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意味ある競争は、社会を進歩させる競争  2022年11月28日  No.4580
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●動画:https://youtu.be/pvd2LDJgesA

 スポーツは、人間を熱狂させます。
 野球でも、ゴルフでも、バスケットボールでも、また、ボクシングや格闘技のようなスポーツでもそうです。
 それは、肉体が動くことによる競争なので、人間が自分の感情を移入しやすいからです。

 しかし、その熱狂の結果、何が生まれるかというと、ほとんど何も大したものは生まれていません。
 せいぜい、そのスポーツによって作られた経済の広い裾野のようなものだけです。

 技術の競争は、そうではありません。
 F1レースの競争や、スパコンの競争は、その競争の副産物として技術の進歩を生み出します。
 こういう競争が、社会を進歩させる競争です。

 これからの競争に必要なのは、創造の競争です。
 創造はそれ自体面白いので、特に競争で煽る必要ありませんが、創造に取り組む厚い層を形成するために、創造に競争が加味される必要があります。

 創造の競争に似ているのが、ノーベル賞のような科学技術の競争です。
 しかし、これは、頂点が限られているので、ノーベル賞を目指す厚い層が形成されるということはありません。

 競争の裾野を広げるためには、小学生の子供から参加でき、社会人になっても更に頂点が高くなる創造の賞を作ることです。

 その賞が広がるかどうかは、単純に賞金の額にかかっています。
 だから、これは国策として行う必要があります。

 今ある競争の多くは、欧米のペースで作られた競争です。
 日本発の新しい競争を作り、それを世界に発信していく必要があります。
 それが、創造の賞です。

 ノーベル賞を上回る質と量と多様性を持った、定期的な創造の祭典を日本から行っていくことが、競争を意味ある競争に発展させるひとつの道になると思います。

 言葉の森の作文発表会や創造発表クラスも、このような見通しで行っています。

233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
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森川林 20221128  
 意味ある競争は、相手の失敗を喜ぶ競争ではなく、相手の成功を認め、それを自身の成功に生かす競争だ。
 そういう高め合う競争には、創造の要素が含まれている。

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