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小学2年生は、作文の勉強が軌道に乗る時期  2009年1月28日  No.372
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 小学校2年生も、作文を始めるのにちょうどいい時期です。それは第一に書く力が安定してくるからです。第二に学校生活にも慣れてくるからです。そして第三に勉強の習慣が作りやすい時期だからです。
 書く力が安定してくることと学校生活に慣れてくることから、学校では夏休みに初めて感想文の宿題が出ることもあります。しかし、小学2年生では感想文は無理をして書かない方がいいと思います。
 小学校2年生では、難しい感想文よりも楽しい作文を書くことに重点に置いていきましょう。
 また、作文でも、「わたしの○○」というような説明的な題名は、この時期はまだ書きにくいものです。
 小学校2年生の作文は、身近な出来事が中心です。例えば、「今日のこと」「この前のこと」というような題名です。小学校2年生のころは、日々感動のある人生を生きているので、毎日同じ題名でも書くことにあまり困りません
 また、小学2年生の時期は、内容的によいことを書こうという意識はあまりありません。書くこと自体がうれしい時期です。
 この時期の勉強で大事なことは四つあります。第一は暗唱、第二は読書、第三は両親との対話、第四は作文です。
 暗唱については、長文を読んだときにお父さんやお母さんが面白い話をしてあげましょう。言葉の森の長文は科学的な内容が多いので、更に詳しい話や具体的な例などを挙げることができます。子供にとっては、身近なお父さんやお母さんから知的な話を聞くことがとても楽しいのです。
 作文については、楽しんで書かせることが大事です。この時期に他人と比較することは意味がありません。小学校2年生で文章が上手な子は、例外なく本をたくさん読んでいます。文章の上手さは、読む量に比例しています。ですから、作文に弱点があった場合でも、作文で直すのではなく読書で直すと考えておくことが大切です。
 小学2年生のころは、面白く読める本はたくさんあります。この時期に本を読まないという子はまずいません。しかし、そういう時期のうちに、読書は勉強の中でいちばん優先して取り組むものだという考えを持たせることが大事です。つまり、どんなに忙しい日があっても、読書だけは毎日欠かさないという生活を送っていくことが大切です。
 このように、作文、自習、読書などが生活の中に溶け込むようになる等と、この小学校2年生の勉強の延長で、高学年まで作文や読書の勉強を続けていけるようになります。
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をamivoiceでテキスト化したものです)

マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。

(急いで書いたのでうまくありません)

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