- ● 小2 クリの山 10.1週 (310字) いと ito 2012年10月01日 16時08分
314 (小2オープン資料室)
10月からは、第三学期がスタートとします。
新しい課題フォルダの名前は“クリ”。キリンの表紙が目印です!
今学期も「自由な題名」で書いていきますが、★の項目が変わります。
構成【はじめに絵をかく】
題材【長い会話】
表現【たとえ/声顔動作のようす】
主題【とちゅうの思ったこと】
の四つ。
【長い会話】の“長さ”については、「行をまたぐくらい」と考えておくといいでしょう。
その会話に付け加えて、【声顔動作のようす】を工夫できたらさらにいいですね!
「『おかしいなあ。ここに置いてあったネックレス知らない?』と、お母さんが首を傾げながら聞きました。」
など、よりくわしくその時の状況が分かるように書くことを目標にしていきましょう!
- ● 小2 キンモクセイの山 8.1週 (596字) いと ito 2012年08月01日 14時03分
259 (小2オープン資料室)
8月になりました!
夏休みもここからが本番というところですね。
以前、このグループでホタルの話を書きましたが、今はなんといってもセミの季節です。
うだるような暑さに加えて、あの盛大な鳴き声のシャワー。やかましい、うっとうしいと感じる反面、やはり彼らが鳴いていないと“夏”という気がしないのも、また確かですね。
脱皮した抜けがらなども、今月と来月いっぱいくらいはそこかしこで見られるようになるでしょう。
作文にも、「セミとりをしたこと」について書いてみてはいかがでしょうか。
虫とり網を構え、一瞬の早業で捕まえようとするも、パッと飛び立たれてオシッコをかけられてしまう……元気な夏のセミとは、そんな攻防が楽しめます。(笑)
優雅なチョウやホタル、どっしり構えたカブトムシなどでは味わえない興奮ですね。
逆にセミは、ゆっくり動くものは敵と認識せず、そろりそろりと手を伸ばすとそのままあっさり捕まえられてしまう……という説もあります。
一度手掴みでチャレンジしてみるのもいいのでは? その後、じっくり羽の感じや体のつくりなどを観察してみると、新しい発見もあると思います!
★項目は、
構成【はじめに絵をかく】
題材【名前・数字】
表現【たとえ】
主題【思ったことを長く】
「セミの羽は透き通っていて、まるで色つきガラスみたいでした」など、くわしく観察することで“光る表現”が書けるようになるかもしれません。
- ● 小2 キンモクセイの山 7.2週 (492字) いと ito 2012年07月09日 18時38分
250 (小2オープン資料室)
7月第2週、今週も「自由な題名」で作文を書いていきます。
夏といえば、お祭りの時期でもありますね。七夕祭り、町内で開かれるいわゆる夏祭り、そしてまだ先ですがお盆祭り……など。
子供たちにとっても出店で遊んだり、屋台の食べ物を食べたりとお楽しみが盛りだくさんです。浴衣や半被を着られたり、太鼓を叩けたり、おみこしをワッショイワッショイと担げたりするチャンスは、一年に一度のことかもしれません。
ぜひ、いつもと少し違った装いで、夕涼みがてら出かけてみてはいかがでしょうか。
もしくは、お父さんお母さんがお店を出す側で、そのお手伝いをがんばった……という体験もあるかもしれません。案外、お祭りで遊ぶことより運営する側の雰囲気を楽しむ子もいるものです。大人の仲間入りをしたような気分がするのでしょうか?
ところで、私は昨年、自治会の当番だったため交通整理に出動し、すっかり日に焼けてしまいました。(笑)
お祭りは楽しいものですが、熱中症や不慮の事故にはじゅうぶん注意してくださいね。
★項目は、
構成【はじめに絵をかく】
題材【名前・数字】
表現【たとえ】
主題【思ったことを長く】
の四つです!
- ● 小2 キンモクセイの山 7.1週 (507字) いと ito 2012年07月03日 12時04分
237 (小2オープン資料室)
7月になりました。
いよいよ新学期のスタート!
