対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

これまでの全記事
良書の貸出と結びつけた付箋読書(付箋読書という本の読み方(その5))  2009年5月31日  No.506
ホームページの記事は→506


 さて、速読によって多読ができるようになり、付箋又は傍線によって再読がしやすくなるということを先に書きました。

 読書のもう一つの重要な要素である難読は、どのようにして実現していったらいいのでしょうか。



 子供たちは、読みやすい本を読み続けるという傾向があります。もちろん、自分の好きな本を読むというのは読書の基本です。大人から見てあまり感心しないような本でも、子供たちが夢中になって読む本は、やはりその子を成長させる何かがあるのです。

 しかし、好きな本を読むというだけで、周りの大人が何もしなければ、好きな本を読み続けてそれらの本に飽きてきたときに、その後の本を読む段階に進まなくなるということも多いのです。

 特に、現代のように豊富な情報メディアに囲まれている時代では、絵本や漫画を読み終えたあとに続けて読む本がなく、テレビやゲームの世界に入ってしまうということもあります。

 そこで、読むのに値する本を大人がアドバイスするということも重要になってきます。

 通学教室では、六月から、その子の読む力に応じておすすめの本を毎週一冊貸し出し、それをフォトリーディングを使って読みながら付箋をはっていくという読書の方法を実施することにしました。

 良書の貸出をするだけでは、子供たちは本を読んできません。読み方の指導をして初めて図書の貸出が意味を持ってきます。



 子供たちの勉強の様子や成長の様子を見ていると、読書の量と学力の間にかなり高い相関があることがわかります。

 読書は、作文力や国語力だけでなく、学力の全体と深い関係を持っています。社会に出てからも役立つ学力ということ考えると、学力を高めるための読書はこれから一層重要になってくると思います。

(おわり)

(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)



 次回は、「1200字の作文が10分で書ける音声入力という方法」。


233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 

 コメント欄
コメントフォーム

良書の貸出と結びつけた付箋読書(付箋読書という本の読み方(その5)) 森川林 20090531 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」