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難読漢字教育の本質――幼児、小1、小2が、蜜柑とか林檎とかいう漢字を読めるようになる意義  2022年3月15日  No.4444
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●動画:https://youtu.be/nu3uxM-1asA

 ミカンやリンゴは、身近な存在です。日常生活の中で、何度も出合っています。
 その身近な存在が、そういう難しい漢字の名前を持っているのだとわかると、子供はその漢字に親しみを感じます。
 それが、やがて漢字そのものへの親しみに発展します。

 だから、成長したあと、本を読んでいて、自分が読めない漢字にに遭遇したときも、自分がまだ知らない親しい人が現れたという感覚で受け止めます。
 だから、知らない漢字は、あとで文脈の中でわかるだろうという気持ちで読み進めていけるのです。

 逆に、ひらがなや易しい漢字だけで本を読んでいた子は、漢字に親しみをあまり感じていません。
 ひらがなばかりで書かれた絵本を読んでいる子は、文字を表音文字として読む感覚が先についてしまうのです。
 だから、成長したあと、自分が読めない漢字に遭遇したとき、自分の知らないよそよそしい人が現れたような感覚になり、その漢字の部分だけが空白になり、それ以上読み進められなくなることが多いのです。

 漢字に親しみを感じるようになる時期は、小学1年生から3年生にかけてだと思います。
 日本語の母音処理が先天的にできるようになるのが、ちょうど小1から小3にかけてなので、漢字の絶対語感ができるのも、その時期だと考えられるからです。

 だから、小1から小3の間に、難読漢字に慣れておくことが大事です。
 しかし、ただ難読であればよいというのではなく、親しみの持てる実体を持った難読漢字であるということが条件です。
 基礎学力コースでは、漢字表を使ってその練習をしていますが、このあと、親しみの持てる難読漢字を更に増やす予定です。

 難読漢字は、幼児期にも有効です。
 しかし、幼児期にはもっとふさわしい教育があります。(つづく)

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