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今学期の項目 ★カキの苗(小学校2年生相当)★  2006年4月7日  No.49
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  はじめに絵をかく —中心を決めるために絵をかく —

  作文を書く前に、書きたいことを絵で表します。低学年の生徒の場合は、絵をかくと何が印象に残ったのかが文章で表すよりもよくわかることがあります。文章が時系列的であるのに対し、絵は空間描写的です。文章で長く書こうとすると、朝起きてから夜寝るまでを時間の順番で書くことになりがちですが、絵をかいたところを中心に書くと焦点の絞られた作文になります。 はじめにかく絵は、色を塗ると時間がかかります。色を塗りたいときは、作文を書いたあとに塗るようにします。

  名前・数字 —名前や数字をくわしく書く—

  どこかに出かけたときなど、場所などの名前(固有名詞)や日時などの数字を書いていくと、正確な文章になります。一般に男の子は会話よりも数字や名前に関心が高く、女の子は数字や名前よりも会話に関心が高い傾向があります。数字や名前を正確に書くことは、作文の表現の面白さには直結しないので評価されることの少ない分野です。数字は縦書きで書くときは、漢数字を使うのが一般的です。

  たとえ —まるで…のよう—

  小学生の表現項目の要です。「たとえ」「比喩」という言葉よりも、「まるで……のよう」「まるで……みたい」という言葉で説明する方がわかりやすいようです。小学校低学年のときは、まだうまく使えない子が多いので、このころにたとえを使う文章を書ける子は表現力が豊かだと言えます。練習の方法としては、家庭の中でゲームのようにたとえを使うやり方が効果的で、大人も子供も楽しめます。

  思ったことを長く —結びに思ったことをくわしく書く—

  結びに思ったことを書く書き方が定着したあとに、思ったことをくわしく書く練習をしていきます。 これはそのあとの学年で、「自分だけが思ったこと」「心の中で思ったこと」を書く練習に発展していきます。  指導の仕方としては、「最後の思ったことは、できるだけ○○君だけが思ったことをくわしく書いてね」というように指導します。しかし、評価は、思ったことが書いてあればそれでよいとします。特によく書けている場合は、それを取り上げてほめるとだんだんとくわしく書くコツがわかってきます。

  縦書き漢数字 —縦書きのときは一二三……と書く—

  縦書きの数字は、漢数字で書きます。135人→百三十五人。年号などは二〇〇三年のように書きます。 横書きの数字は、算用数字で書きます。しかし、十人十色などは横書きでも算用数字にはせずにそのまま書きます。 子供に説明するときは、次のように。「縦書きのときに普通の数字で『1』『2』『3』のように書いても間違いではないけど、数字が『123』とか『1230』のように長くなると一マスに収まらなくなってしまうので、『百二十三』とか『千二百三十』のように漢字で書くといいんだよ」

  会話行がえ —会話は行をかえて書く—

  会話は行を変えて書きます。しかし、行を続けて書くことが間違いなのではありません。改行をするのは、その方が読みやすいからという理由です。 会話の二行目を一マス空けて書く書き方をしている出版物もありますが、これはレイアウトを読みやすくするための工夫ですので、子供たちが書く作文にも同じことを要求するのは無理があります。しかし、これも間違いではありません。

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