2学期めの課題フォルダは「キンモクセイ」、イルカの表紙が目印です。
梅雨が明け、七夕などのイベントもあり、強く夏を感じる時期になりました。あとはセミが鳴き始めるのを待つばかり……気付けばすっかり日も長くなり、外遊びが楽しい頃ですね。
少し前に、私は親戚を案内してホタルを見に行きました。知る人ぞ知る市内の名所。他にもたくさんの家族連れが見に来ていて、どの子供たちもとても感動していたようです。
人なつこいホタルは衣服にとまったり、帽子や手の中に収まったりもしていました。こうして身近に接した生き物の様子は、作文にする時にも表現のしがいがあるでしょう。
感動した気持ちのみならず、手触りなど実際に体で感じたことを書いていくのも大切な作文のポイントです。
項目は、一学期と変わらず。
構成【はじめに絵をかく】
題材【名前・数字】
表現【たとえ】
主題【思ったことを長く】
の四つです。
引き続きがんばって取り入れていきましょう!
また、これまで●(くろまる)だった重要項目の印が★(くろほし)に変わっています。
間違えないよう、注意してくださいね。
- ● 小2 カキ 6.2週 (584字) いと ito 2012年06月12日 15時40分
221 (小2オープン資料室)
6.2週、季節は初夏、そして梅雨ですね。
外で遊ぶことがなかなかできない時期ですが、雨天ならではの楽しみもあります。
レインコートを着て外に出て、カタツムリやアジサイ、あるいはアマガエルなどを見つけて、観察してみると面白いでしょう。とくに2年生頃の男の子は、生き物を観察し、くわしく描写するのが得意です。
大人からすると「説明ばかりでなく、もっと情緒的に……」と感じるところもありますが、そうした客観的な調査力が高学年から中学生以降の作文に生きてきたりもします。そういった内容の作文は長く、詳しく書けますし、たまにチャレンジしてみると驚くような作文が書き上がるかもしれません。
女の子の場合は、家のお手伝いや、知的な遊びを覚える機会にするのもいいでしょう。
今では、家遊びというともっぱらゲームですが、かつてはあやとり、お手玉、おはじきなど、女の子が好きな遊びもたくさんありました。お母さんが遊び方を教えてあげたり、昔とった杵柄を披露してあげれば、良いコミュニケーションになると思います。
もちろんこれも、成長した後の体験実例として、作文に活用することができます。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
の四つ。
絵を描くことも、雨の日の遊びにはピッタリですね。
晴れの日とは違った景色を楽しみながら、楽しく描いてみてください。
- ● 小2 カキの山 6.1週 (425字) いと ito 2012年06月01日 18時09分
201 (小2オープン資料室)
6月第1週は、一学期の“進級試験”です。
◇決まった課題で書く
◇目標字数以上書く
◇四つの●項目をすべて入れて、マークを記入する
の三つが合格条件……なのですが、小学校1年生と2年生は「自由な題名」なので、決まった課題はありません。いつも通り、考えてきたことを書いていきましょう。
実は試験そのもの“自動進級”となります。しかし、せっかくの機会。字数と項目についてはきちんとチェックして、目標をクリアできるように取り組んでみてください。
「言葉の森」の先生たちも、いつも以上に気合いを入れて説明します! 分からないことがあれば、どんどん質問してアドバイスをもらうようにしてくださいね。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
の四つ。
そして目標字数は、学年×100字で、200字です。
今まで、これより長い作文を書いたことも少なくないはず。お母さん、お父さんにも話を聞きながら、長く書けるようがんばっていきましょう!
- ● 小2 カキの山 5.3週 (407字) いと ito 2012年05月15日 13時43分
163 (小2オープン資料室)
5月も、もう第3週。
夏を間近に感じるような、暑い日が続いていますね!
私が子供の頃は、運動会といえば秋。それも十月十日の“体育の日”に合わせて行うのが一般的だった覚えがありますが、今の小学校ではその日程も色々なようです。
すでに、運動会に向けて「ダンスの練習を始めた」「リレーの選手を決めている」といった作文を書いてくれる生徒もいます。
集団行動に難しさを感じる子、選手として高い順位を目指すのに燃える子、それぞれに目標ができるのがこうしたイベント。ぜひ作文の上でも、「自分ならでは」の頑張りや思いが表せるよう、考えてみてください。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
です。
「むずかしいダンスをうまくおどれるかなあと、ちょっとしんぱいに思いました」
漠然とした「気持ち」だけでなく、自分の頭に浮かんだことを会話のように言葉にしていくと、思ったことも長く書けるでしょう!
