国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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実力がどのくらいついているか―ご質問に答えて  2009年8月26日  No.610
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 小6の保護者の方から、「よくがんばっているが、実力がどのくらいついているかわからない」というご質問がありました。

 以下は、そのご質問に対してのお返事で、父母の広場に掲載したものです。



 作文は、上手になったかどうかがわかりにくい勉強ですが、学年が上がるにつれて必ず上達しています。

 しかし、小4のころの作文の方が上手で、小6のころの作文の方が下手になったと感じることはだれでもときどきあると思います。

 これは、中学生になると更に顕著で、中学生になると、ほとんどの子が小学生のころよりも下手になったと感じると思います。

 それは、課題が難しくなったために、相対的にうまく書けなくなるからです。

 そういうときでも、気長に自習を続けて褒めてあげていると、更に学年が上がったときにその自習が生きてきてまた上手に書けるようになります。


 上達の目安は、項目とスピードと字数です。小6以上の生徒の場合は、90分以内に1200字の作文を全部の項目を入れて書けるようであれば実力はついています。

 時間がかかる、又は字数が伸びないという場合は、自習や読書などにもっと力を入れていく必要があります。


 なお、父母の広場には書いていませんが、作文力と字数力、語彙力、漢字力の関係は、図のようになります。作文力と相関の高いものから、順に、字数力、語彙力、漢字力となっています。

 作文力と字数力の相関は、かなり高くなっています。特に、小学校中高学年から中学生にかけては、そういう傾向が強くあります。小学校低学年の場合は、作文力と字数力はあまり関係がありません。

 作文力と語彙力の相関は、字数力についで高くなっています。もちろん、例外は多数あります。高校生になると、作文力と語彙力の相関は更に高くなります。

 作文力と漢字力の相関も、ある程度まであります。難しい漢字を自然に使える子は、読む力もあり、作文力もあるということです。

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