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実力をつけるためのわかりやすい自習(その5)―問題集読書と四行詩  2010年11月10日  No.1069
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 問題集読書は、入試問題集の問題文だけを毎日数ページずつ読書がわりに読むものです。読む力のある子には、こういう文章を読むのは楽しいものです。しかも、問題を解く必要はないので気楽に読めます。

 しかし、よくできる子であっても、小学校5年生ごろでは年齢的にまだ少し難しい面があるようです。難しさのなかにも面白さを感じることのできる学年は、平均すると小学校6年生以上になるようです。

 問題集読書の読み方で大事なことの一つは、線を引きながら読むことです。線を引く箇所は、自分なりによくわかったところ、面白いと思ったところです。決してその文章の大事なところに線を引くというのではありません。勉強として読むのではなく、自分の興味の赴くままに読むということです。

 問題集ででもう一つ大事なことは、その線を引いたところを中心に四行詩を書くことです。四行詩は、4行で書く詩です。ですから、長くてもせいぜい100字、短ければ20字程度の詩です。

 四行詩は、読んだ文章の一部の引用でも構いませんし、自分の感想を書くかたちでも構いません。

 四行詩の外見上の条件は四行で書かれていることですが、内容上の条件は、光る表現があること、自分なりの創造や発見があることです。これは、条件というよりも、四行詩を書くときの心構えのようなものです。

 小学校6年生や中学生、高校生の子供が書いた四行詩を読んでみると、どの子の詩にも必ず何ヶ所かは、光る表現やその子なりの創造や発見があります。だから、この四行詩はその子にとって、宝物となる可能性があります。

 しかし、そのためには、やはりしっかりしたノートに手書きで書く形にしたいと思います。作文用紙にバラバラに書いて先生に提出する形だと、せっかくの四行詩が散逸してしまう可能性があります。

 そこで、現在考えているのは次のような方法です。

 まず、四行詩はノートに手書きで書きます。そして、その週に書いた四行詩を携帯のカメラで撮ってウェブの自分の記録用のページにアップロードします。そうすれば、担当の先生もその手書きの四行詩を見ることができます。(もちろん、わざわざそういうことはせず、自分で四行詩を書いているだけでもかまいませんが)

 更に、四行詩の投稿ページを作り、よくできたものはパソコンから書き込めるようにしておきます。ちょうど、今ある「ダジャレの広場」のような投稿ページです。

 アナログ的な手書きのよい面を残しつつ、デジタルの世界での共有を図るということを、手書きのノートと携帯のカメラというツールを使って実現していきたいと思っています。(おわり)

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