……など、楽しい表現ができるといいですね!
- ● 小4 チカラシバの山 7.3週 「母屋はもうひっそり」(感想文) (1172字) いと ito 2012年07月18日 13時30分
252 (小4オープン資料室)
第3週は、感想文の授業!
6月までとはがらりと変わり、今学期の課題からは物語長文が続いていきます。
新見南吉作『おじいさんのランプ』より、人の心について深く描いたお話が多く取り上げられています。毎週しっかり音読して、理解を深めていってくださいね。
今回のお話は、ランプを売ることを商売にしていた巳之助(みのすけ)が、牛小屋に火をつけようと忍び寄る場面から始まります。
なぜ、そんなことをしようとしているかというと、電灯が普及して、自分の売り物であるランプが必要とされなくなったから。その“さかうらみ”で、電気を引くことに決めた村人の家を燃やしてしまおうというのです。そんな巳之助の胸の内は、先週、7.2週の長文にも描かれているので、読んでみてください。
うらみにとらわれていた巳之助でしたが、火をつけようとした直前で、ハッと我に返ります。持っていった火打ち石があまりに扱いづらく不便なので、思わず「古いものはいざという時に役立たない」とつぶやいてしまったからです。
自分にとってランプは大切な商売道具だが、他の人にしてみればもはや古臭い、役に立たないもの。みんながより便利で、新しい電灯を求めるのは当然のことなのだ……と、巳之助は自分自身の言葉で思い知ったのです。
そして巳之助は、さかうらみをやめて、ランプを売る商売も終わりにしよう、と決意することができました。
皆さんも、どうしても気持ちのおさまりがつかず、“やつあたり”をしてしまうことがあるでしょう。
四年生ともなれば、「それがいけないことだ」と頭では分かっているのに、止められない、ということもあるかもしれませんね。
巳之助のように怒りに任せて良くないことをしてしまった話や、それをきちんと押しとどめたり、反省することができた……という話が、“似た話”になるでしょう。
友達とけんかをして泣かせてしまったけれども、あとで自分が悪かったと認めて謝り、仲直りした……などという身近な経験が、きっとあると思います。
または、この話の中での火打ち石やランプのように「古くて使いづらく、いざという時に困ってしまったもの」についても書けそうです。
キャンプに行った時などは、家庭にある便利な道具が使えず、苦労するものですよね。それこそ火打ち石や、棒と板で火を起こす野生的な経験をした人もいるかな? 長文では火打ち石よりマッチの方が便利とありますが、そのマッチも湿気(しっけ)ていては使えませんよね。
他にも、停電が起きた時にはロウソクや懐中電灯が活躍しますが、やはり電灯の明るさと手軽さにはとても及びません。
ぜひ、このような自分なりの“似た話”を考えてみてください。
★項目は、
構成【三文ぬきがき】
題材【自分だけがしたこと】
表現【たとえ/ダジャレ表現】
主題【心の中で思ったこと】
の四つです!
- ● 小4 チカラシバの山 7.2週 「わたしの母(父)」 (622字) いと ito 2012年07月09日 16時02分
246 (小4オープン資料室)
7.2週の課題は、「わたしの母(父)」です。
二週続けて、お父さんお母さんに関する話。前回で書き尽くしてしまった……という人もいるかもしれませんが(笑)、今回もなるべくくわしく書いていきましょう。
「お父さんは○○県生まれで、仕事は△△」「お母さんは優しくて、料理は□□が上手」……というように、ただプロフィールを並べただけでは、四年生の作文としては少し物足りないところです。
これまでの課題と同じく、自分が実際に体験したことや、他の人から“聞いた話”を入れていくといいでしょう。
たとえば、遊園地へ行った時、お父さんが絶叫マシンを怖がって決して乗ろうとしなかった、とか。
いつもは優しいお母さんなのに、勉強の時だけは厳しくて、宿題が終わらないとご飯を作ってくれない、とか。
子供だからこそ知っている、両親の「意外な一面」を紹介できたらいいですね!