- ● 小2 カキの山 5.2週 (451字) いと ito 2012年05月08日 17時50分
141 (小2オープン資料室)
5.2週も「自由な題名」です。
皆さん、楽しいゴールデンウィークを過ごすことができたでしょうか?
どこかへ旅行をしたり、おじいさんおばあさんの家へ遊びに行ったり、友達とキャンプをしてみたり……と、色々な思い出ができたと思います。
また、5月13日には「母の日」もありますね!
お母さんにいつもの感謝を込めて、プレゼントをした、お手伝いをしたとなんていう話があれば、ぜひ作文に書いて教えてください。お母さんもその時のことを思い出して、改めて感動するかもしれませんよ。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
の四つ。
名前は、もちろん人名でなくてもOKです。
いつもと違う特別なところに行ったのなら、その場所や施設の名前を書いてみるといいでしょう。キッザニアやディズニーランドなどは、やはり多くの生徒に人気なようです。
また、福島や長崎など、県名・地名も書けそうですね。飛行機に乗って九州まで……などと入ると、遠出をするワクワクした雰囲気が、作文にも表れるでしょう。
- ● 小2 カキの山 5.1週 (458字) いと ito 2012年05月01日 13時42分
119 (小2オープン資料室)
早いもので、もう5月。
汗ばむような暖かさの日も増えてきましたね。
「自由な題名」の作文では、そうした“季節感”、季節に沿った内容に注目していくことも重要です。
夏の海水浴、冬の雪遊び……などはすぐに思い浮かぶところですが、春にも行事・イベントは盛りだくさん。
新年度が始まるのはもちろん、お花見(ちょっと遅いか)、ゴールデンウィーク、そして5月5日にはいわゆる「こどもの日」、端午の節句もあります。
分かりやすい題材が書き出すきっかけとなり、あとは連想ゲームのように、次々と書く内容を思いつく……ということもあるでしょう。
ゴールデンウィークにはどこどこに遊びに行って、そこには前にも来たことがあって、その時には友達の○○ちゃんと一緒で、○○ちゃんとは今年も同じクラスになれて嬉しい……といった感じです。
それはお母さん、お父さんとの“対話”の中でより一層ふくらんでいくもの。
ぜひ、楽しい思い出を引き出してあげてください。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
の四つです!
- ● 小2 カキの山 4.3週 (372字) いと ito 2012年04月16日 16時43分
98 (小2オープン資料室)
二年生、4.2週の授業です。
課題は引き続き「自由な題名」。
二年生からは、単に体験したことを説明するだけでなく、あえて「はじめてできたこと」や「特別な役割を果たしたこと」を取り上げて書いてもいいでしょう。
実際、教室の生徒たちの作文も、自然とそうした内容に変化してくるように感じます。
「おつかいに行ったこと」、「お風呂掃除やお皿洗いをして喜ばれたこと」、「クラスでの係の仕事」、「スポーツで活躍したこと」など……やはり、対話の中から「自分だけの」経験を見つけてあげてください。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
の四つです。
「サッカーで○点とりました」「○○円を持って買い物に行きました」、「クラスのメダカに○○と名前をつけた」など、内容によって色々な【名前・数字】の使いどころを考えてみましょう!
- ● 小2 カキの山 4.2週 (319字) いと ito 2012年04月11日 14時49分
89 (小2オープン資料室)
4月の第2週、今回も「自由な題名」で書いていきます。
引き続き、“1年生からチェンジしたこと”に注目して考えていくと、目先を新しく、楽しく書けるでしょう。
私が小学生の頃は1、2年が終わって初めてクラス替えでしたが、今は2年生で行うところもあるようですね。
●項目は
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
の四つ。
進級したことでできた新しいクラスメイトや、担任の先生の【名前】を書けるといいですね!
そんな新しい環境について、子供たちとしても思うところがあるはず。「仲良しの友達と離れてしまいさみしい」「新しいクラスではリーダーになりたい(なれそう)」など、【思ったことを長く】、くわしく記していきましょう。
- ● 小2 今学期(4月~6月)の●印の項目指導 (1452字) メグ jun 2012年04月10日 19時12分
84 (小2オープン資料室)
◆今学期(4月~6月)の●印の項目指導
小学校低学年の作文指導でいちばん大切なことは、楽しく書いて、書くことを好きにさせることです。表記ミスがあっても、字数が短くても主語と述語のある文を書けていたらたっぷりほめてあげましょう。文を書くことに慣れてきたら、比較的簡単に入れられる項目から指導していきます。
●はじめに絵をかく
...
