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競争から創造へというトレンドに沿って、仕事や勉強の方向を考える  2014年5月17日  No.2143
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 これまでの社会では、多くの人が共通して熱い関心を持つ話題がありました。
 例えば、政治、自然災害、戦争や紛争。又は、音楽、スポーツ、儲け話。又は、スピリチュアル、宗教。又は、ITテクノロジー。分野は、人によって異なりますが、あるグループの中で強い関心を共有できるような話題があったのです。

 しかし、今、これら従来の話題に対する関心が沈滞しているように思えます。関心は、なくなったわけではありませんが、もう熱中するようなものではなくなっています。

 それは、大きく見れば、人類の一つの時代が終わり、これから新しい時代が始まるその移行期に現代という時代があるからです。
 この大きな文化的、歴史的変化の中で、現代のデフレも起きています。つまり、人間の行動の動機となる熱い需要が今の社会にはなくなっているのです。

 この状態をひとことで言えば、人間に、よりよく生きるという目標がなくなった時代だということもできます。
 だから、逆にこれからの社会では、新しいステージで、よりよく生きるという目標が復活し、その結果として、経済的、政治的、文化的な活性化も起きてくるのです。

 新しい社会の概念は、まだはっきりとはしていません。しかし、予測されるいくつかのトレンドを挙げることはできます。

 それは、第一に自然です。そこには、生き物、田舎、農業などの概念も含まれます。
 第二は、日本です。そこには、日本語も、日本文化も含まれます。
 第三は、教育ですが、この教育は、ひとつには寺子屋教育、もうひとつにはMOOC教育と呼ばれるような新しい姿の教育です。
 第四は、創造です。創造的文化、創造的産業、創造的教育などが、社会の活力の中心となっていきます。
 第五は、起業です。あらゆる人が、自分の人生を独立した仕事を通して実現していきたいと考えるようになります。
 第六は、フリーです。エネルギーも、食料も、情報も、限りなくフリーになっていく社会がこれから生まれます。
 第七は、交流です。シェア、共感、そして、家庭のつながり、地域のつながりなどが、人間の生活のあらゆる分野に浸透していきます。

 これらの大きなトレンドの方向に沿って、現在の仕事や勉強を進めていく必要があります。

 この中で、特に大事なことは、創造が人間の喜びの中心となっていく社会が来るということです。
 これまでの社会は、勝ち負けの社会でした。競争の中で、勝った者が負けた者から奪うというルールが社会の文化の基調となっていました。
 これからは、創造の社会です。すべての人が互いに創造したものを与え合うということが、自然のルールのように成り立つ社会になります。
 子供たちの教育も、この創造の時代にどう対応するかということで考えていく必要があります。

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