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激動の時代に子供たちをどう育てるか  2012年6月19日  No.1562
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 お父さん、お母さんは、不安の中で子育てをしています。特に、少子化で一人っ子の場合、比較する対象が近くにないので、不安が増幅されやすいところがあります。
 まず、今の学校だけでは、教育が不十分だという現実があります。昔は、学校の勉強と宿題で大部分の子は確実な学力を身につけていました。これは、親の世代かその一回り上の世代あたりからの人は、すべて実感していること思います。昔は、子供は学校から帰ると、ランドセルを家の中に放り投げ、すぐに近くの広場に走り、夜遅くなるまで友達と野原で遊んでいました。夕方は、家族みんなでラジオを聴いたりお喋りをしたり本を読んだりして過ごしていました。そして、学力的には何も問題がなかったのです。だから、小中学生で塾に行く子はほとんどいませんでした。高校でも、学校の勉強だけで十分で、予備校に行く子もほとんどいませんでした。(1970年代の横浜です)。しかし、今は、学校だけでは学力がつきません。それは生徒の家庭環境が多様になったため、一斉授業が効果を上げられなくなったからだと思われます。そこで、子供たちは学校の授業で不足している分、塾に通うようになります。すると、学校はますます塾に学習の補完又は先取りを任せるようになります。そのため、格差が更に広がり、その結果、親は他の子と比較して焦りを感じるようになるのです。PISAの調査によると、学力格差が決定的になったのは、ちょうど小泉政権の時代で、社会全体で格差が広がった時代でした。(つづく)

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