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暗唱のコツは早口で繰り返すこと  2009年12月4日  No.700
 URLは、http://www.mori7.com/index.php?e=700
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 小学校低学年の生徒は、暗唱の自習がすぐにできるようになります。暗唱の長文が事実中心のストーリーのある文章なので読みやすいということもありますが、それ以上に素直に何度も繰り返し読めるということが大きいようです。

 中学生以上になると、急に暗唱が難しくなります。それは、中学生や高校生の読む文章が説明文でストーリー性がないことも大きな理由ですが、それとともに、この時期が物事を理屈で理解する時期にあたるからです。これは、大人でも同じで、大人の人が暗唱をする際は、どうしても覚えようとしてしまうために逆に暗唱がなかなかできないということがあります。

 私(森川林)は、学生のころから覚えることが苦手で、記憶力に関しては全く自信がありませんでした。しかし、この回数を数える暗唱をしてから、どんな文章でも、ただ早口で自分の耳に聞こえるように反復すれば覚えられるようになるという確信ができました。イメージ記憶という方法を利用すれば、長い文章でも短時間で暗唱できるようになるということもわかりました。
 中学生以上の生徒でなかなか暗唱ができないという人は、まず、記憶力の有無の問題では全くないと思ってください。暗唱のコツは、早口で何度も繰り返すことです。

 百人一首などで、最初の数文字を言うと、一瞬でその続きを思い出せるという人は多いと思います。暗唱する文もちょうどそういう感じです。最初の数文字を言えば、すぐに最後の「。」までが一瞬で思い出せるというのが理想の読み方です。途中で意味を考えながら次の語句を思い出すという読み方では、長い文章の暗唱はできません。

 ただし、慣れもあるようで、最初はなかなか暗唱ができなかった人がだんだんと楽に暗唱できるようになるということはあるようです。シュリーマンも、「古代への情熱」という著書の中で、「最初は記憶する力が弱かったが、大声で音読をしているうちに、長い文章でも数回読めば暗唱できるようになった」と述べています。

 暗唱がなかなかできないという人は、声を出して、なるべく早口で、30回繰り返すという方法でやってみてください。また、30回やって暗唱できないという場合でも、反復の回数を増やしていけば必ずできるようになります。今回の暗唱の自習は、決して無理なものではありませんから、暗唱する時間のとれる人は、「暗唱の手引」に沿ってできるだけがんばってやっていってください。

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