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国語力をどのようにしてつけるか  2014年5月1日  No.2130
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 国語の勉強というと、漢字の書き取りをしたり、国語の問題集を解いたりするというやり方が一般的です。しかし、それでは本当の国語力はつきません。問題を解いて、その解説を聞いても、それで問題が解けるようにはならないのです。これが、国語の勉強が、算数、英語、理科、社会などほかの勉強と違うところです。

 では、どうしたら国語力はつくのでしょうか。それは第一に読む力をつけることです。第二には、書く力をつけることです。そして、第三には選択問題を選ぶコツを身につけることです。

 言葉の森の勉強では、読む力をつける練習として、難しい長文を読み取る練習をしています。また、書く力をつける練習として、一定の構成をもとに文章を書く練習をしています。また、読解問題の解き方のコツを身につけるために、読解問題集を用意しています。

 算数も、英語も、もとになるのは国語力です。小学校低中学年のときは、算数の計算力が大事ですが、学年が上がると、計算力よりも文章題を論理的に考える力が要求されるようになります。

 また、英語も、中学生の間は英語の勉強だけで何とかなりますが、大学入試レベルになると、英語力そのものよりも、英語の文章の中身を読み取る力、つまり国語力が重要になってきます。

 国語力がないと、算数・数学、英語も、途中から伸び悩むようになります。逆に、国語力があれば、算数・数学、英語の勉強で力をつけるのは、比較的短期間にできるのです。

 読む力、書く力、問題を解くコツのうち、最も誤解の多いのが、読む力をつけることです。読む力をつけるためには、多読と精読の両方が必要です。

 多読をするためには、まず毎日本を読む生活をしていなければなりません。小学生の1週間の平均的な読書冊数は2~3冊と言われています。国語力のない生徒は、この読書量がまず不足しています。なぜ読書量が不足するかというと、問題を解くような能率の悪い勉強に時間をかけているからです。

 読書はしているが、難しい文章を読んでいないという生徒も、国語力が伸びません。難しい文章は精読する必要があります。しかし、多くの人が、精読とは、知らない単語を辞書で調べるなどしてじっくり読むことだと考えています。そうではありません。精読とは、じっくり読むことではなく、繰り返し読むことです。繰り返し読むためには、音読をする必要があります。

 言葉の森の音読は、精読のための音読です。音読を繰り返しするから、難しい長文が頭に入り、それをもとに家族とその長文に関する対話ができるようになるのです。


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