ゲストさん ログイン ログアウト 登録
ゆめ日記/オープンの川
 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。

  

ゆめ日記
 ゆめの日記。どうでもいいことと重要なことを両方書きますが、重要なことはあまりありません。




< 前 | 現在1-50番 | 次 > 51-100(全64件)
 
and検索
このpage検索
 


元の記事:
おじいさんに拝まれた話 (581字) ゆめ(yume) 2022/03/25 19:24:54 13674   5     

 土曜日の昼下がり、いつものように散歩をしていると、向こうからおじいさんがやってきました。

 おじいさんは、杖をつきながらゆっくりゆっくり、やっとこさ歩いています。そして、歩き疲れたのか、植え込みのところに腰をかけました。

 そのおじいさんの前を通りかかったとき、おじいさんは、ふと私に手をさしのべたのです。私とママは足を止めました。

 おじいさんは、とてもうれしそうに私のことをなでてくれました。

 ママは、「もうすぐ13歳のおばあさん犬なんですよ。」などと、聞かれてもいないのに私の年を明かしてしまいました。私は、心の中で「全く!!」と憤慨しましたが、おじいさんもかなり年を取っているようだったので、お互い様だから、まあいいかと思い直しました。

 おじいさんは、ニコニコしながら「いい子だねぇ。」と言ってくれました。

 ママがおじいさんにお礼を言って、おじいさんのもとを離れようとしたとき、おじいさんは、突然私に向かって両手を合わせ、心の奥底からしぼりだしたような声で「ありがとうね。」と言いました。

 私より年上(たぶん)のおじいさんに手を合わされるとは、本当に恐れ多いことです。私の方こそ、おじいさんに前足を合わせたいくらいだと思いました。

 しばらく歩いてから振り返ると、おじいさんは、またやっとこさ腰を上げ、私たちとは反対の方向にゆっくりゆっくり歩いていきました。




上の記事に対するコメント▼



題名:
    本文が長いときは、フォームに直接書くよりも、書いたものをコピーして貼り付けることをおすすめします。
本文:
名前:名前は本名でなくてかまいません。自由につけてください。
コード:
パス:  画像は、送信確認をしたあとのページで入れられます。

※コードとパスワードを入れなくても送信できますが、その場合は反映されるまで少し時間がかかります。
 コードとパスワードは、登録ページで取得することもできます。

< 前 | 現在1-50番 | 次 > 51-100(全64件)



Online作文教室 言葉の森    オープンの川 編集   管理の川(事務局用) 「ゆめ日記」 昨日から 0