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男の子の作文、女の子の作文(質問に答えて)  2009年2月20日  No.393
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 男の子の書く作文と女の子の書く作文では、どのような違いがあるのでしょうか。
 男の子は、名前や数字を書くのが得意です。旅行に出かけた時のことを書く場合、場所の名前、駅の名前、電車のついた時刻、そのときの人数など、名前や数字を正確に書くというのが男の子の関心のある事柄です。
 それに対して、女の子が得意な表現は会話です。旅行に出かけたときでも、女の子は、どこに何時ごろ行ったかということよりも、だれとどんな話をしたかということに関心を持ちます。
 小学校の作文では、女の子的な作文の方が高く評価されがちです。生活作文は、会話が生き生きとはいっている方が面白く思えるからです。
 しかし、男の子の、名前や数字などのデータを正確に書くという書き方もたくさん褒めておく必要があります。
 また、男の子女の子両方に共通する表現の項目は、小学校低中学年の場合、たとえになります。たとえ、つまり比喩を使うことによって表現が面白くなるというのが小学生の作文の特徴です。
 学年が上がり、中学生、高校生になると、作文のジャンルも事実中心の生活作文から説明文や意見文になっていきます。
 説明文意見文になると、男の子は、社会実例を書くという書き方が得意になってきます。女の子は体験実例を中心に書く、という書き方に更に磨きがかかってきます。そして、男の子、女の子に共通する表現の工夫は、光る表現(言葉の森の指導上の言葉として自作名言)を書いていくということになります。
 作文以外の読書についても、一般的に女の子は本を読むのが好きです。男の子は、本よりもゲームのようなものが好きになる傾向があります。従って、兄弟で上の子が女の子、下の子が男の子という場合、上の女の子は自然に本を読みます。親がそのつもりで、下の男の子も自然に本を読むものだと思っていると男の子の読書が遅れるということがあります。
 しかし、男の子女の子とも、作文も読書も、苦手なところを直そうという発想ではなく、得意なところをほめて伸ばしていくという発想をする方が勉強が楽しくできます。兄弟に読書をすすめる場合でも、好みのジャンルの違いを生かして、それぞれの得意なジャンルを評価するという読書のすすめ方をしていくと、兄弟そろって読書好きになります。

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