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新しい読解練習の方法――間違えた理由を文章として書かせる  2019年12月9日  No.3937
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 もう十何年も前になりますが、作文の勉強をしている生徒の中に読解力をつけたいという生徒が多かったので、読解の学習ができるように読解検定問題を作りました。
 この読解検定で問題文を緻密に、読み選択肢と照らし合わせて読むことによって、文章を読み取る力がついてきます。
 真面目に読解問題に取り組んでいる生徒は、全員国語力が上昇しました。

 しかし、ただ問題を解いているだけでは力はつきません。
 読解力をつけるためには、読解問題の選択肢を感覚ではなく理詰めに選ぶ必要があります。
 感覚や勘で選んだものが、○になっても×になっても読む力はつきません。
 理詰めに考えて○になったり×になったりしたのであれば、それは×になった場合であっても読解力を伸ばす勉強になるのです。

 そこで、今考えているのは、読解問題を解いたあと、×になったところがあればその理由を文章として書いて提出するようにすることです。
 この解説の書き方は、「読解・作文力の本」に書いてあるような短いものでかまいません。
 その文章化によって、その生徒がどのくらい深く問題文を読み込んだかが分かります。

 作文読解クラスでは、読解問題を解くだけではなく、この間違えたところの説明を文章として書く練習をこれからしていきたいと思います。

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森川林 20191209  
 国語は、問題を解くだけでは何の勉強にもなりません。
 だから、問題集をいくらやっても国語力はつかないのです。
 国語力は、間違えたところを見直すことによってついてきます。
 だから、間違いが多いほど、いい勉強になるのです。


nane 20191209  
 国語の読解問題の成績が悪かった場合、原因は二つあります。
 ひとつは、読む力がない場合です。
 もうひとつは、解く力がない場合です。
 時間内に解けなかったというのは、読む力がないことにあたります。
 だから、ゆっくりやればできるというのは、できたうちに入らないのです。

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