国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾の時と場合   まいボウ

 矛盾には良いものと悪いものがある。悪い矛盾というのは、互いに相殺しあって無為無能の状態となる結果を招くようなものだ。しかし、論理的な一貫性がありすぎると、自家撞着におちいる。芸術では、矛盾がないと面白い作品は作れない。<要約>私は矛盾があった方が良いと思う。矛盾は世の中にとって、なくてはならない大切な物の一つだと思うからだ。矛盾がよいと思う理由は二つある。<第一段落>
 まず理由その1。矛盾はまじめな人にはあまり理解できないことだと思う。例えば、お笑いテレビ。芸人はいつもみんなを笑わせるために、少し変な矛盾するような事を言う。少しずれたことを言わないと、みんなが笑ってくれないからだ。お笑い芸人がまじめな事を言ってみんなを笑わせる、と言うことはめったにない。だから、お笑いテレビを見るときはまじめな考えは捨てて、お笑い芸人の中に自分も入っていく勢いで見なくてはいけない(笑)。そして、矛盾のことを優しく理解することも大切だ。<体験実例1>
 理由その2。図工の作品や物語は少し矛盾していることがある。魔法の世界に入っていったり、この世に存在しない物が色々でてきたりする。後から今までのことが嘘のようになることもある。そのような矛盾したことを、「おかしいなここは!!」と思ってはいけない。「おかしいな、でも物語だもんね。」と矛盾を受け入れることが大切な事なのではないのだろうか。<体験実例2> 
 矛盾は大切なことだ。しかし、いつまでも矛盾の世界に捕らわれていてはいけない。時と場合を考え自分の立場を考えなければいけないのだ。「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである」と言う名言のように、時と場合を考え矛盾を利用し、楽しい人生を生きていきたい。<反対意見への理解>

   講評   inoro


こんにちは、まいボウさん。なるほど、まいボウさんの感想文を読み、矛盾は「笑い」や「創作」、「物語」などで大活躍しているものなのだなぁと気づかされました。
                   
矛盾があった方が良い(●是非の主題)を貫いた感想文が書けています。
理由を入れる時は、「(理由は)〜だからだ。」というフレーズを使うと良いでしょう。お笑いの例、図工の例など、イメージを広げる話題を上手く使っています。自分(まいボウさん)自身は、お笑い芸人のTVは大好きかな? (先生もやっぱり好きです。) 
 「●反対意見への理解」もよくできています。「確かにBという意見もあるだろう、しかしAが……」という「確かに」という言葉はわりと大切です。整理して書きやすくなるので、今度試してみてね。「●名言」、お見事です!
まいボウさんの感想文を読み、さらに「矛盾」が好きになった先生です(笑)。先生も気づかされることがいっぱいでした。大変良くできましたね!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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