案外ドジでおかしかったことや、思ったよりすごくて尊敬したことなどを、最後に【心の中で思ったこと】としてこっそり書いてみてください。
また、お父さんにはお母さんの、お母さんにはお父さんの秘密を、それぞれ聞き出してみたりしたら面白いかもしれませんよ。
★項目は、
構成【書き出しの工夫】
題材【自分だけがしたこと】
表現【たとえ/ダジャレ表現】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
お父さんやお母さんの特徴的な口ぐせや、忘れられない印象的な一言などはありませんか?
ぜひ、「書き出し」に使ってみましょう!
- ● 小4 チカラシバ 7.2週 「わたしの母(父)」 (666字) すずめ miri 2012年07月06日 16時49分
242 (小4オープン資料室)
7.2週 「私の母(父)」
お父さんやお母さんについては、今までも何度か書いたので、ネタ切れという人もいるかもしれません。
しかし同じようなテーマについて、何回か書くと自分の成長ぶりがわかるものです。前に書いた作品と読み比べるとよいですね。
...
さて、単なる紹介文に終わらせないようにするためには、視点を定めて書く方法がおすすめです。お父さんやお母さんの特徴を中心に、読んだ人が「こんな人なのかなあ」というイメージを膨らませることができるような書き方をしてみましょう。
そのためにインタビューされるお父さん、お母さんは、次のようなことを念頭に答えてあげるとよいと思います。おじいちゃん、おばあちゃんにも聞いてみるようにすすめるのも手ですね!
●よその人からもよく言われるというような、性格や行動についての客観的なことがらを話す。
●ユーモアを交えて、失敗談を話してあげる。
●子どもとの関わりに注目して、話す。
「ママは、自分ではA型らしい几帳面な性格だと思っているのだけれど、まわりの人からは、うそでしょ? って言われるのよね。この間もね……。」
「お父さんは、自分でもかなり涙もろいと思うなあ。そうそう、今年の父の日も、●●から贈り物をもらって、思わず、……。」
やり取りするうちに、子どもの意外な見方に驚くこともあるかもしれませんね!
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ti&tuki=07&syuu=2
- ● 小4 チカラシバの山 7.1週 「お父さん、お母さんの子供のころ」 (717字) いと ito 2012年07月03日 12時09分
239 (小4オープン資料室)
7月から、夏の新学期がスタートです!
新しい課題フォルダの名前は「チカラシバ」。
ますますはりきっていきましょう!
7.1週の課題は「お父さん、お母さんの子供のころ」。
もう一つの「おふろ」という課題は、三年生の時と同じものです。去年この課題で書かなかった人は、今回それで書いてみてもいいでしょう。
ただ、今回のテーマは家族に“似た話”を取材する練習に、持ってこいです!
お父さんやお母さんの子供の頃といえば、当然、自分たちはまだ生まれていません。生まれていない時のことは知らないので、作文には書きようもありませんね。
「前になんとなく聞いたことがある……」という記憶だけで書けてしまいそうな人もいるかもしれませんが、細かいところがはっきりしないことはかえって書きづらいものです。
ぜひ、ご両親やおじいさん・おばあさんにインタビューをして、今まで知らなかったことをより詳しく教えてもらうようにしましょう。
意外な特技や自慢話、思わず笑ってしまうドジや、やんちゃの話を聞けるかもしれませんよ。
あるいは、「お父さんはかけっこが一番速かった」「いや、調子に乗って転んだので運動会ではビリだった」など、聞いた人によって話が食い違ったりして……。(笑)
項目は、前学期と一緒です。
しかし、今まで●(くろまる)だった目印が★(くろほし)に変わっています。
間違えないよう、注意してください!
構成【書き出しの工夫】
題材【自分だけがしたこと】
表現【たとえ/ダジャレ表現】
主題【心の中で思ったこと】
「子供の頃のお父さんお母さんと一緒に遊べたら楽しそうだな、と心の中で~」など、話を聞いて感じたことで作文をまとめましょう!
