対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

これまでの全記事
作文を手書きで書く理由とパソコンで打つ理由。将来は作文+図や絵に  2013年12月1日  No.1992
ホームページの記事は→1992



 先日、作文を手書きで書く理由についての質問がありました。そのときにお答えした内容をもとに、今後の作文の方向を考えてみました。

 言葉の森では、ウィンドウズ95の前のウィンドウズ3.1の時代からパソコンを仕事に使っていました。
 その後すぐに、小学生の生徒にもパソコンで作文を書かせるようにしたので、作文へのパソコン利用は、たぶん日本でいちばん早かったぐらいだと思います。
https://www.mori7.net/hana/indexhana.php

 当時、パソコンで作文を書くようにした理由は、
・見た目がきれい
・編集が用意
・疲労度が少ない
・速く書ける
ということでした。

 しかし、数年前に、構成図(マインドマップのようなもの)を書かせるようになったころから、手書きの方が考えを深めやすいとわかってきました。
 作文には、考える過程と書く過程がありますが、考える過程は手書きで、書く過程は手書きでもパソコンでもどちらでもよく、清書したり速く書いたりする必要があるときはパソコンで、というふうな使い分けをした方がいいと思うようになりました。

 手書きのメリットは、
・思考と手が一体化しているのでストレスがない(パソコンだと同音異義語の変換などでときどきブレーキがかかる)
・平面が自由に使えるので、縦横斜めに自由に書け、文字の間に記号や絵なども自由に入れられる
・今の作文試験は、まだ手書きが主流
・手書きによって初めて、うっかり間違えて覚えていた誤字がわかる
などです。

 今後の作文は、どのようになっていくかというと、その一つの大きな方向がプレゼン作文です。
 作文は、文章を書くことが目的なのではありません。何かを考えてそれを表現することが作文の目的です。その思考と表現の手段として文章を書くということがあります。
 表現の方法を追求していけば、文章が基本であるのは変わらないとしても、そこに図や絵のようなものも当然付随するようになります。また、他人にわかりやすく伝えることを目指せば、自然に画像や動画や音楽も用いるようになるでしょう。

 今のパソコンはまだ、テキスト化された文字とアナログ的な図や絵を自由に組み合わせて使うにはかなり不便です。
 そこで、当面は、次のような使い方になると思います。まず、普段は、考える過程も含めて手書きで作文を書きます。清書のときは、パソコンで入力します。発表するときは、そこに図や絵や手書きの文字を組み込むようにします。
 このように考えると、将来の作文は、作文+図や絵のようなものになっていくのではないかと思います。


233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 

 コメント欄
コメントフォーム

作文を手書きで書く理由とパソコンで打つ理由。将来は作文+図や絵に 森川林 20131201 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」