これは、作文の中心を決めるための指導です。絵をかくことによって、何がいちばん印象に残ったのかを子供自身が認識し、焦点のしぼられた作文になります。
しかし、絵とはあまり関係のない作文になってしまったとしても気にすることはありません。絵をかいているうちに夢中になりすぎて、作文に書くことを忘れてしまったのでしょう。それなら、何のための絵をかいたのかということになりますが、教える側も子供の気持ちになって、そのあたりを深刻に考えないことが大切です(笑)。
子供は絵をかくのが大好きですが、中には、絵をかくのが好きでないという子供もいます。そのような子供には、棒人間など簡単な絵でよいと指導します。温泉に行ったことの絵がかけないという子供に温泉マーク(?)でいいと指導したこともあります(笑)。
●名前・数字
友達や場所などの名前、時刻や量などを表す数字を書くと、正確な文章になります。数字や名前をくわしく書くことは、作文の表現の面白さには直結しないので評価されることの少ない分野です。しかし、低学年の子供や作文の苦手な子供でも簡単に入れることのできる項目なので、積極的に指導し、できたらたっぷりほめます。
縦書きで書くとき、数字は漢数字を使うのが一般的です。子供が、縦書きの原稿用紙に算用数字を書いていたら、数字をくわしく書いたことに対してプラスの評価をした後で、さりげなく漢字で書いた方がよいと教えてあげましょう。ほめるときは大袈裟に、注意するときはさりげなくがポイントです。
●たとえ
実際に指導する際は、「たとえ」という言葉ではなく、「まるで……みたい」「まるで……よう」と、具体的に説明します。低学年では、まだうまく使えない子供も多いので、例を挙げて説明します。自分で思いつかないときは、先生の例をまねさせても構いません。「何に似ているかな?」と聞きながら指導していくのも効果的です。低学年のうちは、形ができていれば上出来です。
ときどき、「たとえ」を「たとえば」と勘違いする子供もいます。そのような子供にも、「まるで」という言葉を必ず使うように指導すると、自然にわかるようになります。また、身の回りのものをたとえを使って表現するなど、日常生活の中でゲームのようにたとえを楽しむ工夫をするとよいでしょう。
●思ったことを長く
結びに思ったことを書けるようになってきたら、思ったことをくわしく書く練習をしていきます。「楽しいと思いました。」「悲しいと思いました。」だけではなく、「……ので、楽しいと思いました。」「どうして……か不思議に思いました。」など、思ったことをできるだけくわしく長く書くように指導します。特によく書けたときは、それを取り上げてほめると、だんだん思ったことを長く書くコツがわかってきます。
●会話行がえ
会話のカギかっこの前と後は行を変えて書きます。行を続けて書くことが間違いというわけではありませんが、特に小学生の場合は、行を変えた方が読みやすいので、会話の前と後は改行をします。
これは、言葉だけの説明ではわかりにくいので、実際に書き示しながら指導します。
- ● 小2 カキの山 4.1週 「自由な題名」 (433字) いと ito 2012年04月02日 11時04分
44 (小2オープン資料室)
二年生に進級して、初めての授業ですね!
一年生に続き、「自由な題名」で作文を書いていきます。
小学校生活はじめの一年が終わったということで、その一年を振り返って考えてみるのもいいかもしれません。
たとえば「自分たちで大掃除をした」ことや、「○○係を一年間頑張った」ことは、幼稚園までにはなかった体験でしょう。
...
私が見た作文の中にも、「一年生を迎えるため、教室の飾りつけをした」「入学式で聞かせる合唱の練習をした」など、立派に“先輩”している内容のものが多くあり、こうした経験を通じて、子供たちは自覚と自信を芽生えさせていくのだなぁと感じました。
●項目は
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったことを長く】
の四つ。
思ったことは、「どうして……なのか、不思議に思った」「……することができたからうれしかった」という風に、徐々に長く、くわしく書けるようにしていきましょう。
親御さんが話を聞きながら、それとなく掘り下げてあげるといいと思います。