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アイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を(facebookグループより) メグ  2012/10/24 10:58:42 57

私の場合、長男が年中・長女が乳児のときに滞米生活を終え帰国しました。上の子はそのままインターナショナルプリスクールに入園し昼間はほぼ英語のみの園生活を送りました。母親である私自身、小さい頃から読書好きで大の日本語好き(?)、当然の流れとしてわが子にも読書の喜びを知ってほしいと色々なことを試しましたが、バイリンガル環境のせいか本人生来の特質によるのか、息子は言葉がなかなか発達せぬまま、帰国当時はバイリンガルならぬダブルリミテッド(日本語と英語どちらも母語となりえない状態)の状態に陥ってしまいました。
周囲を見渡すと、インターナショナルプリスクールでは我が家と似た境遇の多くのご家庭が子どもの日本語力について悩んでおり、他の皆さんと自分の悩みを共有することができたのはありがたいことでした。
...特に私が大きく心動かされたのが、多くの親御さんが、「日本語がきちんと使えるようになってほしい」という願いを、単なる国語教育の枠を大きく超え、心の健康や自己肯定感や、その子のアイデンティティの在り方の問題を左右する親の命題として捉えられていたことでした。
家で読書をしない(表出言語が少ないので難しい本は読むのがしんどいから)、親との深い対話もない(そもそも親と子どもで母語が違うケースも)、作文は嫌い(しゃべるけど読み書きは嫌いだから)という子どもは、本当は、心も寂しいのだと思います。
子どもの理解力、思考力、創造する力を植物の蔦に例えると、蔦をぐんぐん大きく伸ばすためにはつるが巻きつくための軸となりうるしっかりとした言葉の力が必要不可欠なのだと痛感します。
バイリンガル子女の親たちの多くは、見た目はカラフルで中身は誘導形式で子どもを”わかったつもり”にさせる作文教材ではなく、子どもの心の平穏、穏やかな自己肯定感、日本にルーツを持つというアイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を、我が子に与えたいと願っているのだと思います。
その後、私はフリーライターの仕事をたたみ、「低学年の帰国子女・バイリンガルキッズの日本語力を上げることばの教室、作文教室を開こう」と決め、最初に言葉の森ネットワークの認定講師資格をとることにしました。なぜなら、日本全国の民間作文通信講座の案内やパンフレットをすべて取り寄せ、並べてみた中で唯一、言葉の森だけが「読書、音読、暗唱、対話、そして作文」を重視する、ガーデニングに例えて言うなら「土作り専門」の日本語教育をうたっていたからです。
私のほうの実際の教室運営(in大阪)まではいろいろな障壁もあり、相変わらず試行錯誤の毎日ですが、同じ志を持つ皆様とつながることで、多くのことを学びたいと考えています。
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