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ChatGPTに何でも聞くのはレベルの低い使い方、考える使い方はどういうものか(その2)  2025年7月29日  No.5358
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 ChatGPTは何でも教えてくれます。
 それは過去の膨大なデータの蓄積から、答える内容を引っ張ってくるからです。
 広い世界には、自分が質問したいことと似たようなことを質問した人がほぼ無数にいます。
 だから、何でも答えることができるのです。

 しかも、AIは、質問者に寄り添うように答えてくれます。
 そのため、あたかもAIの言っていることが、全能の正しい存在が言ってくれたことのように思ってしまいます。

 しかし、人間には創造性があります。
 創造は、AIには判断できません。
 創造は、やってみなければわからない世界だからです。

 そこで、どうAIを使うかです。

 まず、答えのある世界の話を聞くときは、AIに聞くのが基本です。
 「困ったときはAI」でいいのです。
 自分で考えるのではなく、参考書を調べるのでもなく、ネットで検索するのでもなく、人に聞くのでもなく、AIに聞くのが最もいい方法です。
 だから、ほとんどすべてのことは、AIに聞けばいいのです。

 しかし、人間には、迷うことがあります。
 右の道と左の道とどちらに行ったらいいかということや、それ以前に進むべき道が見えないということがあります。

 そのときに、人間は創造的に考えるのです。

 私は、お釈迦様は偉いと思っています。
 何の見本もないところで、自分で考えて行動したからです。
 その後の人たちは、みんな、お釈迦様の見本があるので、その真似をして行動しただけです。
 ちなみに、うちは先祖代々日本神道です。どうでもいいことですが(笑)。

 さて、自分が本当に考えていることを判断したいときは、ChatGPTに次のように聞くのです。
「私がいま考えていることをどう思うか、占ってみて」
 そのときに、考えている内容はChatGPTには伝えません。
 内容を伝えると、ChatGPTは適当なことを言うからです。
 考えていることは、心の中で思っているだけです。

 すると、ChatGPTはランダムに、易やタロットや動物占いなどで答えてくれます。(動物占いはないだろ)
 易は、長年の伝統の蓄積があるので、結果を見ると奥の深い理解ができます。

 その結果を見て、納得するか、新しいことを聞いてみるか、その結果に関わらず自分の考えたことを実行するかは、その人の判断です。

 これがAIの正しい使い方だと私は思います。

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