- ● 小4 チカラシバの山 7.1週 「お父(母)さんの子どものころ」 (320字) すずめ miri 2012年06月27日 15時23分
229 (小4オープン資料室)
さあ! お父(母)さん、出番です! どれを書こうか迷うくらいいろいろなお話を聞かせてあげてくださいね!
話し方のコツ (作文に生かせるように)
●時代に沿ったテーマで話す。(流行っていた遊び、おもちゃ、グッズ、歌などを具体的に)
●その子の今の状況と比較できる話をする。
「え、今5番なの? パパは4番(バッター)だったんだよ。(やや自慢)」
「あなたと違ってお母さんは運動が苦手で、4年生になっても坂あがりができなかったのよねえ(謙虚)」
●写真やものがあれば示す。
●おじいちゃん・おばあちゃんなどからの証言? を加える。
事前にいろいろ思い出しておくといいですね!
楽しく予習してください。
- ● 小4 6.3週 「怪我の功名」(感想文) (735字) いと ito 2012年06月19日 12時05分
226 (小4オープン資料室)
6.3週は感想文、「けがの功名」について書かれた長文です。
4月、5月に続きことわざ(慣用句?)の話題ですね。
まずは、長文をしっかり“音読”しておくとよいでしょう。分からない言葉や難しい表現があってもストップせず、とにかく最後まで読みきることがコツ。
黙読だと、ついつい無意識に分からないところや興味のないところを読み飛ばしてしまうことがあります。声に出して読むことでもそういう漏れがなくなるのです。
さて、「けがの功名」とは「けがをした(痛い目にあった、失敗した)」けれども「功名を得た(良い結果になった)」ということ。
自分でもそんな経験をしたことがありませんか? 「似た話」として書けるように、思い出してみましょう。
たとえば「高熱や大けがで苦しんだけれど、家族がいつも以上に優しくしてくれて、欲しい物を買ってもらえた」とか、「学校をお休みしてつまらなかったが、その日には先生がものすごく怒ったらしく、怖い思いをしなくてラッキーだった」など。
あるいは「友達とけんかをしてしまったが、お互いの悪かったところを話し合い、けんかする前よりも仲が深まった」……といった感動的な話もあるかもしれませんね。(こうなると「雨降って地固まる」の方がしっくりきますが……)
一人で考えていても、なかなかすぐには思い浮かばない話だと思うので、お父さんお母さんに「こういう話なんだけど……」と説明をし、話を聞いてくるといいでしょう。
●項目は、
【三文ぬきがき】(感想文)
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
「けがした足が痛いのに、『けがの功名』だなんて言われても、“こう、妙”な気持ちでした」
……なんていうダジャレはどうでしょう?(笑)
- ● 小4 タラの山 6.3週 「怪我の功名(感)」 (629字) すずめ miri 2012年06月14日 16時14分
222 (小4オープン資料室)
今回は、体験実例のためと対話をする時に、「ことわざ」についても話せるとよいですね。
知っていることわざを順番に挙げあう。
怪我の功名の意味は?
怪我の功名に似たことわざは?
そして疑問が生じたら、いっしょに調べ学習をしてみましょう。
おうちの方のお話としては、
「今でも仲良しの恵子おばさんって知ってるでしょう? 小学校からの同級生なのよ。だからもう30年以上の付き合いよ。でもね、最初はただのクラスメートだったの。ある時、理由は忘れてしまったけれど、大喧嘩をして……。その後、なぜか大親友になっちゃったのよねえ。不思議ね!」
「パパはね、ちょうど小4の秋、遠足だったのに、水疱瘡にかかっていて行かれなかったんだ。症状は軽かったのに、うつるから休まないといけなくてね。そうしたら、ふだんは弟や妹の世話で大忙しのおばあちゃんがね、その日はパパと二人だったから、ずっといっしょにいてくれてね。いっしょに本を読んだり、話をしたり、それは楽しかったなあ。下に小さい子がいるとめったにそんなチャンスないからな。今でも覚えているよ。」
こんな話のほか、あらためて考えてみると、これも怪我の功名といえるなあという話がでてくるかもしれませんね。
おもしろいことわざです。
(授業の渚)
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ta&tuki=06&syuu=3&banngou=5
- ● 小4 タラの山 6.2週 「水や土で遊んだこと」 (529字) いと ito 2012年06月12日 14時30分
217 (小4オープン資料室)
タラ6.2週は、「水や土で遊んだこと」。
いかにもやんちゃで、楽しい作文が書けそうな課題ですね。(笑)
プール遊びや海水浴をした話でももちろん良いですが、今の梅雨(つゆ)季節なら、「雨が降る中で遊んだこと」を書くのもいいでしょう。
新しくレインコートや、長ぐつを買ってもらったのがうれしくて、ドロドロになるまで遊んでしまい、その後お母さんに怒られた……なんていう話がありませんか?
