hana02-4

ひみつのバレンタイン アジサイの森の広場
ピッチー ／ あねあ 小4

　キーンコンカンコーン

　

　キンコーンカンコン　

　二時間目のチャイムが鳴った時、私は、思いきって秀ちゃんに、　

　「今日、わたしたい物あるんだけど、何時があいてる？」　

　と言いました。　

　「わかったよ。あれね。ぼくは塾があるから、６時があいてるよ。」　

　と言ったので、　

　「わかった。じゃあ６時に行くね。やくそく。」　

　それを聞いていた、かなみちゃんが　

　「あれねー。わかった。あれでしょう。」　

　と言ったので、　「ひみつだよ。」　と言いました。　

　私はバレンタインのチョコレートを３つ買いました。いつもいっしょに帰る健二君、パパ、そしてクラスの仲良し秀ちゃんにあげるつもりで買いました。秀ちゃんの家は遠いので、約束しなければ行けません。なんだかドキドキでした。

　　ピンポーン　ピンポーン　

　私は、秀ちゃんの家のチャイムを鳴らしました。すると、秀ちゃんが、　「お母さーんほら、本当に来たじゃん。」　お母さんは、　

　「うそー。本当だ。やったね。」　言ったので、私は思わず　ブッフフフフフー　

　とふきだしてしまいました。私は秀ちゃんに、　「プレゼント。」　と言ってチョコレートをわたしました。秀ちゃんはうれしそうに、ニコニコしていました。そして、　

　「ありがとう。」　とはずかしそうに言いました。　これからもよろしくね。秀ちゃん！　今日はなんだか、うきうきした１日でした。　

　　　　　　　　　　　　　　　

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