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発表学習クラスの発表の紹介――小学生時代はのびしろを育てる時期  2019年2月28日  No.3587
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 水曜日の発表学習クラスの発表作品の一部と、みんなの感想(一部)です。
 全部の記録は、それぞれの生徒が録画することもできるので、あとで家に帰ったお父さんが、子供の発表の様子を見ることもできます。

 発表するために、自分で何かを調べたり作ったりするということが大事ですが、そのあと、自分のしたことをみんなの前で発表し、互いに感想を述べ合うところもそれと同じぐらい重要です。

 ほかの人の発表に対して感想を言うためには、頭脳が活性化していなければなりません。
 たまに、勉強はよくできるはずなのに、感想を聞かれると、すぐに「ありません」と言う子がいます。
 逆に、どんなことを聞かれても、必ず考えて何かを言える子がいます。
 この違いは、頭脳の活性度の違いです。

 作文でも同じです。
 すぐに、「書くことがありません」と言う子がいいる一方、どんな書きにくいテーマが与えられても、自分なりに考えて書いてくる子がいます。
 入試の作文では書きにくい課題が出されることが多いので、この差が更に大きくなります。
 この書くことがあるかないかの違いが、考える力の余力で、「のびしろ」と言われるものです。

 小学生時代は、成績を上げる時期ではなく、のびしろを育てる時期です。
 それは言い方を換えれば、欠点を直すのが2だとしたら、長所を褒めて伸ばすのが8の時期だということです。

 通常の勉強だけをしていれば、満点を取るためには、×になった欠点を直し続けなければなりません。
 通常の勉強以外に、自分で創造する勉強をすることで、○になっているところをたっぷり褒めることができるのです。

【発表作品の例】(一部)
















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発表学習クラス(0) 

 コメント欄

森川林 20190228  
 それぞれの生徒が発表する時間はわずか5分程度ですが、その準備にかかる時間は1時間以上の子もかなりいると思います。
 外見的な能率から言えば、その時間、問題集の問題でも解いていた方がずっといいのですが、将来のことを考えれば、たとえ時間はかかっても、自分で問題を作るような勉強をした方が本当の力がつくのです。
 幼児期や小学生のころ勉強がよくできていた子と、高校生以降に勉強ができるようになっている子は、しばしばかなり違います。
 その違いは、小さいころに育てた勉強の余力の違いなのです。


nane 20190228  
 発表学習は、ある意味で変わった勉強です。
 課題も、正解も、点数もない勉強だからです。
 だから、勉強生活に余裕があり、勉強力にも余裕のある子でないと、なかなかできません。
 しかし、これが本来の勉強で、その効果が出てくるのは、もっと先になってからなのです。

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