土で遊んだことなら、砂場や田んぼでの体験を書けるといいですね。
砂の建物を作って、トンネルを掘り、そこに水を流して川にする……といった定番の遊びもあります。
人間とは不思議なもので、ふだんはきれいにしているのが当たり前なのに、一度泥の中に入ったりすると逆に「全身どれだけ泥まみれになれるか」に燃えてしまったりします。
水や土と触れ合って暮らしていた頃の、野生の血が呼び覚まされるのでしょうか?
●項目は、
【書き出しの工夫】
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
書き出しは、「パチャパチャ」「ネチョネチョ」など、水や土に触った感じが伝わる擬音(ぎおん)で始めるといいかもしれません。低学年の頃の【□○□○】表現を思い出してみましょう。
- ● 小4 タラの山 6.2週 「水や土で遊んだこと」 (553字) すずめ miri 2012年06月07日 15時05分
202 (小4オープン資料室)
昔(と言っても、いつを指すのかによるかもしれませんが)は、小学生は外遊び主流だったと思いますが、今は室内でのゲーム、という子が多いかもしれません。
「えー。ないなあ」
体験実例に困ったら、幼稚園の頃の砂遊びを思い出してもよいでしょう。また、それも書けないようなら、「水遊び」ということで、プールで遊んだ話でも可です。
おうちの方からは、たっぷりとどろんこ遊びの醍醐味を話してあげてください。予習シートにも書きましたが、ドロ遊びは人間が両生類だった頃?! の記憶のせいで小さい子に好まれるそうですよ。
「どろんこ遊びと言えば!! お団子よ! いかにまんまるに、きれいに作れるか競ったものよ。」
「パパはね、砂場でものすごいお城を作ったことがあるよ。3本のトンネルと、楼閣もあるんだ。おばあちゃんのところにそのときの写真があるかもしれないなあ。」
「そうそう、落とし穴を作ったことも……。」
「パパ! まねしたら困るからそんな話だめよ~。」
「いいじゃないか、作り方のコツはね……。」
お子さんの体験も聞きながら、子ども時代の腕白ぶりを披露してあげましょう。
また、知識として、「土遊びが、成長にもたらす影響」などについて、語るのもよいでしょう。
- ● 小4 タラの山 6.1週 「私の父(母)」 (810字) いと ito 2012年06月01日 11時31分
197 (小4オープン資料室)
6.1週は、一学期の“進級試験”です!
今回が初めてのテスト、という人もいるかもしれませんね。
◇「決まった課題で書く」
◇「目標字数、400字以上書く」
◇「四つの●項目をすべて入れて書く」
の三つが、合格するための条件となります。
作文を書き上げたら、先生に送る前に一度しっかりチェックしましょう。
課題は「私の父(母)」。
自分の両親について、作文を書いていきます。
気をつけるのは、「説明だけ」にしないこと。
「ぼくのお父さんは○○県で生まれて、××大学を卒業して仕事は△△です」というような内容では、お父さんがどんな人なのか、ちょっと分かりませんね。
それに、この一文だけで書くべきことが終わってしまい、長く続けるのも難しいでしょう。
大切なのは、お父さんお母さんの「個性」が伝わるお話を書くことです。
やはり趣味だとか、好きなもの、得意なことについて書くのが分かりやすいと思います。
本人に直接インタビューするのもいいですね!
