国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1312 今日1629 合計37878
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   理論のすすめ   えてぬ

いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。どうも矛盾には良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。それは劇薬のようなものである。劇薬には病気を治すものがたくさんあるけど、毒になる場合も少なくない。毒として敬遠するほうがよいかもしれない。そして人間はかくれた信仰のように論理に走る。飛躍は行けない。テーマの錯乱も困る。これなら対立や撞着の入り込む余地は無い。しかしその論理とやらは塩のぬけたしるこのようなものということに人間も直感で気がついてきた。僕は矛盾は悪いイメージがあるし、いけないと思う。その理由は二つある。
 一つ目の理由は会話で困るからだ。理にかなっていない会話は聞いてもあまり意味がない。僕は前このような会話を体験した。
「僕はこのテレビを見たけれど、きみは何を見た。」
とぼくがいうと、
「ぼくもこのテレビをみたよ。おもしろかったべー。」
と友達が言う。しかし話が続くうちに
「僕、じつは見てないんだ。」
それは最初と矛盾している。会話の意味が無くなった。
 二つ目の理由は、矛盾は限りなくウソに近い。例えば、この掃除機は吸引力が強い等といっといて全然強くない。最近も生命保険おめがお金を払っていなかった。保険の宣伝と矛盾しているじゃないか。例えば、某社の堂堂人生や任せて安心終身保険など。真逆の事をやっている。矛盾という字はほことたてという字だ。ほこは槍のように突くものだそうだ。中国のある商人が矛を
「どんな盾でも突きぬける。」
と褒め称え盾を
「どんな矛も防げる。」
と褒めたが客の一人が、
「その盾とその矛はどちらが強い。」
というと商人は答えに窮してしまった。はっきり言って無責任だ。責任取れよ(笑)。
 確かに、矛盾しているとかた苦しいし矛盾があると面白い。それに新しい発見があるかもしれない。しかしやっぱり矛盾があると言葉は悪いが、ふざけた会話になってしまうのである。存在するものには良い悪いの前にすべてそれなりの理由がある。ということばがある。やっぱり矛盾はふざけている。

   講評   jun

 矛盾について否定的な立場で意見文を書くことができました。構成もしっかり書けています。
 反対意見の「矛盾しているとかた苦しいし」は、「矛盾していないと」の間違いでしょうか。最後の「ふざけている」という言葉は意見としては不適切なのでもう一工夫してみましょう。
                             

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)