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勉強の仕方総まとめ 2 毎日やることが自習の原則  2012年9月16日  No.1619
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■毎日やることが自習の原則

 次は、毎日の自習の習慣です。

 この自習の習慣というものは、家庭の実態によってさまざまなバリエーションがあります。だから、他の家庭でできることでも、自分の家ではできない、あるいは、別のやり方の方がいいということも当然あります。そこで大事になるのが、お母さんやお父さんの工夫です。言葉の森の自習を機械的にあてはめてやらせるのではなく、その子の実態に応じて無理なく、しかし最も有効な方向でやらせるのが、いちばん身近な親の役割です。

 ですから、言葉の森で提案している自習は、あくまでも目安として、実際には家庭での実情に合わせて柔軟に取り組んでいってください。

 ただし、柔軟にとは言っても、重要な原則があります。それは、毎日欠かさずにやることです。読書や音読や暗唱が続かなくなるのは、毎日ではなく気の向いたときに、又は週に数回というペースでやるからです。短い時間の単純な勉強は毎日やると決めておけば続きますが、時間のあるときにやるという形では、どんなにがんばっても続かなくなります。

 子供が風邪や旅行などで数日自習を休んだときは、元の生活に戻っても、自習も自然に戻るということはありません。そこは、親が、「じゃあ、また自習を始めようね」と言う必要があります。

 そのタイミングを逸して、子供が自習をしない状態がずるずると続いているときに改めて自習を開始する方法として役立つのが、月の切り換わりや学期の切り換わりのときです。例えば、「しばらく自習を休んでいたけど、今度、○月になったらまた始めようね」ということを前月の末のうちに言っておきます。間違っても、当日急に、「今日から自習を始めるよ」などと言ってはいけません。子供が心の準備をしてそれなりに納得した状況を作っておくことが大事です。こういうちょっとした工夫ができれば、何事もスムーズに進みます。


■親がいないとできない自習ではなく

 短い時間の自習を毎日するのに最適な方法は、朝ご飯の前に勉強をすることです。しかし、中には、朝食を食べない家庭や、毎日朝ぎりぎりまで起きないという家庭もあります。そういう家では、またその家庭なりの時間帯を確保するようにしてください。

 自習を長く続けるためには、親がいないとできないという形にしないことです。例えば、夜一緒にお風呂に入ったときに暗唱するという家庭もありますが、その習慣は、子供がひとりでお風呂に入るようになると途絶えてしまいます。

 朝ご飯の前の音読や暗唱でも、親が長文をチェックして聞いているような形では、親がいないとできない自習になってしまいます。親は自分の仕事をしながら(朝ご飯の支度をしたり、新聞を読んだりしながら)、聞くともなしに子供の音読を聞いていて、子供が読み終えたら褒めてあげるという無理のない形がいいのです。

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