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読書は薬を飲むように読むのではなく、美味しいものを味わうように読む  2015年1月13日  No.2289
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 物語文の文章を読んで、その内容について質問をすると、まるでその物語の中を生きてきたようにありありと答えられる子がいます。
 そういう子は、物語文の読解問題でも、問題を見たあと、わざわざ元の問題文に戻る必要はありません。本の中で自分が経験したことですから、何を質問されても自分の経験を思い出すように答えられるのです。

 物語文に没頭するような本の読み方をするためには、子供のときに、やはり没頭する読書をしている必要があります。
 子供が没頭する読書は、大人の目から見れば、くだらない本に属するものが多いはずです。
 しかし、誰もがすすめる有名な本を、薬でも飲むかのように律儀に読むよりも、面白くて止まらなくなるような本を飽きるまで読む方が、物語を味わう力がつくのです。

 しかし、面白い本にただ熱中するだけでは、いつまでも易しい本を繰り返し読むことになります。
 易しい面白い本に熱中するとともに、ちょっと難しい文章を毎日音読する練習をしていくといいのです。
 これが、楽しい多読と、難しい精読という読書の両輪です。

 そして、学年が上がるにつれて、読書は楽しい多読から、難しい精読に移っていくのです。

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