そしてもちろん、自分自身の思い出と結びつけて、書いていくのも重要です。
毎日おうちの仕事をしてくれているお母さんですが、その中でもとくに「料理が上手」、「きれい好きで毎日お掃除をしている」ということがあるはず。
そこから、「誕生日にごちそうを作ってもらった」「いっしょに大掃除をがんばった」ことなどを思い出していけば、どんどん続けて書いていくことができます。
●項目は、
【書き出しの工夫】
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
文章中に使うだけでなく、それぞれの“項目マーク”を書き込むことも忘れないようにしてください!
最後のまとめとして、
「お父さんお母さんいつもありがとう、と……」
「やっぱり、うちではお父さんよりお母さんの方が強いんだなぁと……」
など、色々な意味で(笑)口には出しにくい、【心の中で思ったこと】をこっそり書いてみましょう。
- ● 小4 タラの山 6.1週 「私の父(母)」 (636字) すずめ miri 2012年05月31日 11時05分
181 (小4オープン資料室)
進級テストです。ふだん身近にいるおうちの方がテーマです。低学年とは差をつけて、ここはひとつ、内容が濃く、しっかりと意見の入った作文で勝負しましょう! 単なる紹介文で終わらせずに、その子らしい視点で仕上げるとよいでしょう。
主に、生徒から見た「父(母)親像」というのが中心となると思いますが、それを裏付けるエピソードを書くときに参考になるようなお話をしていただければ、と思います。
(生徒:書きながら)「うちのお父さんは朝寝坊です。お母さんに何度も起こされてやっと起きてきます。……」
(母)「パパは、毎晩、残業で遅くまで仕事しているから、仕方ないのよ。」
(生徒)「そうかあ。たいへんなんだなあ。そうだ、パパ、子どもの頃は、自分で起きてたの?」
(父)「……う。子どもの頃は、毎朝おばあちゃんに……。」
(母)「せっかくフォローしてあげたのに。」
(父)「朝、弱い体質なんだな。」
(生徒)「へええ。体質ってなあに?」
対話によって、ふだんはわからない「子どもが自分(親)のことをどう見ているか」ということも見えてきます。意外と鋭い視点を持っていたり、口答えばかりしているのに実はとても感謝していたり……。
なかなか書き進まない場合は、特別な行事やできごとの時のことを思い出して、話してみるとよいかもしれません。ふだんと違うシチュエーションでの親の姿から、何か書くことが出てくると思います。
- ● 小4 タラの山 5.3週 「急がばまわれ」(感想文) (606字) いと ito 2012年05月15日 13時47分
165 (小4オープン資料室)
タラの課題、5.3週は感想文です。
先月の「ミイラ取りがミイラになる」に続き、ことわざについて分かりやすく解説した文章ですね。
今回の「急がば回れ」という言葉は、「ミイラ取りが~」より知っている人が多いのではないでしょうか。
「急いでいる時には回り道をしなさい」という、一見矛盾した言葉ですが、急いでいるからといって慌てすぎたり、安易な道を選ぶと思わぬアクシデントが起こり、余計に時間がかかってしまうことがあります。
遅刻しそうになり、急いで家を飛び出したら、荷物を全部忘れていた。
歩いていては間に合わないとバスに飛び乗ったら、渋滞にはまってしまった。
ホームに来ていた電車に慌てて飛び乗ったら、実は目的の駅に止まらない急行電車だった。
あるいは、飛び乗ろうとしてかっこ悪くドアに挟まってしまった……。
もちろん、時間に遅れるという話だけではなく、勉強やふだんの生活の中でも、そういうことはあるでしょう。
早く終わらせたいからと勉強で手を抜いたら、テストがひどい点数だった。お母さんの話を最後まで聞かずにお使いに行ったら、買ってくる品物を間違えてしまった、など。
慌てて失敗したこと、早とちりして恥ずかしかった体験を、「あんなのはもうこりごり」という気持ちを込めて書いていきましょう。(笑)
●項目は、
【三文ぬきがき】(感想文)
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つです!