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発表学習クラスの発表から――経験を学問に、学問を創造に【動画】  2019年3月6日  No.3610
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 発表学習クラスの高学年の発表は、かなりレベルの高いものがあります。
 その分、準備にはかなり時間がかかっています。

 しかし、このかかった時間は価値ある時間です。
 その時間の中で、ほかの誰でもない自分だけの経験や思考をしているからです。

 発表学習の発表のスタートには、自分自身の問題意識と経験があります。
 どこかの遊園地に行ったとか、何かの映画を見に行ったとかいう話ももちろんいいのですが、自分自身の問題意識があることが重要です。
 自分の問題意識から出発して、経験をしたり、調査をしたり、実験をしたりするということが発表の出発点です。

 しかし、ただ経験をしただけではなく、その経験を学問にまで高めることが大事です。
 小学校中学年までの子は、経験しておしまいになることがほとんどで、それを学問的にふりかえるということはほとんどしません。
 だから、身近なお母さんやお父さんがひとこと、その学問化の方向へのアドバイスをしてあげるといいのです。
 経験を経験だけで終わらせずに、学問に発展させるというのが、発表学習クラスの第一に重要な学習の仕方です。

 第二に重要なのは、学問を創造にまで高めることです。
 学問研究を、ただ資料を調べて書き出すだけでなく、自分だけのオリジナルな観点で見てたり、新しいやり方を工夫してみたり、自分だけの感想を書いてみたりするというのが創造です。

 この創造も、親との関わりが必要になります。
 もちろん、人間は毎回そんな創造を気楽に作り出すようなことはできませんから、結果は平凡になってもいいのです。
 創造的であろうとして取り組むjという姿勢が大切なのです。

 今回紹介した発表学習クラスには、ほかにも優れた面白い発表をする子が何人もいます。
 こういう子供たちが未来の学力を持つ子供たちで、その学問姿勢は、その子の大学入学とともに終わるのではなく、何歳になってもずっと続いていきます。
 未来の社会で活躍するのは、こういう勉強を楽しめる子供たちなのです。

▽火曜1900クラスの発表から(一部)

233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
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発表学習クラス(0) 

 コメント欄

森川林 20190306  
発表学習クラスのみんなの発表の一部です。
自分の問題意識で経験をし、その経験を学問化し、さらに個性的な創造をしています。

nane 20190306  
 うちの子が小学生のころだったら、まず参加させたかった勉強です。
 詰め込みの勉強なら受験直前にやれば間に合うというのが私の持論です。
 一夜漬けとは行かないまでも、半年か一年漬けで十分です。
 しかも、受験勉強は、あとにほとんど残りません。
 その反対が、こういう自分で作り出す勉強だと思います。
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