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音声入力の方法―構成図と作文化の間にもう一つのステップ  2009年9月2日  No.617
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 構成図の役割は、考えることです。書こうとするテーマに関する材料並べると、自分が書こうと思っている内容の全体構造が見えてきます。

 それに対し、書きながら考える従来のやり方では、すでに全体像が分かっているものなら書けますが、そうでないものに関しては、暗闇を足元の近くだけを照らすライトを頼りに走るようなものです。その結果、途中まで書いて方向が違っていることに気づき、これまでのものを消して書き直すという結果になることもよくあります。

 構成図があると、ゴールまでの道筋が見えるので安心して走ることができます。

 構成図のこのような効用を生かすためには、作文を書く前に書こうと思っていることを網羅することが大事です。

 子供によっては、書くことが分かっているから構成図なしですぐに書き始めたいという場合もあります。しかし、その結果、途中で書くことがなくなり書き続けられなくなることもよくあります。最初から構成図を書いて始めた方が、結局は長く速く書けたということも多いのです。

 構成図があると、書こうと思っていることの作文化がすぐに始められます。しかし音声入力の場合は、構成図と音声入力の間にもう一つの過程が必要になります。

 これは、構成図に接続詞や助動詞を追加することです。例えば、構成図で「構成図があれば作文化が簡単→音声入力にはもう一つの過程が必要」と書いたとしたら、そこを「構成図があれば作文化が簡単(になります)→(しかし)音声入力にはもう一つの過程が必要(です)」などと編集するということです。編集する過程で順序を変えたり、省略したりするところも出てきます。

 この方法によって、音声化が途中で止まることなく滑らかにできるようになります。

 800-1200字の作文を書く場合にかかる時間は、構成図が5-10分、構成図の編集も5-10分、音声入力も5-10分というところです。

※構成図は、現在、通信教室の中学生以上、通学教室の小3以上の生徒を対象に行っています。構成図は、10月から通信教室でも小3以上の生徒を対象に行う予定です。

※音声入力は、現在、通学教室の中学生以上の生徒を対象に行っています。


(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)

233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
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